こんにちは！総合商社マンです！本日JTが配当落ちで下落をしました。配当落ち分よりも下落し再度2,000円台割れだぞ！最新の株価チャートを見てみよう！
JTが配当落ちで下落
JTが本日配当落ち日を迎え、株価が大きく下落しました。JTは1－12月会社なのでこの6月末で上期終了なのですね。先週金曜日が上期配当をゲットするための最終取引日でしたので、本日配当落ちとなりました。理論上は先週金曜の株価が2,100.5円で配当利回り7.33%でしたので、本日は7.33%÷2=3.665%（＝77円下落）下落が想定されましたが実際は103.5円下落と再度2,000円割れとなってしまいました。
昨日JTについて書いたチャート分析記事は以下ですが、売りシグナルが出始めていた中での配当落ちでしたので、チャートがどうなったかを見て行きましょう！
また、つい先日もJTの記事を書いています（最近JT記事多め。笑）。
以下の記事の主旨は「高配当株と優待に魅せられて下がり続ける株をガチホしてしまうというJTの罠」についてです。良かったら御覧ください。
そんな配当落ち日を迎えたJT株を今回改めてチャート分析をしてみて「買いなのか？」「売りなのか？」について考察してみたいと思います。
JT株は買いか？売りか？
JT株は買いか？売りか？配当落ち日を迎えた今、改めてチャート分析を通して考察してみたいと思います。
今回も見る指標は同じで以下の3つです。全て日足ベースで見て行きます。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析するにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI＜30 ：売られ過ぎ
RSI 30～40 ：少し売られている
RSI 40～60 ：だいたい中立
RSI 60～70 ：少し買われている
70＜RSI ：買われ過ぎ
この数字を参照しながらJTのRSIを見てみましょう。
※今回は楽天証券のチャートを使っていますよ。
このチャートの下部分の下がRSIの推移です。短期の14日と少し長期の25日の二つの線を出しました。紫色の線が14日ですが17.91と「売られ過ぎ」、緑色線が25日ですが「少し売られ過ぎ」という水準です。過去に目を向けると2月28日には14日RSIのほうで12.27、25日RSIのほうで18.71という水準まで行った後反発したこともあるので、売られ過ぎという水準ではあるものの、もう少し下値を探る可能性はありますね。
一目均衡表
続いてJT株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色線が転換線で、赤色の線が基準線です。本日の配当落ちにあいまった下落により転換線が基準線を下に抜けるデッドクロスが発生しました。下落トレンドへの転換を示唆していますね。やはり昨日書いた記事通りのデッドクロス発生です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。淡いピンク色の線が遅行スパンで、現在の株価が26日前の株価とほぼ同じ位置に来ました。昨日まで高い位置にありましたが（上昇トレンド）、下落により上昇トレンドサインが消え去ってしまいましたね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、JTの株価はついに雲を突き抜けて雲の下に行ってしまいました。昨日書いた記事で雲が薄くなっているので下落トレンドとなる可能性が高いと言いましたが、やはり雲の下にいってしまいましたね。
一目均衡表では綺麗な売りサインが出ているという状況です。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD、黒線がシグナル線と呼ばれるものです。
JT株は基準線（0ライン）よりも上で6/12頃にMACD線がシグナル線を下に抜けるデッドクロスが発生してしまっています。MACDは3/25にゴールデンクロスして以降ずっと上昇トレンドでしたが、6/12を境に既に下落トレンド入りを示しているのが分かりますね。本日も株価下落で変わりはありませんが、MACDとシグナルの乖離が大きくなっているので短期的には株価は反発する可能性も無きにしもあらずですね。
結論：雲を下に突き抜けたのが気になる
今回3つの指標を見ましたが、配当落ちにより一気に雲を下に突き抜けたのが気になります。また配当落ち以上に下落していますので、下落トレンド入りとなった可能性は否めません。
JTに限らず金融市場全体がコロナ第二波の懸念からリスクオフに動いているのも地合いに影響を与えていますね。チャートを見る限りは「短期的には売り」かもしれませんが、高配当且つ株主優待があることからJTはガチホの人が大半だと思われますので、冒頭紹介した「JT株の罠」にハマらない様にポジション管理に気を付けたいですね！
ま、こんなこと言っておきながら、この私はJT株を少しポートフォリオに入れて見ようかなという思いはあります。笑
前回記事でも触れていますが、JTは1－12月決算で既に第1四半期決算を終えています。12月決算会社なので今期業績予想は2月のコロナ前に発表していましたが、その第1四半期決算発表で業績修正発表はしませんでした。ただし、今後する可能性を示唆しています。どのタイミングで業績修正を出すのかは分かりませんが、それがサプライズであればこんなチャート分析なんか関係なく上に行くでしょうし、ネガティブならさらに底値を探る可能性もありますので、その点は十分にご注意ください。
尚、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ！
ということで今回は以上です！当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました！
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