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注目の高配当株でポートフォリオ組んでみた

こんにちは!総合商社マンです!高配当株だけでポートフォリオ組んでみたよ!!

 

皆さんこんにちは!

コロナショックで株価が暴落して年初来高値の24,115.95円から一時16,300円を付けた日経平均ですが、足元は落ち着きを取り戻しつつあり19,000円台で推移しています。

かくいう私はこの暴落相場の前は3,000万円程度株を運用していましたが、現在は500万円近く目減りをして2,500万円程度になっています。トホホですね。笑

とはいえ、こんな相場なかなか経験出来ることでもなく、あまり凹まずに、というかむしろ何故か日々の乱高下を楽しんでおります。ちなみにコロナ暴落の後は実は日本株何も買わずに米国株や原油ETFで遊んでました。笑

そんな状況ですが、今回はこのコロナショックの最中に手元資金を使って有名どころの高配当株でポートフォリオを組んでみるとどうなるのかやってみたいと思います。

 

なぜ高配当株でポートフォリオ?

 

高配当株でポートフォリオをこの相場の最中組んだらどうなるのでしょう。これを言ったら「じゃーやるなよ」って言われそうですが、個人的にはこういう暴落相場の時はPERやPBRや配当利回りはあまり意味ある数字にはならないとは思っています。笑 来期も今の配当が維持されるとも思っていません。笑笑 ただ一方で、コロナ禍が落ち着けば実力値の配当に戻り、加えて株価の上昇から配当利回りも現実的な数字になっていくかなとも思ったりしていて、高配当株でポートフォリオ組んでみようと思い立った次第です。予算はとりあえず100万円で6銘柄くらいでポートフォリオを組成してみることにします。

 

高配当株のスクリーニング

 

高配当株のスクリーニングでどの銘柄に投資をするか決めます。「高配当利回り=リスクが高い」ということですので、さすがに倒産リスクの高そうなところには手を出したくありません。笑 そこでどこがいいかなーと調べていたら楽天証券でいい感じのリストがありました。

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参照元:楽天証券ホームページ

 

どれもこれも有名企業ですが、コロナショックもろに受けている業種が並んでいますね。笑 例えば小売りのスシローとかはお客さんこないでしょうし、原油安で巨額損出したばかりのJXTGとかとか。やはり高配当=高リスクであることが見て取れます。ってことで、決算書を見て倒産リスクの低い高配当株をこの中から業種をちりばめる感じで選んでみます。先ほども言った通り予算は100万円で、以下銘柄を選んでみました。 ※配当利回りは4/14時点

  • 2914 日本たばこ産業 約197,000円(7.8%)
  • 8591 オリックス   約125,000円(6.1%)
  • 8316 三井住友FG     約283,000円(6.4%)
  • 6301 小松製作所   約190,000円(5.8%)

 

日本たばこ産業

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日本たばこ産業はJTのことですが、先日ブログで業績を紹介したばっかりだったので、とりあえず入れてみました。笑 年初高値の2,500円から足元1900円台の25%近い下落です。ESG投資の逆風だったり、たばこがコロナリスクを高めると言われていたり、のれんのリスク等々色々ありますが、過去に積み上げた利益剰余金が個人的には魅力です。株主優待は今買っても今年の12月の権利確定日にはもらえる権利付かず2021年12月とだいぶ先になるので、そこは期待していません。その辺の事情も含めた先日のJT分析記事を見たい方はこちらからどうぞ。

 

www.sogoshoshaman.com

 

オリックス

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オリックスも先日ブログ内で紹介しました。2月の1,900円台から現在1,200円台で37%の下落です。航空ビジネスのリスクはあるものの、投資妙味ありと判断して今回ポートフォリオに入れてみました。株主優待も魅力的ですね。ま、私海外にいるので受け取れませんが。笑 つい先日書いたオリックスの業績分析記事を読みたい方はこちらからどうぞ。

 

www.sogoshoshaman.com

 

三井住友FG

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三井住友FGは2月の4,000円から下落して現在2,800円台、30%の下落です。三井住友FGはここ数年の日銀の低金利政策で他の銀行同様厳しいものの、日本の上場企業の中で数少ない「累進配当」を掲げている企業ってことでポートフォリオに入れ込こんでみました。

