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【伊藤忠商事】超絶悲報!?自社株買い枠使い切らずに延長も無く終了!(2021/6/1)

こんにちは!総合商社マンです!伊藤忠商事が2021/6/14に自社株買い終了をリリースしました!超絶悲報の枠を使い切らずに終了です!

 

伊藤忠商事ロゴ

  

 

伊藤忠商事が自社株買い終了をプレスリリース(2021/6/14)

伊藤忠商事が6/14に自社株買いの取得状況及び取得終了に関するプレスリリースを発表しました。伊藤忠商事は2020年6月12日に総額700億円の自社株買いを発表し、実際に買い始めたのは2020年7月からでしたね(以下記事詳細)。

 

www.sogoshoshaman.com

 

今回発表したのは2021/6/1~6/11の期間での自社株買い進捗状況と、取得期間到来で自社株買い終了に関するものになっています。

伊藤忠の自社株買い進捗状況はこのブログの中で毎月追いかけてきていましたが、買付はほとんど行われてきておらず、今回の期日到来でどういった対応を取るのか注目されていましたが、この度結局枠を使い切らずに終了となっています。

 

詳しいリリース内容を見る前に、伊藤忠商事の自社株買い概要を簡単におさらいしておきましょう。

 

【取得に係る事項の内容(2020年6月12日公表分)】

  1. 取得対象株式の種類 :当社普通株式
  2. 取得し得る株式の総数 :35,000,000株を上限とする(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合約2.3%)
  3. 取得し得る株式の総額 :700 億円を上限とする
  4. 取得期間 :2020年 6 月12 日~2021 年6月11日

赤字の部分の通り6/11が買付期間最終日だったので、その翌営業日となる6/14に発表となったわけですね。

 

さて、この伊藤忠が行っていた自社株買いを発表した際の記事は以下です。

www.sogoshoshaman.com

 

詳しくは上記記事をご覧頂ければと思いますが、伊藤忠が今回終了を発表した700億円の自社株買いは、2020年6月12日に発表されたものです。ただし、実際は2019年6月12日~2020年6月11日で設定されていた700億円の自社株買いを1円も発動せずに持ち越したものとなっていました。

昨年自社株買いを発表したのに発動しなかったのは昨年の自社株買い期間中に株価が「史上最高値更新」をしていたことや、「ファミリーマート買収の件でインサイダー情報があったこと」が理由だったようです。

 

今までの買付はこんな感じ。

6月:0円

7月:56億円

8月:0円

9月:0円

10月:44億円

11月:0円

12月:0円

1月:0円

2月:35億円

3月:0円

4月:0円

5月:0円

6月:0円←今回

 

はい、ということでそんな伊藤忠商事のプレスリリースの内容を早速見てみましょう!

※当記事掲載のスライドは伊藤忠商事のプレスリリースからの抜粋です。

 

プレスリリースの内容(2021/6/14)


伊藤忠商事が2021/6/14に出したプレスリリースの内容を早速見てみましょう。

まず先に自社株買いの取得結果から見てみます。こちらがそのリリースの抜粋です。

伊藤忠商事プレスリリース(20210614-1)

ポイントを箇条書きします。

  • 6月1日~6月11日の買付額は0円。
  • 全期間を通しての自社株買い取得額は約135億円。
  • 取得した株式の総数は5,213,100株。

もともと発表していた自社株買い枠は総額700億円でしたので19%程度しか取得していないことが分かりますね。そして平均取得単価は2,598円となっています。

 

先日ツイッターで冗談で以下のツイートをしましたが、当たってしまった感が否めなません。笑

 

 

冗談はさておき、この自社株買い終了リリースにおける説明文を見てみましょう。こちらです。

伊藤忠商事プレスリリース(20210614-2)

 

ちょっと画質がイマイチなので抜き出してみましょう。

 

当社は、2020年6月12 日開催の取締役会において、会社法第165 条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156 条の規定に基づき、自己株式の取得に係る事項を決議しました。その取得状況について、下記のとおりお知らせいたします。

なお、上記取締役会に基づく自己株式の取得は、2021 年6月11 日をもちまして終了いたしました。当社は、従前より、成長投資・株主還元・有利子負債コントロールの3 つのバランス を図り、高ROE を実現していく財務方針等を継続することで、持続的な企業価値の向上を着実に実践しております。

今回の自己株式の取得につきましては、当該取得期間における当社株式の株価上昇の状況等を踏まえつつ、柔軟な対応を実施しましたが、決議した株式の総数または取得価格の総額の上限には至っておりません。

