こんにちは！総合商社マンです！伊藤忠商事が2021/5/31時点の自社株買い進捗状況をプレスリリースしたよ！
伊藤忠商事が自社株買い進捗のプレスリリースを発表(6/1)
伊藤忠商事が6/1に自社株買いの進捗に関するプレスリリースを発表しました。
伊藤忠商事は2020年6月12日に総額700億円の自社株買いを発表し、実際に買い始めたのは2020年7月からでしたね（以下記事詳細）。
今回発表したのは2021/5/1～5/31の期間での自社株買い進捗状況内容になります。前回4月も自社株買いはありませんでしたね。今回の進捗状況は特に個人的に注目しています。その理由はもう自社株買い期限が今月6月11日に迫っているからです。
詳しいリリース内容を見る前に、現在行っている伊藤忠商事の自社株買い概要を簡単におさらいしておきましょう。
【取得に係る事項の内容（2020年6月12日公表分）】
- 取得対象株式の種類 ：当社普通株式
- 取得し得る株式の総数 ：35,000,000株を上限とする(発行済株式総数（自己株式を除く）に対する割合約2.3％)
- 取得し得る株式の総額 ：700 億円を上限とする
- 取得期間 ：2020年 6 月12 日～2021 年6月11日
もう残すところ11日間だけです！
さて、現在伊藤忠が行っている自社株買いを発表した際の記事は以下です。
詳しくは上記記事をご覧頂ければと思いますが、伊藤忠が現在行っている700億円の自社株買いは、2020年6月12日に発表されたものです。ただし、実際は2019年6月12日～2020年6月11日で設定されていた700億円の自社株買いを1円も発動せずに持ち越したものとなっています。
昨年自社株買いを発表したのに発動しなかったのは昨年の自社株買い期間中に株価が「史上最高値更新」をしていたことや、「ファミリーマート買収の件でインサイダー情報があったこと」が理由だったようです。
今までの買付はこんな感じ。
6月：0円
7月：56億円
8月：0円
9月：0円
10月：44億円
11月：0円
12月：0円
1月：0円
2月：35億円
3月：0円
4月：0円
5月：？？←今回
はい、ということでそんな伊藤忠商事のプレスリリースの内容を早速見てみましょう！
※当記事掲載のスライドは伊藤忠商事のプレスリリースからの抜粋です。
プレスリリースの内容(2021/6/1)
伊藤忠商事が2021/6/1に出したプレスリリースの内容を早速見てみましょう。
5/1～5/31の期間の自社株買いの進捗状況はこちらです！
はい、今月も買い付け額はゼロです！！！きりっ
もうこのセリフ、毎月過ぎて飽きたな我ながら。笑
今年2月の35億円の買付の取得平均は3,212円でしたが、3月もゼロ、4月もゼロ、そして5月もゼロです。ゼロゼロゼロ！！！
その結果、買付の累計金額は合計枠700億円の内、135億円で不変です。
時系列で見ると以下の通りです。
時系列
6月：0円
7月：56億円
8月：0円
9月：0円
10月：44億円
11月：0円
12月：0円
1月：0円
2月：35億円
3月：0円
4月：0円
5月：0円←今回
合計：約135億円/700億円（余力565億円）
もう一度言います。現在伊藤忠が設定している700億円の自社株買い枠は本来2019年6月12日～2020年6月11日に買い付けが行われる予定だったものを、1円も買付せずに現在の期間である2020年6月12日～2021年6月11日に持ち越したものです。それでも総額700億円の内、5月末時点での買い付け額は135億円にとどまっています。
これももう一度言いますが、2019年から始めた際に1円も買付をしなかった理由にファミマの買収というインサイダー情報を持っていたことを挙げていました。この買付状況だけ見るとさ、、、
伊藤忠またなんかインサイダー情報持ってるんじゃね！？
って思ってしまうのが自然ですよね。笑笑
ちなみに先日伊藤忠が公表した20年度決算発表資料内に株主還元方針に関するスライドがあったので見てみましょう。
自社株買いについては「従来通り、キャッシュアロケーションの状況に鑑み、機動的・継続的に実行します」という分かるようでよく分からない文言が記載されているだけです。決算説明会の質疑応答もIRページに掲載されているので見てみましたが、特に自社株買いに関する質問もなかったのが残念です。
最後に：伊藤忠の自社株買いの今後のシナリオは？
今回伊藤忠商事の自社株買い状況のリリース内容を見てきましたが、結局5月の自社株買いを発動せずに終わりました。
ここからはあまり根拠のない希望的な個人的予想ですが、今後のシナリオはこんな感じになるのではと勝手に思っています。
- このまま6月も買付せずに終了
- 6/11の買付期間終了とともに残枠の継続をリリース
- 加えて、＋αの自社株買い枠を設定することを発表
本当に根拠のない、勝手な想像ですので悪しからず。笑
結局自社株買いを全然してくれない伊藤忠ですが、それでも20年度は王者三菱商事を抜き去り1位をゲット、そして21年度も引き続きの1位を確保しそうな勢いです。最近は上場来高値を更新後株価軟調に推移してきているので、このあたりで何かサプライズを期待したいところです！
伊藤忠の最新決算は以下記事に纏めてありますので興味あれば御覧ください。
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- JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル（1,500万円程度）と発表。
- イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
- 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
- VISAも仮想通貨に参入
- 米コインベースがナスダックに上場
次のイベントとなり得るのは米フィデリティのビットコインETF承認ですね！これが実現すると機関投資家のお金も流入する可能性が高まります！
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ということで、以上になります！
当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました！
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