株主還元方針: 三井住友フィナンシャルグループ

 

小松製作所

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小松製作所ですが、世界的な景気鈍化で建設需要の縮小が懸念されてだいぶ売り込まれています。年初2,600円から下落して現在1,900円台、27%の下落です。一方で、先進国では労働力不足が今後懸念されている中でICTビジネスにも取り組んでおり、将来的に伸びしろはありと判断してポートフォリオに入れ込んでみます。

 

これで約投資額80万円です。それ以外にこのリストから選ぼうかなとも思いましたが、例えばSUBARUは米国一本足打法過ぎますし、ソフトバンクは親会社のSBGがおかしなことになっていてソフトバンク株追加で売却なんてことになっても嫌なので避けました。笑 それ以外の企業も個人的にあまり惹かれなかったので、残りはこのリスト以外から選ぶことにします。

  • 8002 丸紅   約50,000円(6.97%)
  • 4324 電通   約200,000円(4.78%)

丸紅

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丸紅は今回のコロナショックの影響もあり、先日巨額の赤字転落となるプレスリリースを出したばかりです。2月の800円から現在500円、38%の下落です。この赤字転落の実際のところはコロナショックの影響に合わせて、もともと上手くいっていなかった食糧ビジネスもどさくさで一緒に減損を引き当てたというのが実態のところでしょう。それについて詳しく知りたい方は以下記事をどうぞ!

 

www.sogoshoshaman.com

 この上の記事で詳しく書いていますが、丸紅の今回の減損にあたっての原油価格前提は38ドル程度です。一応今回減損引き当てたので、将来的なリスクは多少なりとも軽減されていますが、それでもまだ追加の減損リスクは残ります。ただ原油がずっと今の20ドル台で推移というのもあまり現実的ではないかなと淡い期待を私は持っており、V字回復を期待してポートフォリオ入れ込みました。5万円だけね。笑

電通

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電通に関してはなんといってもこのチャートが魅力的過ぎました。笑

年初の3,800円から現在2,000円程度、なんと47%の下落です。それもそのはず、電通は直近の決算発表で営業赤字となっており、決算ボロボロな上に、コロナによる東京五輪の延期でダブルパンチなのです。現在の電通のリスクはそれに加えて2013年以降海外でのM&Aを加速化して買収を急ピッチで進めてきた結果、のれんが7,000億円相当にまで積みあがっています。日本基準なら徐々に減価償却出来ましたがIFRSでは減価償却出来ず毎期減損テストを行い評価するので、価値が下がっていれば減損引き当てで大損ということもあり得ます。この点はリスクです。ただ、一方で海外M&Aを進めた結果、世界的にも上位にランクする広告会社になっており、まだまだ成長余力はあるかなと期待を込めて今回ポートフォリオに入れ込みました。

 

 高配当株ポートフォリオ

 

 高配当株ポートフォリオを組成する銘柄選びが終わったので纏めると以下の通りです。

銘柄 購入単価(仮)

配当利回り

(4/14時点)

配当額
三井住友FG              283,000 6.40%          18,112
電通              200,000 6.97%          13,940
JT              197,000 7.80%          15,366
小松製作所              190,000 5.80%          11,020
オリックス              125,000 6.10%            7,625
丸紅                50,000 4.78%            2,390
合計            1,045,000 6.55%          68,453

 

 ちょっと予算オーバーですが合計で104万5千円、利回り6.55%、年間配当税前で68,453円のポートフォリオです。ま、来期の減配は絶対あると思うので(特に電通、丸紅は怪しい。笑)あくまで現時点の配当利回りです。

 

high-dividend-portfolio

個人的に自信がある株を松竹梅で並べるとこうなるかな。(うまくいくように縁起良く松竹梅で。笑)

  • 松:三井住友FG、オリックス、小松製作所
  • 竹:JT
  • 梅:電通、丸紅

ってことで明日から順次このポートフォリオ作るために株買ってみまーす。一度には買わずにちょろちょろとね。さてさて、どうなることやら。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!