こんにちは!総合商社マンです!JTの決算発表後の最新株価チャートを分析してみよう!
JTが上半期決算を終了
JTが7/31に上半期決算を公表しました。詳しくは以下記事にまとめていますので御覧頂ければと思いますが、思いの外海外事業が好調に推移していましたね。
ただ、今期業績を下方修正する一方、配当を維持したことにより、配当性向は95%超えというかなりの警戒水準に達していることがTwitter上を賑わせたことは記憶に新しいかと思います。
チャート分析に入る前に最新の株価をチェックしておきましょう。
株価:2,027.5円
年初来高値:2,438円(2020/1/15)
年初来安値:1,796円(2020/7/31)
PER:12.58倍
PBR:1.41倍
配当利回り:7.60%
配当を維持したことで決算発表後に株価は上昇し2,000円台を回復している状況ですね。それでもまだ配当利回りは驚異の7.6%です。いやー、すごい。ということで、本題の株価チャート分析をしてみましょう!
JT最新株価チャート分析
JT株の最新株価チャート分析をしてみましょう。決算発表により株価チャートにどんなシグナルの変化があったのかにフォーカスして見ていきますよ。
尚、こちらが前回のJT株価チャート分析記事です。
今回も見る指標は同じで以下の3つです。全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですので、この記事は長期投資ではなく、スイングトレードを前提とした視点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析するにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらJTのRSIを見てください。
このチャートの下部分の下がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):68.76(前回20.90)
- 25日の中期線(緑線):59.87(前回28.10)
御覧の通り決算発表前の前回記事ではいずれの線も「売られ過ぎ」水準だったものが、決算発表後の株価上昇により14日線で「少し買われている」、25日線で「だいたい中立」という水準となり、割安感が後退した状況にあります。過去に目を向けると75を超えると過熱感から下落する傾向にあるようなので、その点は注意が必要ですね。
一目均衡表
続いてJT株を一目均衡表で見てみましょう。前回記事では「下落トレンド」シグナルのオンパレードでしたが、どう変化したのか見てみます。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。なんと、緑線が赤線を上抜け、ゴールデンクロスが発生しています。上昇トレンド転換のサインです。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。淡いピンク色の線が遅行スパンで、26日前の株価をピンク線が上抜けました。これまた「上昇トレンド」転換のシグナルです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になります。これまた面白い。雲の下に株価は位置しているものの、その雲がほぼ消えた状態となっています。これは上昇する際に壁となるものが無い状態なので上昇し易い状態になっています。まずはこの雲の下値2,071円あたりを上に抜けると逆に雲が下支えになりますので、期待したいですね。
もう決算前と光景が違い過ぎて動揺します。笑
ただし、少し先に目を向けると雲が再び発生し始めています。
雲の下値が2,000円程度まで落ちてきて、その後もだらだら下がり1,920円くらいまで落ちてくるので、早いタイミングで雲を上抜けしないと、上昇のためにさらなるパワーが必要となってきちゃう、そんな感じの状況です。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。またダマしが少ない指標として有名です。前回記事ではこのMACDがちょうど重なり始めていて、ゴールデンクロスするのか注目でしたね。そしてこちらが最新のMACDです。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD、黒線がシグナル線と呼ばれるものです。
じゃーん!見事に赤いMACD線が黒線の上に抜けました!来ましたね、ゴールデンクロス!!
あー、決算前に買っておけばよかった。笑
結論:上昇トレンド転換!過熱感には注意
今回3つの指標を見ましたが、まとめると以下の感じ。
- RSIは「中立~買われている」水準に来ており割安感が後退。
- 一目均衡表は見事にゴールデンクロス。
- MACDも見事にゴールデンクロス達成。
前回記事と全然違う光景です。RSIの割安感は後退していますが、急上昇せずに過熱感を少し冷ましつつの上昇を期待しちゃいます。上値はまず雲の下値である2,070円あたりがターゲットですかね。
コロナ第二波の影響がどう株式市場に影響を与えてくるかという点にはもちろん注意ですが、さーJT株も面白い展開となってきました!
決算発表シーズンも終えて次の決算発表時期となる10月後半まで表立ったイベントが無い中でどうJT株が動いていくのか、継続ウオッチしていきます!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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