こんにちは!総合商社マンです!5/7(金)決算発表予定の三菱商事の最新決算おさらいしつつ、最新コンセンサス情報を確認しておきましょう!
総合商社VS日経平均株価パフォーマンス
昨年はバフェット砲はあったものの、コロナ禍でほぼ眠れる獅子たち、総合商社株でしたが(笑)、年が明けてからは比較的株価は堅調に推移しています。こちらは2021年の大発会1/4を起点として4/30終値までの5大商社と日経平均の上昇率を比較したものです。
年初からのパフォーマンス順に並べると以下になります。
- 丸紅:35.60%
- 三井物産:22.90%
- 三菱商事:19.40%
- 伊藤忠商事:15.30%
- 住友商事:10.80%
- 日経平均:5.70%
御覧の通り、年明けからは5大商社の株価は全て日経平均をアウトパフォームしている状況であることが分かりますね。今回記事でフォーカスしている三菱商事は年初来から19.40%の上昇と、総合商社の中では3番手です。
総合商社全体では丸紅がダントツの35.60%と驚異的な伸びを示す一方で、住友商事は10.80%と日経よりはアウトパフォームしているものの、総合商社の中では低パフォーマンスとなっており、総合商社の中でも濃淡があることが分かります。
配当利回りも見ておきましょう。こちらです。
🔥総合商社配当利回りランキング🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) May 4, 2021
※4/30終値
1️⃣住友商事4.70%
2️⃣三菱商事4.44%
3️⃣双日4.29%
4️⃣三井物産3.91%
5️⃣丸紅3.08%
6️⃣豊田通商2.60%
7️⃣伊藤忠2.58%
三井、豊通、双日は先日増配発表済みで利回り上昇。三菱、伊藤忠も累進配当だから増配確実💪
三菱商事は総合商社の中でも高配当株で住友商事の4.70%に次ぐ4.44%になっています。三菱商事は累進配当を掲げているので来期も増配することから、今の株価水準であっても勝手に配当利回りが上昇してくれるのはホルダーとしては嬉しい限りです。
ちなみに三井物産、豊田通商、双日は既に決算発表済で増配しましたので、上の利回り計算はそれを考慮した後のものです。
高配当好きの私には総合商社の配当利回りはやっぱり魅力的です。笑
三菱商事の最新決算おさらい
三菱商事の最新決算をおさらいしておきましょう。三菱商事の最新決算は2/3に発表された21年3月期第3四半期のものになります。こちらの三菱商事決算資料から抜粋したスライドをご覧ください。
ポイントを箇条書きします。
- 3Q実績は1,691億円と前年比▲54.7%と▲2,042億円減益(2Q時点は64.2%減益)
- 年間業績見通し2,000億円に対する進捗率は85%と順調に推移。
- 1,691億円の内、事業系1,279億円(前年比▲1,252億円)、市況系335億円(前年比▲801億円)といずれも大幅減益。ただし、事業系の進捗率は98%に到達(市況系は65%)。
3Q時点で2,000億円の業績予想に対する進捗率は85%に達していましたが、上方修正はしませんでした。これについてはこちらのスライドで説明がありましたよ。
4Q決算で三菱自動車の構造改革費用計上に加えて、それ以外にも減損を出す可能性を示唆しています。既に20年度が2,000億円程度で着地することは株価には織り込み済でしょうから、それ自体は心配していません。市場の視線は22年3月業績予想です。次の章で最新の業績コンセンサスを見てみましょう。
三菱商事の最新コンセンサス予想
三菱商事の最新コンセンサス予想を確認しておきましょう。コンセンサスは色々な情報ソースがあると思いますが、この記事では楽天証券が公表しているアナリストのコンセンサス予想を見ます。
こちらがその抜粋です。
上のスライドが21年3月期業績コンセンサス、下のスライドが22年3月期業績コンセンサスになっています。右から2列目が当期純利益のコンセンサス数値となっており、ポイントだけ書き出すと以下になっています。
- 21年3月期業績コンセンサス:2,310億円(会社予想2,000億円)
- 22年3月期業績コンセンサス:4,626億円
まず21年3月期は会社2,000億円予想に対して300億円上回るコンセンサスとなっています。21年3月期は首位陥落はほぼ間違いないので私はもうどうでもよくなっているのですが(むしろ減損出すなら出して身軽になって欲しいくらい笑)。
そして22年3月期は最新コンセンサスは4,626億円と21年3月期比で倍増予想です。これを上回る業績予想を出せるのか、注目ですね! ちなみにコンセンサスは3カ月前は3,921億円、1カ月前は4,475億円となっており、右肩上がりで上昇してきている状況です。
ちなみに、既に決算発表を終えている三井物産が公表した2022年3月期業績予想は4,600億円、そして5/10に決算公表予定の伊藤忠商事の最新コンセンサスは5,146億円となっていることから、仮にこのコンセンサスの4,626億円程度となると、三井物産と肉薄してしまうことに加え、22年3月期も伊藤忠に後塵を拝してしまうことになるので、踏ん張って欲しいところです!
まとめ:22年3月期はトップ3の競争が熾烈化
今回三菱商事の決算直前ということで最新決算をおさらいすると共に業績コンセンサスを見てきましたが、22年3月期の総合商社業界トップ3の争いは熾烈化しそうな状況です。
- 伊藤忠コンセンサス:5,146億円
- 三菱商事コンセンサス:4,626億円
- 三井物産公表済業績予想:4,600億円
※三井物産の22年3月期最新コンセンサスは4,527億円と会社予想を若干下回る
資源価格が顕著に回復してきていることもあり、総合商社各社の業績回復が著しいことは総合商社ホルダーにとってはいいことで、各社良い決算を出すことを期待したいところです!
さー、総合商社決算祭りも後半戦に差し掛かってまいりました。今後の総合商社の決算発表スケジュールは以下に纏めてありますので御覧ください。
🔥総合商社決算進捗状況🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) April 30, 2021
20年度実績(21年度予算)
三井物産 3355億円(4600億円)
豊田通商 1346億円(1500億円)
双日 270億円(530億円)
5/6(木) 14:30 丸紅
5/7(金) 12:30 住友商事
5/7(金) 14:00 三菱商事
5/10(月) 13:00 伊藤忠商事
発表済3社の内2社が自社株買い、3社共に今期増配💪波に乗れ🌊
ちなみに私はこの総合商社トップ3社でポートフォリオ全体の57%を占めているので、尚更超注目しています。笑 その最新投資ポートフォリオは以下記事で公開しているので興味あれば御覧ください。偏重し過ぎなので真似しちゃ駄目ですよ、エンタメとして御覧ください。笑
上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。ビットコインに関しては最近は本当に話題が欠かないですね。年明けてからだけで以下の様な出来事が起きています。
- JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
- イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
- 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
- VISAも仮想通貨に参入
- 米大手仮想通貨取引所コインベースがナスダックに上場
そして次の大きなイベントは米フィデリティのビットコインETF上場になるかもしれませんね。実現出来れば大口の資金流入が期待出来るので非常に楽しみな展開になりそうで期待しています!
もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが便利です。大手証券会社マネックスの傘下で、数百円程度から投資可能ですよ。もちろんビットコイン以外の通貨もあるので、色々楽しめます。
下落する時は大きく下落するのが仮想通貨なので、ポートフォリオに数パーセントだけ入れてリスクヘッジしながら投資するのが吉だと思います。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。
個人的な仮想通貨の一番のメリットは週末も取引が出来て暇つぶしになることかな。笑
ということで、以上になります!
当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!