こんにちは!総合商社マンです!三井物産が自社株買いを発表したよ!!
三井物産が自社株買いを発表
三井物産が2021/2/24に自社株買いを発表しました。先日2020年度第3四半期の決算発表を行ったばかりで、キャッシュフロー的にも株主還元に対する期待が高まっていましたね。
詳しいリリース内容を見る前に3Q決算を簡単におさらしておきましょう。
ポイントを箇条書きしてみます。
- 基礎営業キャッシュフローは前年比+212億円の4,934億円。
- 当期純利益は前年比▲1,362億円減益の1,989億円。2Q公表時の上方修正後1,800億円を2,700億円に上方修正。
御覧の通り、基礎営業CFは2Q時点ではまだ前年比マイナスとなっていましたが、3Q決算でついに上振れを達成してきています。また当期利益については前年比では大幅減益という状況は変わらないものの3Qでその減益幅を一気に縮めてきました。底打ちが顕著な決算内容となっているのが伺えますね。
キャッシュフローも上方修正し、株主還元余力が出てきていたことから自社株買いに踏み切ったということでしょう。ということで今回の発表を詳しく見ていきたいと思います!
三井物産の自社株買い詳細
三井物産の自社株買いの詳細を見ていきます。こちらのスライドをご覧ください。
※三井物産IRページから抜粋
- 取得し得る株式の総数:3,000万株を上限(割合1.8%)
- 株式取得額:500億円
- 期間:2021年2月25日~4月27日
こういった内容です。500億円に対して上限3,000万株ということなので、仮に3,000万株すべてを取得しようとすると1株当たり平均は1,667円になります。一方足元の株価は2,255円となっていますのでこの株価の水準ですと取得できる株式数は2,217万株程度となるので、実際取得出来る株式の割合は1%台前半程度になるかもしれませんね。
それでも自社株買いをするぐらい余裕が出てきたということは業績の回復をさらに裏付けることを意味しますので、株主にとっては歓迎すべきことです。
総合商社の自社株買い状況
総合商社の自社株買い状況を確認しておきましょう。
この記事を書いている2021年2月24日時点で自社株買いをしている総合商社は今回の三井物産以外には伊藤忠商事のみです。
詳しくは以下記事に纏めています。
業績の回復が顕著になってきた総合商社。三井物産、伊藤忠商事のみならず他商社も追随して株価を押し上げて欲しいところです。
最後に:次の自社株買いはどこか?
今回三井物産の自社株買い発表を見てきましたが、業績底入れをしてきている中で次の自社株買いを発表するのがどこになるのか気になるところです。
伊藤忠商事は既に自社株買いを行っていますが、一方で丸紅は現在の中期経営計画期間中である2022年3月まで自社株買いをしないことを発表しています。また住友商事は現在赤字転落となっている状況を鑑みると自社株買いの株主還元をするイメージは湧きません。そうなると最有力は”希望を込めて”ですが三菱商事あたりかなと思ってます。三菱商事はキャッシュフロー改善してきていますからね。
あくまでポジショントーク的なものも入っているのでそのあたり割り引いてお読みください。笑
最後に今回の三井物産や三菱商事も含んだ総合商社株を中心に置いた最新の私のポートフォリオを以下記事に纏めていますので御覧ください。
少し話は変わりますが、上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表するなど、個人的には上昇相場に乗れないリスクを意識してのことですね(もちろん下落リスクもあります)。
足元は大きな調整局面が来ているので、これから仮想通貨投資を始めるには面白いかもしれません。ただ、下落する時はなかなかの下落幅になり得るので、ポートフォリオのほんの数パーセント組み込む程度に抑えたほういいですよ。
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ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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