こんにちは!総合商社マンです!オリックスがノリノリに上昇中です!最新株価チャートをみてみましょう!
オリックス株がノリノリ
オリックス株が気を吐いています。日経平均がバブル後史上最高値を更新している好環境もありますが、以下の通り、その日経平均と比べてもパフォーマンスが突出しています。
このチャートは9月11日を0の起点として過去3カ月のパフォーマンスを比較したものです。青線がオリックス、赤線が日経平均ですね。この期間のパフォーマンスは以下の通りです。
- 日経平均:11.40%
- オリックス:21.60%
実にオリックスのパフォーマンスが日経平均の2倍近い状況になっているのが分かりますね。
これは直近の決算発表内容で減配もせず悪くなかったことに加えて、コロナワクチン開発において良いニュースが流れたことで、オリックスが抱えている航空機リースや関西空港運営のコンセッション事業への懸念払しょくが進むことも好材料として株価を押し上げているのではないかと推測できます。
尚、最新のオリックス決算については以下記事に纏めているので御覧ください。
またこの決算発表後に行われた決算説明会についても以下記事に、特に気になった株主還元部分を中心に纏めていますので御覧ください。
ということで、そんな日経平均を凌いで気の吐いているオリックスの最新株価チャートを見ていきましょう!
オリックスの最新株価指標
オリックスのチャート分析をする前に11/11終値時点の最新株価指標を確認しておきたいと思います。こちらが11/11終値時点の日足チャート&株価指標です。
株価(11/11終値):1,575円(前日比+80.5円/+5.39%)
年初来高値:1,958.5円(2020/2/6)
年初来安値:1,100.5円(2020/3/23)
PER:10.34倍
PBR:0.66倍
配当利回り:4.83%
信用倍率:8.16倍(11/10時点)
出来高を伴いながら株価は急上昇中ですね。
このブログでは結構な頻度でオリックスの株価を見ていますが、先日の決算発表までは今期業績予想及び下期配当予想を非開示としていたため、PER及び配当利回りはしばらく算出出来ませんでしたが、今回からちゃんと記載が出来るようになりました。
現在株価は急上昇をしていますが、それでもまだPERは10.34倍という低水準、PBRについては0.66倍とかなりの安値放置をされていた状況が分かります。
また配当利回りは株価上昇で少し低下し4.83%になっていますが、株主優待を含めた総合利回りで見ると、100株単元保有前提で3年未満保有でも8.0%、3年以上保有で11.2%というとんでもない利回りになっています。
グロース株が売られて、バリュー株に資金が流れてきている状況においては、安値で仕込んでいたホルダーさんは嬉しい限りですね!
はい、ということで本題の最新株価チャートを見て分析してみます!
オリックスの最新株価チャート分析
オリックスの最新株価チャート分析です。前回オリックスの株価チャートを分析したのは10/28の終値ベースでしたね(以下記事)。
上半期決算発表前だった10/28時点のオリックス株価は1,242円、配当利回りも配当維持前提で6.1%という水準でしたね。決算に対する疑心暗鬼もあり株価は大きく売り込まれていた状況でした。その時からどうチャートが変化したのかを含めて見ていきたいと思います!
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):84.86(前回19.43)
- 25日の中期線(緑線):76.04(前回29.17)
RSIは14日線、25日線ともに「買われ過ぎ」という水準にまで一気に上昇してきています。決算発表前までは「売られ過ぎ」水準でしたのでかなりの急ピッチな上昇です。上のチャートは過去3カ月分しか表示していませんが、過去1年で見ても現在のRSI水準は一番高い水準になっていますので、そろそろ一旦利確の売りが出る可能性はありますね。この売りをこなして更なる上昇が出来るか注目です。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
前回決算前は株価が雲の下に落っこちいて悲壮感漂う一目均衡表となっていましたが、今回はこちらのチャートになっています。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。あまり個人的に見たことない形なのですが、赤線、緑線が完全に重なった状態で上に急上昇しています。重なっているので緑線が見えない状況になっています。笑 とりあえず上にぶちあがっているので、これはポジティブに捉えてよいでしょう。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これまたピンク線が上にぶち抜けています。上昇トレンドを示唆ですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。株価は雲の遥か上に突き抜けており上昇トレンドです。また雲の上値も現在は1,354円にあります。11月末までこの水準は変わらないので、仮に急転直下下がるとなったらひとまずこの雲の上値が一つの目途になりますね。
また逆に上値目途に関してはこちらの移動平均線チャートをご覧ください。期間を半年間で見ています。
既に25日、75日、200日移動平均全てを上にぶち抜けていますので、次のターゲットは6月前半に付けた1,612円になりますね。それを抜けるとどうなるか、このチャートを過去1年間で見てみましょう。
御覧の通りほぼ青天井な状況で、その次は年初来高値の1,900円台を目指して頑張ってもらうことになります。さー、面白くなってきました。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらが最新のMACDチャートです。
下のチャート部分がMACDチャートです。そして赤線がMACD線であり、黒がシグナル線です。赤線のMACDが上にあれば上昇トレンド、逆なら下落トレンド、という見方です。
なんと安心感のあるMACDチャートでしょうか。もちろん急上昇はちょっと心配ではあるものの、見事なゴールデンクロス、上昇トレンドシグナルが出ています。
まとめ:利益確定売りには注意。まずは1,612円がターゲット
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
- RSIは14日線、25日線共に「買われ過ぎ」水準に到達。
- 一目均衡表では上昇トレンドシグナル多し。
- 全ての移動平均線を上抜け済、ターゲットは6月高値1,612円。
- MACDは見事な上昇トレンド入りシグナル。
恐らく急上昇から利益確定売りが出てくる頃なので、その利益確定売りをこなして6月高値の1,612円を抜けられるかがまずもっての注目ポイントですね。
ただ注意も必要です。現在の相場はワクチンの効果が良好だったという情報で相場全体が急上昇しているという状況です。まだ、ワクチンが承認されると決まったわけではないので、状況次第では再度の下落というリスクも拭えません。
あまり現在の相場に浮かれることなく、ポジション管理をしっかりしながら相場を楽しむようにしましょう!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。今回出てきたヘッドアンドショルダートップとか、いろいろなシグナルを分かり易く説明してくれている良書だと思います。
初心者にも分かり易く記載された本なので、非常に読みやすくお勧めです。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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