なお、2021 年度より新たな中期経営計画を開始していることから、当該自己株式取得は一旦終了しておりますが、引続き、キャッシュアロケーションの状況に鑑み、自己株式取得を機動的・継続的に実行していく方針に変更はありません。

 

まさかの枠を持ち越しせずに自社株買いそのものを終了してしまいました。。。個人的には使わなかった枠を再度期間延長して買付してくれると期待していましたが、それをせずに終了です。悲報ですねこれは。

 

 

株主から上のような声が聞こえてきそうです。笑

 

ただし、「キャッシュアロケーションの状況に鑑み、自己株式取得を機動的・継続的に実行していく方針に変更はありません」とも記載しているので、今後の状況次第では再度自社株買いを設定する可能性も残しているという状況ですね。

 

ちなみに先日伊藤忠が公表した20年度決算発表資料内に株主還元方針に関するスライドがあったので見てみましょう。

伊藤忠商事決算202103-8

自社株買いについては「従来通り、キャッシュアロケーションの状況に鑑み、機動的・継続的に実行します」という同じような説明が記載されています。ただもう一度言いますが、この700億円の枠は2019年から持ち越ししたものだったので、さすがに今回の期間中に買付をして欲しかったですね正直。

 

最後に:自社株買い終了で株価は大きく下落

今回伊藤忠商事の自社株買い終了に関するリリースの内容を見てきましたが、本日このリリースを受けて株価は▲3%近い大幅は下落となりました。失望売りでしょうね。出来高も増えて下落しています。

 

伊藤忠株価チャート20210614

 

ちなみに伊藤忠の株主還元に関して5月12日に行われた伊藤忠の20年度決算説明会における質疑応答で、自社株買いに関しては特に言及ありませんでしたが配当については以下の様なやり取りがあります。

 

Q:中計期間中に達成する連結純利益6,000 億円に対して、配当金100 円/株では配当性向25%程度であり、商社セクターでも他業界でも低い水準。100円/株は上限ではない」との説明があったが、今回の公表において投資家が落胆したのはこの点に尽きる。18 年度に公表した「中長期的な株主還元方針」において「将来的に配当性向 30%を目途」と掲げている点との差をどのよ引こ考えているか。今後、上方修正する余地はあるか。

A:酉己当性向を中長期的に引き上げてい<方針に変更は無いが、その時間軸を中計期間中として打ち出すよりも、今は実額ベースで着実に増配することをお示しすることが重要と考えた。株主還元後実質FCF 黒字の考え方を維持し、株主還元・成長投資・有利子負債コントロールの3 つのバランスを取る方針が、現在の株価評価に繋がっていると理解しており、同時に、累進配当や利益成長によるEPS の持続的成長を目指す方針についてもご評価頂いていると認識している。21年度の配当金94円/株はあくまでも「下限値」であり、上方修正の含みも公表資料中でお伝えしている中で、実額ベースで着実に配当金を上げていくことを重視した。商社比の相対感で見劣るように見える配当性向について言えば、この中計期間のどこかで100円/株に到達したいと考えているが、それはあくまでも「下限値」と捉えてほしい。キャッシュ・アロケーションを考える場合、他商社比で厚みが足りない株主資本については一定程度の拡充を図る必要性があり、ビジネスモデル変革のための成長投資についても今後着実に実行していく必要性がある点を考慮すると、初めから株主還元への配分のみに過度に重きを置くことは出来ず、バランスをとる必要がある。今後の成長投資の進捗や営業CF の積み上がり等を踏まえて、配当性向30% に近づけていきたいと考えている。

 

ここでも記者から累進配当はしているものの株主還元、特に配当性向に関して不満が表明されていますね。会社としては「増配」に重きをおいていることが繰り返し説明されています。成長投資についても実行していく必要があるということらしく、公表した自社株買いをしないのであれば、お手並み拝見、業績と株価上昇で株主に報いてくれることを期待しましょう。笑

 

 

ま、自社株買いを全然してくれない伊藤忠ですが、それでも20年度は王者三菱商事を抜き去り1位をゲット、そして21年度も引き続きの1位を確保しそうな勢いです。株価にもそれが反映されて上場来高値を更新して欲しいものですね!

 

尚、伊藤忠の最新決算は以下記事に纏めてありますので興味あれば御覧ください。

 

www.sogoshoshaman.com

 

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ということで、以上になります!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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