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【総合商社】投資の神様バフェットが5%出資で5大商社の筆頭株主に!?

こんにちは!総合商社マンです!サプライズニュースだったバフェット砲を喰らった5大商社。一躍筆頭株主に躍り出た!?

 

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バフェット砲を喰らった5大総合商社

8/31にウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイ社が5大総合商社を青田買いしたというニュースが市場を駆け巡りましたね。

 

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その結果総合商社の株価は連日大商いで上昇しています。

 

8/31終値

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9/1終値

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9/1は配当利回りの一番高い三菱商事に資金が集まった状況ですね。

 

上記は8/31終値ベースですが、9/1終値でも三菱商事の配当利回りが5.17%と最も高い状態となっています。

また連日の株価上昇でもPBRで見ると如何に総合商社株が割安放置されているかが分かるかと思います(地銀ほどではないですが笑)。

 

これぞコングロマリッドディスカウントか。。。この割安どころをバフェットは狙ってきたということなのかな。であれば地銀も買いましょう。笑

さて、話が逸れました。今回の本題はこのバフェット砲を喰らった5大総合商社の株主構成にフォーカスをしてみて、今回の件でウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイが買い付けをした5%のインパクトを見てみたいと思います!

 

5大総合商社の株主構成

5大総合商社の株主構成ってご存じですか?これは四季報とかを見ると上位株主が掲載されているので見ることが出来ますよ。ただ、まだ今回のバークシャーハサウェイの株式取得は四季報には反映されていない模様です。

とりあえず現状確認出来る各社の上位株主を見た上で、今回のバフェット砲の5%のインパクトを考察してみたいと思いますよ!

三菱商事の株主構成

三菱商事の株主構成は以下の通りです。

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ずらりと信託口が並んでいますね。信託口は年金(GPIF)だったり日銀のETF買いだったりなので、個別の企業が株主というわけではないですね。

強いて言うなら三菱重工が2%を信託口経由で保有しているくらいで、これといって大口の株主はいないのが分かります。

一つ気になるのは「バンクオブNYノーウェストウェールズファーゴ」が4.4%の株式を保有していますが、このウェルズファーゴはバークシャー傘下だったはずです。これが今回発表した件の持ち分なのか、単純に信託口としての保有なのかは不明です。

 

伊藤忠商事の株主構成

伊藤忠商事の株主構成は以下の通りです。

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伊藤忠商事も基本は信託口がメインですが、三菱商事と少し異なる部分があります。それは4番目に記載のあるCPワールドインベストメントで4%を保有している点です。

このCPという企業は伊藤忠商事が資本提携しているタイの財閥企業で、このCPと一緒になって中国国営企業のCITIC社に出資をしている状況ですね。

また伊藤忠商事のメインバンクであるみずほ銀行が1.9%の保有となっていたりします。

それ以外はだいたい信託口メインの株主構成となっています。

 

三井物産の株主構成

三井物産の株主構成は以下の通りです。

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三井物産の株主構成も信託口がずらりと並んでいますね。個別企業名で大株主となっているのは三井住友銀行の1.4%のみです。

 

住友商事の株主構成

住友商事の株主構成は以下の通りです。

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住友商事も他社と似たように信託口がメイン株主となっている状況です。ここでもバークシャーハサウェイ傘下のウェルズファーゴが4.4%の株主として掲載されていますが、これが今回のバフェット砲と関連しているものなのかは不明です。

 

丸紅の株主構成

丸紅の株主構成は以下の通りです。

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丸紅も似たり寄ったりですね。信託口がずらりと並んでいます。個別企業でいうと丸紅のメインバンクであるみずほ銀行が1.7%保有しているくらいです。

 

バフェット砲のインパクト考察

バフェット砲のインパクトを考察してみましょう。

ここまで5大総合商社各社の株主構成を見てきましたが、共通して言えることは信託口を除いて一企業が5%以上の株主として存在している5大総合商社は無いという点です(ちなみに双日も同様。豊通はトヨタが21.5%保有)。

一方バフェットが今回発表した総合商社各社の持ち株比率は以下の通りです。

  • 三菱商事:5.04%
  • 伊藤忠商事:5.02%
  • 三井物産:5.03%
  • 住友商事:5.04%
  • 丸紅:5.06%

つまり今回のバフェット砲のインパクトをシンプルに言うと

 

バフェットが一躍5大総合商社の筆頭株主に躍り出た

 

ということなのです。

5%出資という数字だけみるとあまり大きく無いよう聞こえるかもしれませんが、実態は5大総合商社の最大の株主になったということで、そう聞くと今回の出資という情報のマグニチュードが分かるかと思います。

また一点付け加えると、総合商社の株主に軒並み名前を連ねている信託口は、いわゆる「物言う株主=アクティビスト」とは異なり、経営に口を出したりはしないという理解なので、今回のバフェット率いるバークシャーハサウェイという投資会社が主要株主になったことも総合商社の経営陣にとっては相当のプレッシャーになり得るのは想像に難く無いですね。

 

 

 

最後に:経営陣がバフェットとどのような対話をするのか注目

今回のバフェット砲を受けて総合商社各社の経営陣がどうバフェットと対話をしていくのか個人的に注目しています。

今回の出資を受けて各社は特にIRは出していませんが、記者に対していくつかコメントを出しているようです。

以下はブルームバーグ記事からの抜粋です。

住友商の広報担当は、大量保有報告書やバークシャーのウェブサイトで発表内容は確認しており、5%強の大株主になることからしっかりと対話したいと述べた。

 

伊藤忠の広報担当は、世界有数の投資家が商社に関心を示してくれたことは良いニュースと受け止めており、今後の商社業界に対する起爆剤になるとの見方を示した。

 

三菱商の広報担当は取材に対し、バークシャーから事前に連絡があったとした上で詳細は答えられないと回答。期待に応えられるよう社員一丸となって企業価値の向上に取り組むと話した。※ブルームバーグから引用

 

三井物の広報担当は、取得について認識しているものの経緯は承知していないと述べた。※ブルームバーグから引用

 

丸紅は特定の投資家による株式保有に関してはコメントを控えるとしている。 ※ブルームバーグから引用

この記者からの質問一つ取ってみても各社のカラーが見えて面白いですね。

先ほども書いたように年金等の機関投資家とは異なるバフェットによる投資ということで、今後経営陣にどのような要求をしてくるのか、バフェット&バークシャーハサウェイの一挙手一投足から目が離せませんね!(一従業員の私としてはバフェットに首切りリストラされないように頑張ります笑)。

 

ということで今回は以上です!

 

尚、企業分析を学びたいという方は、Twitterで仲良くさせて頂いている「たりたり社長」が書いた以下本はおススメです。今ホットな総合商社の雄、三菱商事を例に挙げて企業分析方法を紹介している良書です!

 

 

ということで今回は以上です!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。  

「投資は楽しく!」がモットーです!

 今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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