こんにちは!総合商社マンです!ガースー政権誕生で携帯値下げ圧力から株価下落が続き、NTTドコモが年初来安値更新です!
NTTドコモが年初来安値更新
NTTドコモが再びガースー砲を被弾しました。というかNTTドコモに限らず通信大手3社のKDDI、NTTドコモ、ソフトバンク3社全てですね。笑
何が起きたかというと菅政権で新たに就任した武田総務相が「1割とかいう程度では改革にならない」と述べたことが材料となったようです。
その結果9/18終値は以下の通りとなっています。
株価(9/18終値):円(前日比▲80円 ▲2.88%)
年初来高値:3,475円(2020/3/27)
年初来安値:2,685円(2020/9/18)←本日更新
PER:14.4倍
PBR:1.65倍
配当利回り:4.63%
度重なるガースー砲被弾で、さくっと年初来安値を更新してしまいましたね。
国策恐るべし、です。 少なくともNTTドコモは今期コロナ禍にあっても増配を発表していますし、第1四半期時点では業績は悪くありませんでした。その先行きに懸念が立ち込めてきていることで年初来安値更新ということですね。
尚、最新のNTTドコモの業績を見たい方は以下記事に纏めていますので御覧ください。
ということでNTTドコモの最新の株価チャートを見ていきましょう!
NTTドコモの最新株価チャート分析
NTTドコモの最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらNTTドコモのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):24.89
- 25日の中期線(緑線):28.55
どちらにおいても30を割っていて「売られ過ぎ」の状況を示しています。ただ、株価は大きく下落しているにも関わらずこのRSIは9/7に14日線で16.27まで落ちていたので、それと比較すると過熱感は後退しています。言い換えると、「売られ過ぎ」水準ではあるものの9/7に比べると「売られ過ぎではない」ということですね。この点は注意が必要です。
一目均衡表
続いてNTTドコモ株を一目均衡表で見てみましょう。こちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。9/8に緑線が赤線を下に抜け落ちるデッドクロスをして以降、綺麗が下落トレンドシグナルです。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。26日前の株価よりもピンク線が遥か下にありますね。ここでも見事に下落トレンドを示唆しています。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、雲の下値が2,971円で、現在の株価は遥か雲の下ですね。下落トレンドです。
少なくとも一目均衡表では下落トレンドだらけですね。
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
下の部分がMACDチャートです。赤線がMACD、黒線がシグナル線と言われるもので、端的に言うと、MACD線がシグナル線よりも上にあれば上昇トレンド、逆であれば下落トレンドといった具合です。
現在は綺麗に赤いMACD線が下に位置して右肩下がりで下落していることが分かりますね。MACD線はまだ下落スピードが緩んでいないようなので、下落トレンド継続の可能性が高い気がします。
結論:下落トレンド継続中。過熱感後退している点も要注意
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは足元の下落で「売られ過ぎ」水準だが、9月7日頃より過熱感は後退。
- 一目均衡表は3点において全て下落トレンド示唆。
- MACDも下落トレンドを継続。
こんな感じ。
チャート上はあまり本格的に反転しそうな要素が無い感じです。ま、RSIは一応「売られ過ぎ」なので短期的な反発はあるかもしれませんが。
ただ、一点良い点もあります。9月頭頃の信用倍率は10倍近くあったものが、現在2.53倍まで低下しています。足元の下落で信用買いが焼かれまくって、逆に信用売りが激増しているということです。需給環境は良くなってきています。信用倍率の推移にも注目していったほうが良いですね。
しばらく通信株の動向から目が離せませんな!
さて、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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