こんにちは!総合商社マンです!オリックスがヘッドアンドショルダートップ形成?下値を掘るのか要注目。最新株価チャートを見てみましょう!
オリックスがヘッドアンドショルダートップを形成?
オリックス株が軟調推移しています。なんか上がらないなーと思ってチャートを眺めていたら、ヘッドアンドショルダートップを形成している可能性があることがわかりましたよ。これは天井圏でよくみられるチャートパターンと言われています。早速ですが、こちらを見てください。
8月に底値を付けた後急反転し、そこで一回目の山を形成、その9月半ばに二つ目の山を形成し、10月にもう一度山をつけて足元下落しているのが分かりますね。
この山の谷底にオレンジ色の線を足してみました。これがネックラインと呼ばれるもので、これを下に落ちてしまうと下落が加速することがありますが、オリックスは今日の下落でこのネックラインを下に抜けてしまいました。これが起きたからと言って必ず落ちるわけでは無いですが、注意はしたほう良いですね。
そんなオリックスの決算発表が再来週の11/2に迫ってきました。1Qは比較的好決算で株価は急反発しましたが、コロナがなかなか収まってこない状況下で、2Q決算がどうなのか、そしてまだ未発表の今期業績予想及び下期配当予想をどうするのかに注目が集まっていますよ!
オリックスの最新株価指標
オリックスのチャート分析をする前に10/20終値時点の最新株価指標を確認しておきたいと思います。こちらが10/20終値時点の日足チャート&株価指標です。
株価(10/20終値):1,320.5円(前日比▲30.5円/▲2.26%)
年初来高値:1,958.5円(2020/2/6)
年初来安値:1,100.5円(2020/3/23)
PER:-倍(業績予想未定のため)
PBR:0.56倍
配当利回り:-%(下期配当予想未定のため)
信用倍率:11.04倍(10/19)
先ほども言ったように、オリックスは今期の業績予想をまだ出していません。また下期配当予想も出していない状況なので、恐らく次回11/2の決算発表で公表してくることになるでしょう。
仮に前年同額の配当を維持出来れば5.8%という高配当銘柄になるわけで、株主優待まで含めると10%程度の超高配当銘柄になります。ただ、コロナの影響で減配リスクも高まっていますので、これをあまり鵜呑みにせずにいたほうが良いでしょうね。
尚、オリックスの最新決算は以下記事に纏めてありますので御覧ください。
はい、ということで本題の最新株価チャートを見て分析してみます!
オリックスの最新株価チャート分析
オリックスの最新株価チャート分析です。前回オリックスの株価チャートを分析したのは10/20の終値ベースでしたね(以下記事)。
上記記事の際の株価は1,375円で、株価は底堅く推移している状況でしたが、その後下落してしまっています。そのあたりも含めてどういうチャートになっているのかを見て来ましょう。
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):33.85(前回52.67)
- 25日の中期線(緑線):41.20(前回53.68)
RSIは14日線で「少し売られている」、25日線では「だいたい中立」という水準です。RSIチャートはやや右肩下がりになっているので、もう少し下落しそうな雰囲気を漂わせています。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
前回は株価が雲の上に這い上がったという状況でしたが今回はこちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。数日前にゴールデンクロスが発生していましたが、ダマしですぐにデッドクロスとなっています。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ピンク線が26日前の株価よりも下に落ちましたね。下落トレンド入りシグナルです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。前回雲の上に這い上がった株価ですが、現時点ではまだ雲の上に株価はあるものの、雲の上値である1,306円に接近してきています。
雲の少し先を見てみてましょう。こちらです。
雲の上値水準は切りあがっていくので、今の株価だと数日中に雲の中に株価は落っこちることになり、そうなると、一目均衡表的には下値目途は1,281円、上値目途は1,360円あたりになるイメージです。
また、移動平均線で見てみると75日線が1,313円に待ち構えています。これがまず最初の下値抵抗線になると思います。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。前回はこのMACDがゴールデンクロスするのか、しないのかという水準でしたね。その後どうなったか、、こちらをご覧ください。
赤線がMACDであり、この線が黒のシグナル線です。赤線のMACDが上にあれば上昇トレンドです。結局ゴールデンクロスとはならずに引き続き下落トレンドを示唆していますね。残念。
まとめ:75日移動平均線を死守出来るか注目
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
前回記事では株価は底堅く推移していましたが、ちょっとここにきていやな動きです。冒頭でも言ったようにヘッドアンドショルダートップを形成している状況で、ネックラインを割り込んできたので、ちょっと警戒必要ですね。
ま、決算さえ良ければこんな小手先のチャートなんか無視してガチホ一択でしょうから(笑)、上半期の決算が今から楽しみです!!
改めて、オリックスの次回上半期決算発表は11/2(月)ですよ!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。今回出てきたヘッドアンドショルダートップとか、いろいろなシグナルを分かり易く説明してくれている良書だと思います。
初心者にも分かり易く記載された本なので、非常に読みやすくお勧めです。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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