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【三井物産】買いシグナル点灯!?株価チャート分析してみた

こんにちは!総合商社マンです!三井物産の最新の株価チャートを分析してみたよ!お?買いシグナル点灯か!?

 

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三井物産の今期業績予想

株価を見る前に三井物産の今期業績予想を簡単におさらいしておきましょう。三井物産は5/1に2019年度の業績発表と共に今期である2020年度の業績予想を公表しています。内容はこちらのスライドをご覧ください。 mitsui-financial202103-forecast

※三井物産ホームページより抜粋

このスライドの一番右側赤枠が2020年度業績予想となっています。当期純利益は2019年度の3,915億円から大幅減益の1,800億円という予算となっています。

三井物産は資源比率が総合商社の中で一番大きいビジネスポートフォリオとなっているのでコロナショックによる資源安の影響を最も受けやすいことによるものですね。2019年度決算及び今期業績見通しの詳細については以下記事に纏めていますので御覧ください。

 

www.sogoshoshaman.com

 

尚、三井物産の2020年度第1四半期決算発表は総合商社の中でトップバッターの7/31(金)13:30の場中に予定されていますよ。 

 

 

さて、そんな三井物産株ですが、現在の株価が買いなのか、売りなのか、という点を株価チャートから読み取ってみましょう!

 

三井物産の最新株価チャート分析

三井物産の最新株価チャートを分析して、現在の株価は買いなのか売りなのかを見てみたいと思います。三井物産の配当利回りは現在総合商社の中では3番目に高い約5%という水準です。高配当株と言えますね。

 

三井物産は2023年3月期までの中期経営計画中は80円/年の配当下限保証をしていますので、減配の恐れがかなり小さく、その点は魅力的ですね。 

 さ、そんな三井物産の株価を分析してみましょう。この記事を書いている7/15終値は1,655円となっています。

 コロナショックの暴落の最中に付けた年初来安値は1,378円です。暴落前の年初来高値はちょうど2,000円でしたので半値戻しといったレベル感で推移しています。

さて、今回見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを想定した分析です。

  1. RSI
  2. 一目均衡表
  3. MACD

また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。

 

 

RSI

RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。

RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。

RSI<30  :売られ過ぎ

RSI 30~40  :少し売られている

RSI 40~60  :だいたい中立

RSI 60~70  :少し買われている

70<RSI    :買われ過ぎ

この数字を参照しながら三井物産のRSIを見てみましょう。

mitsui-rsi

このチャートの下部分がRSIの推移です。現在三井物産のRSI短期の14日線(紫)は68.49と「少し買われている」という水準です。中期の25日線(緑)も58.15でこちらは「だいたい中立」という水準です。 特にRSIから割安感というのは出ていないことが分かります。

 

一目均衡表

続いて三井物産株を一目均衡表で見てみましょう。

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一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。

  1. 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。残念ながらこの点においては6/23にデッドクロスが発生して以降「下落トレンド」が継続している状況です。
  2. 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンで、現在の株価が26日前の株価よりも若干低い位置にあることが分かります。これは下落トレンドを示唆ですが、値幅を縮めてきているのでポジティブに捉えられる流れです。
  3. 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、三井物産の株価は現在この雲の中、そして雲のほぼ上限に達しています。この雲の上値に押し返されればしばらく雲の中で推移の可能性がありますが、これを上値けると上昇トレンドを示唆してきます。

一目均衡表はそろそろトレンド転換となりそうなシグナルが多く出ているように見えますので、明日以降の株価がどう動くが注目です!

 

MACD

最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。

mitsui-macd

下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒線グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。

分かりづらいのですが、MACDにおいては赤線が灰色線を上に抜けるゴールデンクロスが発生しています!!棒グラフの部分がしばらく緑色の下落トレンドとなっていましたが、久しぶりに赤色の上昇トレンドシグナルが出ています!

MACDはダマシが少ないと言われる指標の一つと言われています(もちろんダマしはゼロではありません)。これはちょっと面白い展開になってきた気がしますね。

 

結論:チャンス到来か?

今回3つの指標を見ましたが、注目点は以下点ですね。

  • 一目均衡表で雲の上限に株価が達していて上抜けるか注目。
  • MACDがゴールデンクロス

明日雲を上抜けたらより明確な上昇シグナルサインになり得ますので、明日の三井物産の株価に注目が集まります!わくわく。笑

 

繰り返しになりますが、この分析はあくまでチャートの視点のみでの分析で業績は一切考慮していません。冒頭にも書いたように三井物産は7/31に決算発表ですし、コロナの状況次第でもチャート関係なく大きく株価が動く可能性がありますのでご注意くださいね。

 

最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。

 

 

初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!

  

ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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