こんにちは!総合商社マンです!オリックスの粘り腰!最新株価チャートをみてみましょう!
オリックスの粘り腰
オリックス株の粘り腰が効いています。笑
日経平均が絶好調な相場というのもありますが、その流れに上手く乗ってかオリックス株価が崩れずに堅調に推移しています。
こちらは日経平均が好調になり始めた10月1日からのオリックスと日経平均のパフォーマンスを比較したチャートです。
御覧の通りオリックスの決算発表直前の10月末は日経平均に対して大きくアンダーパフォームしていましたが、決算発表後からぐいぐい値を戻し始めて11月9日から日経平均に対してアウトパフォームしているのが分かりますね。11/13に日経平均に近付く場面もありましたが、「粘り腰」を見せて再び強くアウトパフォームを見せつけてくれている状況です。
今まで安値放置されていたということもあると思いますが、上期決算で前期同額の配当を維持すること、業績もワーストケースとはならなかったことが好感されていること、そして何よりワクチン開発期待から航空ビジネスへの懸念が一気に後退していることがこの力強さの原因だと思われます。
尚、最新の決算状況は以下記事に纏めていますので御覧ください!
オリックスの最新株価指標
オリックスのチャート分析をする前に11/11終値時点の最新株価指標を確認しておきたいと思います。こちらが11/11終値時点の日足チャート&株価指標です。
株価(11/24終値):1,580.5円(前日比+55.5円/+3.64%)
年初来高値:1,958.5円(2020/2/6)
年初来安値:1,100.5円(2020/3/23)
PER:10.38倍
PBR:0.66倍
配当利回り:4.81%
信用倍率:2.81倍(11/20時点)
10日前は信用倍率が8倍くらいあったものが2倍まで急激に減少しています。需給環境には追い風ですね。毎度書きますが、これだけ上昇してきていてもPBR0.66倍となかなかの安値放置感があります。
また、配当利回りも4.81%となっていますが、株主優待を考慮した総合利回りはまだ8%という異常な高さになっています。安値で仕込めた人は当然もっと高い配当利回りになっているので、高配当株の安値仕込みの強さを再認識出来ますね。
はい、ということで本題の最新株価チャートを見て分析してみます!
オリックスの最新株価チャート分析
オリックスの最新株価チャート分析です。前回オリックスの株価チャートを分析したのは11/11の終値ベースでしたね(以下記事)。
前回記事では株価急上昇した時だったので、利益確定売りをこなせるか、というところが注目ポイントでした。
11/11以降株価は少し調整したので、利益確定売りがある程度出たということだと思いますが、株価はその後順調に値を上げてきたので、この利益確定売りをこなしてきたといえるかもしれませんね。実際にチャートを見ていきましょう!
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):68.13(前回84.86)
- 25日の中期線(緑線):66.06(前回76.04)
前回は急激な上昇で「買われ過ぎ」水準に到達し過熱感ありましたが、その後若干株価の調整も入ったこともあり、現在はいずれの線も「少し買われている」という水準となっています。過熱感の調整が入ったと言えるかもしれません。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。前回その緑線と赤線が重なり合った状態でしたが、見事に緑線が上に抜けてゴールデンクロス達成です!
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これは前回と変わりません。ピンク線が上にぶち抜けています。上昇トレンドを示唆ですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。これも前回と大きくは変わりません。株価は雲の遥か上に突き抜けており上昇トレンドです。
また上値目途に関してはこちらの移動平均線チャートをご覧ください。期間を半年間で見ています。
前回記事とターゲット価格はまだ変わっていません。既に25日、75日、200日移動平均全てを上にぶち抜けていますので、次のターゲットは6月前半に付けた1,612円になりますね。今日の株価上昇で一瞬1,600円タッチして1,604.5円を付けましたが、1,612円奪回はお預けになりました。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらが最新のMACDチャートです。
下のチャート部分がMACDチャートです。そして赤線がMACD線であり、黒がシグナル線です。赤線のMACDが上にあれば上昇トレンド、逆なら下落トレンド、という見方です。
こちらも変化ありません。引き続きゴールデンクロスを達成した後の上昇トレンド示唆です!
まとめ:全体的に上昇トレンド示唆。1,612円を達成出来るか注目。
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
- RSIは14日線、25日線共に「少し買われている」水準に後退。
- 一目均衡表ではゴールデンクロス達成!
- 全ての移動平均線を上抜け済、ターゲットは6月高値1,612円。
- MACDは変わらず上昇トレンド示唆。
利益確定売りをこなして過熱感を冷ましつつ1,612円を目指せるかが引き続きの注目ポイントですね。それを仮に超えてきたら、逆に1,612円が下値支持線として機能するかが大事になります。
ちょっと気になるのは今日上髭を付けて引いている点なので、明日はまた調整かな。笑
これから師走の12月を迎えて、配当再投資、ボーナスの流入等、例年相場を押し上げる要因がある季節到来ですが、果たして今年のコロナ禍でも同じようなことが起こるのか、面白くなってきましたね!
尚、先日の決算発表後に行われた決算説明会について、以下記事に纏めてありますので興味あれば御覧ください。株主還元に関しても結構踏み込んで言及してくれていますよ!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。いろいろなシグナルを分かり易く説明してくれている良書だと思います。
初心者にも分かり易く記載された本なので、非常に読みやすくお勧めです。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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