こんにちは!総合商社マンです!三菱商事株は買いか?売りか?底値はすぐそこか!?最新の株価チャートを分析してみたよ!
三菱商事が株主総会を開催
三菱商事が6月19日に2019年度の株主総会を開催しました。
御覧の通り報告事項として2019年度の事業報告が行われたうえで、期末配当68円、取締役11名の選任及び監査役3名の選任決議が行われ、全て議案通りに可決されたようです。総会当日の映像は後日ホームページに掲載されるようですので、掲載されたら改めて見てみたいと思います!
三菱商事の今期業績予想
三菱商事は今期の業績予想をまだ出していません。もう6月末なのにまだです。総合商社の中で2019年度決算発表の際に今期の業績を出さなかったのは三菱商事と住友商事、豊田通商の3社でしたが、豊田通商は既に発表済み、三菱商事・住友商事はまだ出していないんですね~。
5/8の決算発表後の5/12の決算説明会でも三菱商事は株主還元に力を入れることを表明しているので期待したいのですが、いかんせん今期の業績予想が出てこないので、株主でもある私としてはもどかしさがあります。笑
その時の決算説明会記事は以下からどうぞ。
そしてそのもどかしさは業績予想を出していないことだけではなく、事実三菱商事の株価が最近冴えないこともあります。特に最近では三菱商事が伊藤忠商事に株価も抜かれ、時価総額までも追い抜かれるという、なんとも業界王者として情けない状況に陥っているのです。それに関しては以下記事をどうぞ。
さて、そんな正直最近ぱっとしない三菱商事株ですが、現在の株価が買いなのか、売りなのか、という点を株価チャートから読み取ってみましょう。尚、私はがちがちのホルダーです。笑
三菱商事の株は買いか?売りか?
三菱商事の株は買いか?売りか?これは非常に気になるところですね。配当利回りも現在5.89%と高く、総合商社の中でも以下の通り配当利回りが最も高い状態となっています。
🔥総合商社配当利回りランキング🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) June 26, 2020
三菱商事 5.89%
住友商事 5.60%
三井物産 4.93%
双日 4.18%
豊田通商 3.99%
伊藤忠 3.76%
丸紅 3.02%
※6/26終値で計算
※双日は配当未発表なので10円で仮計算
これだけ見ると、市場からは三菱商事よりも資源に偏っている三井物産等それ以外の商社よりもダントツでリスクが高く見られていると言えますね。笑
ま、今期の業績予想を出していない三菱商事と住友商事が1位、2位にランクインしているので、不安要素もあり売られているというのも大きいかもしれませんな。
さ、そんな三菱商事の株価を分析してみましょう。今回見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら三菱商事のRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分の緑色線の部分がRSIの推移です。現在三菱商事のRSIは29.16となっており、「売られ過ぎ」の水準です。そして過去に目を向けるとちょうど今のRSI水準まで下落すると反発をする傾向にあるのが分かりますね。
お、これはチャンスかもしれません!
一目均衡表
続いて三菱商事株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。残念ながらこの点においてはデッドクロスをして基準線が転換線よりも下にいるので売りのサインです。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンで、現在の株価が26日前の株価よりも低い位置にあることが分かります。これは下落トレンドということですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、三菱商事の株価は現在この雲の外の下に位置しています。三菱商事の現在の株価は2,276.5円ですが、雲の下値は2,323.75円となっているので、ひとまずこれが上値の抵抗線になっています。
「なんだ、売りサイン一色かよ。」と思うのは時期尚早です。このチャートをよく見ると雲が薄くなってきているのが分かるでしょうか?
この雲が薄くなるという現象は「相場転換のサイン」でもあります。しかも雲の下値が切り上げり始めていますよね。最初に見たRSIで売られ過ぎサインが出ていたので、もしかすると現在が底値でもうすぐ反転攻撃があるかもしれませんね。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒線グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。
三菱商事株はこの基準線よりも上で6/10頃にMACD線がシグナル線を下に抜けるデッドクロスが発生してしまっています。そこから下落一辺倒で下降トレンドに入っていますね。現在はMACDだけを見ると下降トレンドですね。
結論:三菱商事の底値は近い「はず」
今回3つの指標を見ましたが、MACDは下降トレンドを示しており、一目均衡表でも雲の下にいってしまっているのでちょっと心配になりますが、底値が近いサインもちらほら見えました。
まずRSIでは「売られ過ぎ」のサインが出ているのと、一目均衡表では「雲が薄くなってきていて雲の下値も切りあがり始めている」という状況です。
特に説得力を持って言えるのは、RSIが過去の動きをみると今の水準まで下落した時に反転しているところですかね。これが今回も同じように動くのか、注目です!
尚、冒頭にも言いましたが、三菱商事はまだ今期の業績予想を発表していません。それにより不安が大きくなり売られている面はあるかもしれません。ただし、その不安が的中してネガティブサプライズの今期業績予想を出して来たら更なる下落も全然あり得るので、その点は注意が必要ですよ。もちろんコロナ第二波なんかきたらチャート分析なんか関係なくなります。ま、チャート分析は参考程度にしおきましょう!
正直言うと長期投資の私にとってはあまり関係ないんですけどね。笑
先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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