こんにちは!総合商社マンです!JTが2021年第1四半期の決算を発表したよ!滑りだし絶好調!!
JTが21年度第1四半期(1Q)の決算を発表
JTが4/30の引け後に21年度第1四半期の決算を発表しました。JTは12月決算会社なので、このタイミングで1Qの決算発表になります。
JTは前回2020年度決算で「減配」を発表し、SNS上をざわつかせたのは記憶に新しいですね。それでもまだまだ高配当のJTの1Q決算がどうだったのか、JT発表資料から早速見ていきたいと思います!
それでは参りましょう!
※当記事内のスライドは全てJTの決算公表資料からの抜粋です。
21年度第1四半期決算概要
JTの21年度第1四半期決算概要をJTが発表した決算資料からひも解いていきたいと思います。まず全体概要からいきます。こちらのスライドをご覧ください。
- 売上は前年同期比+5.8%増収。
- 営業利益は+24.2%増益の1,781億円。
- 四半期利益は+31.7%増益の1,138億円。
増収増益の滑り出し好調な決算となっている状況ですね。今期業績予想が2,400億円ですので、1Qで既に進捗率は驚異の47.4%に達しています。
売り上げについては海外たばこ事業が数量、価格ともに効果を発揮してけん引したようです。たばこはコロナ禍あまり関係ない嗜好品というのが強みといったところでしょうか。空港の免税ビジネスは引き続き低調のようですが、そこまで大きい事業でないので、そこまで心配しなくてもいいかもしれません。
その海外事業にフォーカスしたスライドも見ておきましょう。こちらです。
右下の調整後営業利益を要因分析した図が分かり易いかもしれません。
ポイントを箇条書きします。
- 前年1Qは956億円だったものが、今期は1,258億円に伸長。
- 要因はボリューム+148億円、値上げ効果+182億円、その他+22億円。
- 現地通貨下落で為替で▲50億円の減益要因あるも、上記理由で成長達成。
お見事ですね。値上げしたらボリューム下がるというのが一般的な商品かもしれませんが、嗜好品ということもあってか値上げをして更にボリュームを増やすという素晴らしい状況になっていることが分かります。
強いじゃんJT。笑
それ以外のセクターの国内タバコ、医薬、食品事業についてはスライドは割愛しますがポイントだけ触れておくとこんな感じ。
- 国内タバコ事業は前期比+11.1%増益の480億円。
- 医薬事業は前期比▲35.7%減益の42億円。
- 食品事業は前期比▲22.2%減益の3億円。
スライドを割愛した理由ですが、結局JTは海外たばこ事業がかなりデカいからですね。先ほど掲載したように海外タバコ事業の1Qの調整後営業利益は1,258億円でしたよね。それと比べると医薬事業、食品事業はほぼ無視できるレベルであることが分かると思います。
21年度業績見込み
JTの通期業績予想についても見ておきましょう。プレゼン資料には通期業績予想ページはなかったので、決算短信から抜粋しておきます。結論から言うと、今回特に業績予想変更はありませんでした。
ポイントを箇条書きします。
- 売上高は前年比▲0.6%減収。
- 営業利益は前年比▲22.6%減益。
- 当期利益はも前年比▲22.6%減益で2,400億円。
2021年度も二期連続の減収減益決算を見込んでいます。
配当予想も年間130円(上期65円、下期65円)から変更ありませんね。
今期の1株当たり利益(EPS)は135.30円ですので、その内配当に130円吐き出す状況です。つまり配当性向96.1%という驚異的な高さです。減配した後もこの高さなので不安はありますが、この配当性向を下げるには「利益を増やす」か「減配」するか、その両方をするしかありません。後者はいやですので、利益を増やしてもらえることに期待しましょう。笑
ちなみに、こちらが前回決算時に発表された株主還元方針に関するスライドです。重要なので再掲しておきます。
配当性向は75%を目安とすることを言っていますので、仮に利益が伸びない場合、来期はさらなる減配もあり得ることを示唆しています。単純に高配当だからということで飛びついて買うのは危険なので、その点は十分に理解して投資判断をしましょう。
最後に:1Qの滑り出しは好調!
今回みんな大好きJTの決算発表を見てきましたが、1Qの決算は極めて絶好調だったということが分かりました。進捗率は期初予算2,400億円に対し、驚異の47.4%です。来期減配をしないためにも利益成長は必至ですので、この好調さを2Q以降も維持出来るか、既に次回決算が楽しみな状況ですね!!
先ほども言いましたが、JTは75%を配当性向目安にすることを公表していますので、成長無い限り減配は避けられません。そのあたり注意をしながら投資を楽しみましょう!
最後に、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産の高配当総合商社株を含んだ私の最新投資ポートフォリオを以下記事で公開しているので興味あれば御覧ください。なかなか偏重しております。笑
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- JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
- イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
- 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
- VISAも仮想通貨に参入
- 米大手仮想通貨取引所コインベースがナスダックに上場
そして次の大きなイベントは米フィデリティのビットコインETF上場になるかもしれませんね。実現出来れば大口の資金流入が期待出来るので非常に楽しみな展開になりそうで期待しています!
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個人的な仮想通貨の一番のメリットは週末も取引が出来て暇つぶしになることかな。笑
ということで、以上になります!
当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!