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【オリックス】下落トレンド終焉なるか!?最新株価チャート分析してみよう

こんにちは!総合商社マンです!最近軟調続きのオリックス株。ついに反転攻勢が見えてきたか?最新株価をチャート分析してみましょう!

 

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みんな大好きオリックス株が軟調推移中

みんな大好きオリックス株が軟調に推移しています。6月半ばには一時1,600円タッチという水準まで買われていましたが、御覧の通り1,200円台まで下落してきてしまいました。 

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オリックスは今期の年間配当予想に関しては上期のみ前年同額の35円を公表していますが、下期については未定としています。仮に下期も前年と同額の配当額である41円を出したとすると、現在の株価の配当利回りは5.97%という水準になります。もちろん減配の可能性もありますので、この数字を鵜呑みにするのは危険ですが、配当を維持するために今期配当性向を50%まで高めることを発表していると期待はしてしまう水準ですね。

 今期の配当性向に対する考え方については株主総会で社長自ら語られています。以下記事に纏めていますので御覧ください!

www.sogoshoshaman.com

 

また正式には今期業績予想は出していませんが、非公式の数字として、今期想定される当期純利益を以下の通り言及しています。

  • 第3四半期までに正常化した場合:純利益1,800億円~2,000億円
  • 今期末まで問題が継続した場合:純利益800億円~1,200億円

正式な業績予想は恐らく第2四半期の数字が見えてきたタイミングでしょうね。

 

オリックス株の下落トレンド終焉が見えてきた?

軟調続きのオリックス株は買いか?売りか?最新チャートを見て分析してみましょう。結論から言うと下落トレンド終焉が見えてきたかもです。 

今回見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。

  1. RSI
  2. 一目均衡表
  3. MACD

また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。

 

 

RSI

RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。

RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。

RSI<30  :売られ過ぎ

RSI 30~40  :少し売られている

RSI 40~60  :だいたい中立

RSI 60~70  :少し買われている

70<RSI    :買われ過ぎ

この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。

 

orix-rsi-20200717

このチャートの下部分がRSIの推移です。現在オリックスのRSIは25日の中期線(緑線)で37.95、14日の短期線(紫線)で32.87となっており、前回記事に引き続き「少し売られている」というポジショニングに変化してきています。7月頭の前々回記事は「だいたい中立」という水準でしたね。割安感が出始めている方向にRSIは動いてきています。

 

一目均衡表

続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。

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一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。

  1. 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。前回と変わらず6/23に転換線が基準線を下回ってから(デッドクロス)、その状態がずっと継続しており「下落トレンド」が出ていますが、赤線の基準線が急速に転換線に近づいて来ています。以前よりはゴールデンクロスの可能性が高まっている動きですね。
  2. 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これはピンク線が26日前の株価よりも下にあるので「下落トレンド」を示唆していますね。
  3. 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になります。7/1に雲を一度下抜けた後、雲の下線で横ばい推移してきていましたが、7/13頃から雲の下値が切りあがり、現在の株価は雲の下に完全に出てしまっています。「下落トレンド」を示唆するものですが、一方で雲の上値も切りあがっているので上昇となる時の上値目途は1,373円あたりとなりました。

こんな感じ。「下落トレンド」一色ですな。笑 最近のオリックス株が軟調推移しているのも納得してしまう状況です。がしかし、次の指標に注目です。

 

MACD

最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらをご覧ください。

 

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下のチャート部分がMACDで、赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒線グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。赤線のMACDがシグナル線を上に抜けると「上昇トレンド」、その逆だと「下落トレンド」サインになります。

御覧の通り、最近はずっと赤のMACD線がシグナル線の下を推移する「下落トレンド」が継続してきましたが、もう間もなくこれがクロスし、「ゴールデンクロス」が発生しそうな予感です!まだ決まったわけでは無いですが、今後数日はこのMACD線に注目が集まります。 

  

結論:暗い闇の中に光が見えてきた可能性あり!

今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。

  • RSIは割安水準の方向に推移中
  • 一目均衡表は引き続き下落トレンド一色
  • MACDはゴールデンクロス発生が見えてきた

こんな感じ。暗いトンネルの先に少し光が見えてきたぞー、という感じでしょうか。それが外の光なのか、非常口のランプの明かりなのかは神のみぞ知る、です。笑

 尚、毎回書いていますが、上記の考察はあくまで業績を無視したチャート上のシグナルから見た結果です。現在のコロナ禍にあっては、第二波等のネガティブニュースや逆にポジティブニュースによってチャートを無視した乱高下は十分にあり得ますので、その点はご注意ください!

 

気になるオリックスの2020年度第1四半期決算発表は8/4(火)に予定されていますよ!

 

最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。

 

初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。

 

ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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