こんにちは!総合商社マンです!累進配当銘柄の一つである日本エスコンが累進配当政策を撤回です!
日本エスコンが累進配当政策を撤回
超絶悲報です。日本エスコンが累進配当政策をさくっと撤回してしまいました。累進配当政策というのは「配当を減配せず、維持もしくは増配を目指す政策」で、日本エスコンはその数少ない累進配当銘柄の一つでした。
以下の記事でも累進配当銘柄の1社として紹介していましたが、あとで日本エスコンはばっさり削除します。笑
そんな累進配当を撤回した日本エスコンのプレスリリースを見てみましょう。
日本エスコンのプレスリリース
日本エスコンが発表したプレスリリースを見て行きます。こちらです。
思いっきり書いてありますね、「累進的配当政策について、見直すことを決議」って。株主さん、どんまいです。
この撤回理由はなんなんでしょうか。
ま、一言で言うなら「コロナ」ですね。色々書いていますが、ま、「コロナ」です。笑
累進配当政策撤回に関してもうちょっと読み進めてみましょう。
文字が小さいので以下に抜粋します。
当社は、2016 年 11 月より配当政策の方針として累進的配当政策(1 株当たりの配当額を前年度の 1 株当たり 配当額(DPS)を下限とし、原則として 「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」 とする配当政策)を導入し継続してまいりましたが、前述1.に記載のとおり、先行きが極めて予測困難な状況下であることから、内部留保の一層の充実を図る必要があると考え、「累進的配当政策」を見直し、取り下げることといたしました。なお、配当性向については 30%以上を維持いたします。
配当政策については、株主様への還元を最重要とする方針についてはこれまでどおり変更せず、現在の環境を勘案し内部留保の確保に重点を移しながら、配当とのバランスを留意し、持続的な企業価値の向上及び最大化を図ってまいります。
だそうです。配当性向30%以上ということですが、累進配当を取り下げたということは、これで躊躇することなく減配することが出来ますね日本エスコンさん。
尚、今期の配当についてもプレスリリースがあります。
これまた字が小さいので以下に抜粋しますね。
新たな中期経営計画については、計画内容を見直し再度設定可能となった時点で速やかに公表をさせていただきます。
また、2020 年 12 月期通期の業績計画及び 2020 年 12 月期期末配当予想(1 株当たり配当予想額 38 円)については、現時点において変更はございませんが、下期以降の事業環境及び事業進捗等を注視し、変更が必要となった場合には速やかに公表させていただきます。
今期配当の38円は現時点で予想は無いそうです。笑 ただ、累進配当撤回してしまいましたのでもはやこの言葉への信用力は無いですね。笑笑
最後に:株式市場で減配・無配祭り開催中
今回遂に累進配当銘柄の1社であった日本エスコンが耐え切れなくなり累進配当を撤回するという決定をしてしまいましたが、ついに累進配当宣言をしている企業がそれを撤回することになってしまった状況は、個人的にはショッキングでした。
累進配当政策は取っていないものの、33年減配なかったキヤノンが減配したり、日産・三菱自工が無配転落したりと、今回の決算発表シーズン中は減配・無配祭りが開催されています。
高配当株の決算発表が今後も連日続いていきますが、このお祭りは継続でしょうな。高配当株好きの投資家さん、あまり期待をするとがっかりすると思うので期待をせずに参りましょう!
ということで今回は以上です!
尚、決算書の読み方を勉強したいと思われている方にはこちらの本がおススメです。
堅苦しくなく、決算書の読み方全然分かりません!という方から、かじったことはあるけど改めて理解したいという初心者~中級者の方向けの本です。私自身も今更ながら改めて読むと頭の整理に繋がって非常に良書でした!
中級者以上だとこちらの本が個人的におすすめかな。
先に紹介した本よりはもう少し踏み込んでいて、尚且つ読みやすい良書です!
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