こんにちは!総合商社マンです!先日下落トレンド転換期待高まったものの株価下落継続中。最新株価をチャート分析してみましょう!
オリックス株が下落継続中
みんな大好きオリックスの株価下落が止まりません。7/31時点で1,136円まで下落しており、3月のコロナショックによる年初来安値をもうすぐ更新しそうなレベルまで来ています。
- 現在株価:1,136円
- 年初来高値:1,958円(2020/2/6)
- 年初来安値:1,100円(2020/3/23)
- PBR:0.48倍
- PER:業績予想無いため算出不可
- 配当利回り:配当予想無いため算出不可
御覧の通り、年初来安値の1,100円は3月23日のコロナショック時に付けた価格です。あと36円下落すると年初来安値更新です。そしてPBRも凄くて、ついに0.5倍を割り込み、0.48倍までやってきました。
配当利回りは配当予想が出ていないので(前期35円は発表済、下期未発表)算出することが出来ませんが、仮に前期と同じ年間配当76円だったと仮定すると、配当利回り驚異の6.69%となります。
もちろん減配の可能性もありますので、この数字を鵜呑みにするのは危険ですよ。
今期の配当性向に対する考え方については株主総会で社長自ら語られています。以下記事に纏めていますので御覧ください!
オリックスの決算発表はいよいよ来週の8/4(火)15:30です!!
オリックスの最新株価チャート分析
決算発表直前のオリックス。最新チャートがどうなっているのかを見てみましょう!前回7/27時点で株価分析をした記事は以下ですが、下落トレンド出まくりという状況でしたが、その後を見てみましょう。
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 25日の中期線(緑線):23.74(前回30.8)
- 14日の短期線(紫線):14.59(前回22.61)
御覧の通り25日線は前回は「少し売られている」という水準でしたが、遂に「売られ過ぎ」になりました。
一方の14日線は前回既に「売られ過ぎ」でしたが、さらにその度合いを深めて14.59まで来ています。
前回年初来安値を付けた3月に目を向けると、この短期線は5.55まで到達したこともあったので、必ずしも現在の段階で下げ止まるという理由にはなりませんが、かなり売り込まれ始めていることは確かですね。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。前回と変わらず6/23に転換線が基準線を下回ってから(デッドクロス)、その状態がずっと継続しており「下落トレンド」が出ています。前回、赤線の基準線が急速に転換線に近づいて来ていましたが、再び一定の距離を保ち下落方向に進んでいるので、下落トレンド継続の可能性が高いです。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これはピンク線が26日前の株価よりもかなり下にあるので「下落トレンド」を示唆していますね。前回と変化なしです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、現在の株価は雲の遥か下にありますね。下落トレンドを示唆していると共に下に支えるものがなく底なし沼状態です。
こんな感じ。見事に「下落トレンド」一色という状況ですね。火曜日の決算が出るまでは手を出さないほうが無難かもしれません。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDで、赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒線グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。赤線のMACDがシグナル線を上に抜けると「上昇トレンド」、その逆だと「下落トレンド」サインになります。
御覧の通り、前回記事でこのMACD線が重なりつつあり、ゴールデンクロスに向けて激闘中と書きましたが、若干MACD線が下放れしつつあり、ゴールデンクロスが遠のいてしまった印象を受けるチャートですね。残念。。
結論:年初来安値更新可能性高い。決算発表まで待った方が良さそう
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
- RSIは両線共に「売られ過ぎ」水準に到達
- 一目均衡表は引き続き下落トレンド一色(前回と変わらず)
- MACDは下放れしつつありゴールデンクロス期待後退
RSIが唯一希望の星といったところですが、3月の年初来安値更新だった時と比べると、現在の「売られ過ぎ」という水準はまだ「売られ過ぎ」水準とは言えない、というなんとも難しい状況です。
ほぼ全てにおいて下落トレンドサインが出ていますので、まずは火曜日の決算発表を見てから判断をしたほうが良いでしょうね。私はひたすらMACDのゴールデンクロスを待っている状況です。笑
さて、冒頭にも書きましたが、いよいよオリックスの決算発表が来週に迫ってきました!
気になるオリックスの2020年度第1四半期決算発表は8/4(火)15:30に予定されていますよ!
15:30なので後場の引け後の決算発表ですね。もちろん決算速報記事書きまっせ!お楽しみに!!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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