こんにちは!総合商社マンです!JTの最新株価チャートを分析してみよう!上昇トレンド維持出来ずに下落トレンド入りしそうな予感だぞ。。
前回:雲をブレイク出来るか正念場
上昇トレンド継続のために雲をブレイク出来るか正念場。これが前回の記事の結論でした。(以下記事)。
JTと直接関係する話では無いですが、本日安倍首相の辞任情報が場中に流れ、日経の楽観モードが吹き飛び値を大きく下げ、その後の引け後17:00に記者会見で辞任が発表されるというサプライズニュースに翻弄された一日でしたね。
この1週間でJT株のチャートがどう変化したのかを見ていきたいと思いますよ!
尚、JTの最新決算情報は以下記事に纏めてありますので御覧ください。
さて、JT株の最新チャート分析をする前に最新の株価をチェックしておきましょう。
株価(8/28終値):1,978円
年初来高値:2,438円(2020/1/15)
年初来安値:1,796円(2020/7/31)
PER:12.27倍
PBR:1.38倍
配当利回り:7.79%
前回記事では2,000円台を維持していましたが、再び2,000円割れをしてきた結果、配当利回りも上昇して驚異の7.79%という水準ですね。ほんとにすごい配当利回りです。笑
JT最新株価チャート分析
JT株の最新株価チャート分析をしてみましょう。
今回も見る指標は同じで以下の3つです。全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですので、この記事は長期投資ではなく、スイングトレードを前提とした視点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析するにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらJTのRSIを見てください。
このチャートの下部分の下がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):42.42(前回57.81)
- 25日の中期線(緑線):47.69(前回54.86)
御覧の通り前回記事よりもRSIは低下していますね。前回も「だいたい中立」という水準ではありましたが、短期戦は「少し売られている」という水準のちょっと手前までやってきています。
一目均衡表
続いてJT株を一目均衡表で見てみましょう。こちらをご覧ください。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。これは引き続き綺麗にゴールデンクロスをした後もその形を維持しており、この点においては上昇トレンドシグナル継続です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。淡いピンク色の線が遅行スパンで、まだそのピンク線が26日前の株価よりも上にあります。この点においても上昇トレンドシグナル継続です。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。灰色に塗られた部分が雲になります。ここが前回の注目ポイントでしたね。雲の中に突入出来るのかどうかの瀬戸際でしたが、一瞬雲入りしたものの、ほぼ雲の下値で押さえられ、そこから再び雲下に落っことされてしまいました。手ごわい雲ですね。。
こんな感じ。雲チャレンジ失敗といえる状況です(ま、またトライするかもですが)。
これは前回も書きましたが雲は今後以下の通り下値を切り下げていきます。
今後9月半ば頃まで雲の下値を切り下げて1,920円割れまでいきます。この雲が強いとすると、1,920円水準以下の下落もあり得るので気を付けたいところですね。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。またダマしが少ない指標として有名です。今回記事の一番の注目ポイントはこのMACDかなと思っています。
こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD線、黒線がシグナル線と呼ばれるものです。
8月頭にゴールデンクロスしてから1カ月程度上昇トレンド示唆を出し続けていましたが、ここにきて赤線と黒線が急速に近づいてきています。まだデッドクロスには至っていませんが、このままいくとデッドクロスしそうな雰囲気をぷんっぷんに匂わせてきています。
これは面白くなってきましたぞ!
結論:MACDのデッドクロス近し
今回3つの指標を見ましたが、まとめると以下の感じ。
- RSIは「だいたい中立」水準から変化ないものの少しずつ「割安」方向に向かう
- 一目均衡表は上昇トレンドシグナル多い中が、雲から再度下に落っことされる
- MACDがデッドクロス間近の水準に来ており注意
まだまだ上昇トレンドシグナルが至る所に出ている一方、トレンド転換となりそうなシグナルも出始めている状況ですね。仮にこれでMACDがデッドクロスとなると、今回の上昇トレンド期間は決算発表から1カ月程度と非常に短いものとなってしまうので、もう少し踏ん張って欲しいところではありますが(ノンホルだけど笑)。
そしてこのタイミングで安倍首相退陣によりマーケットが不安定になる可能性もあり、マーケット全体が売り込まれるようなことになったら、個人的にはちょっと勝ち向かってみても面白いかなーと思ったりしています。
来週以降の株価から目が離せませんね!!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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