こんにちは!総合商社マンです!1671に異変が発生したぞ!!
WTI原油連動型ETF(1671)にロールオーバー発生!!
WTI原油連動型ETF(1671)にロールオーバーが発生しました。前に別のブログ記事でもお伝えしましたが、昨今の原油の暴落の影響から4/21より1671の運用会社のシンプレクス社が運用限月の開示を開始しているのですが、本日の開示情報を見たら発生していましたよ、ロールオーバーが。
※まだ原油ETFの仕組み分かってないよ!という方はここに纏めているので御覧ください!
御覧の通り、先日6月限月をロールオーバーした時から、既に7月限月と8月限月の両方で運用はしていましたが、その比率が変わっているのです。このリリースだけ見ても変化が分からないと思いますので、以下の表を見てください。
日付 | 2020/04/23 | 2020/04/28 | 2020/04/30 | |||
限月 | 買い建て玉 | 比率 | 買い建て玉 | 比率 | 買い建て玉 | 比率 |
6月限 | - | - | - | - | 0% | |
7月限 | 24,064 | 80% | 23,361 | 73% | 14,130 | 46% |
8月限 | 6,025 | 20% | 8,534 | 27% | 16,277 | 54% |
合計 | 30,089 | 100% | 31,895 | 100% | 30,407 | 100% |
4/23時点で6月限月は既に無くなり7月、8月限月もので運用に切り替わっていたのですが、一度4/28に7月限月を8月限月に一部ロールオーバーしているのが分かりますよね。そして本日のリリースで再度7月ものを一部8月ものにロールオーバーした結果、現在8月ものの比率が54%となり、7月ものより多くなりました。
原油7月限と8月限の価格
原油の7月限と8月限の価格はどうなっているでしょうか。この記事を執筆している時点で以下のようになっています。
御覧の通り7月限で21.15ドル、8月限で23.92ドルとなっており、この二つの限月間は13%程度スプレッドがあることが分かります。従来この詳細情報の開示は無かったので過去どのようにロールオーバーをされていたのか正確には分かりませんが、これは推測ですが昨今の原油暴落の事情を考慮して、少しずつ期先のものにロールオーバーしていくのでしょうね。
今後の1671運用方針(推測)
これは完全に私の勝手な予想ですが、もしかすると直近限月の値動きが荒すぎるので、しばらくは直近限月の運用はしないのかなと思ってきました。言い換えると、今は直近限月先物は6月限ですが、次の7月限が直近限月に切り替わる5月後半には既に7月物はポートフォリオに入れずに、8月限・9月限の玉で運用していくのかなと推測します。実際別の原油ETFの野村原油先物ETF(1699)は12月限まで入れていたりします。ま、そのほうが原油の暴落を可能な限り避けられて、手堅い運用になりますしね。
しばらくこのリリース情報デイリーで追いかけてみます!
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