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三井住友FGが決算発表!中期経営計画も発表!累進配当の行方は!?

こんにちは!総合商社マンです!三井住友FGが決算発表したよ!累進配当方針維持です!

 

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三井住友FGが決算発表 

三井住友FGが5/15(金)に決算発表を行いました。高配当株で且つ累進配当政策で有名な三井住友FGの2019年度の業績がどうだったのか、2020年度の業績のコロナの影響はどうなのか、気になる累進配当政策はどうなるのか、このあたりについて三井住友FG発表のリリース内容から読み解いてみたいと思います!

 

三井住友FGの2019年度決算内容

三井住友FGの2019年度決算内容をまずは見てみましょう。

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御覧の通り一般的な企業の売上高にあたる収益は前年比▲7.3%減収の5.3兆円当期純利益は前年比▲3.1%減益の7,039億円減収減益の決算となりました。もう少し詳しくてみてみましょう。以下のスライドをご覧ください。

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赤枠は私が追加したものですが、まず左上赤枠のところに記載ある通り、前年比で減収減益という決算だったものの、期初に公表していた利益目標7,000億円はこのコロナの状況下でも達成をしたことをアピールしています。3月末の暴落局面を超えての決算ですので、期初目標を達成したのは確かに凄いと思います。

続いて右側の赤枠ですが

  • 与信関係費用

一つ目の赤枠ですが、コロナの影響で将来回収できない懸念のある債権に対して引当金を▲1,706億円引き当てしています。

  • 株式等損益

二つ目の赤枠ですが、コロナによる株価下落で減損計上するも、一部政策保有株の売却で利益が出たようで805億円の利益を計上しています。但し、前年比では▲359億円と減益要因となっています。

  • 特別損益

三つ目の赤枠ですが、特別損失としてSMBC信託のプレスティア事業ののれんの減損▲400億円が発生しているようです。ちなみにこのSMBC信託のプレスティアというのは数年前にシティバンクから譲り受けた日本での富裕層向けリテールビジネスです。旧シティバンクのリテールだったということもあり、海外に強く、海外駐在中の私も何かと便利で使わせてもらっていますが、あまり上手くいってないようですねー。

ま、改めて上記のような損失が出ているにも関わらず税後利益7,000億円を達成した三井住友FGは強しだというのが率直な意見です。

 

三井住友FGの2020年業績予想は?

三井住友FGの2020年業績予想はどうなっているでしょうか?こちらのスライドに纏まっているので御覧ください。

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これまた赤枠は私が付け加えたものですが、コロナの影響で当期純利益の予想は前年比▲43.2%減益の4,000億円と発表しました。かなりの減益幅ですね。為替前提はドル円105円、ユーロ円で120円としています(なぜかユーロのほうが強気)。

この予想に何を織り込んでいるのかはこちらのスライドをご覧ください。

smbc-financial-breakdown-202103

赤枠部分がコロナの影響なのですが、資産運用ビジネス等の下振れ▲1,700億円、コロナの影響で貸したお金が返ってこないリスクに備えての貸し倒れ引き当てで▲2,600億円の影響が出ることを見込んでの税後利益4,000億円を想定しているようです。これがコンサバな前提なのかどうなのか私には判断が付きませんが、コロナの影響が早期収束して貸し倒れリスクが低減していけば上方修正期待はあるかもしれません。

 

三井住友FGの配当はどうなる?

三井住友FGの配当はどうなるでしょうか?ここが一番気になるところでしょう。というのも三井住友FGは日本では数少ない「累進配当政策」を掲げている企業だからです。三井住友以外には三菱商事や伊藤忠商事が累進配当政策を掲げていたりします。早速気になる配当を見てみましょう。こちらのスライドをご覧ください。

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今回決算発表をした2019年度の期末配当は予定通り100円となり、年間配当では前年比10円増加の190円となりました。これはひとまず一安心ですね。そして気になる2020年度の配当額ですが、、、「190円!!」。増配ストップとなりました!!ただし、減配はせずです。

この累進配当というのはいろいろ定義があり、「毎期増額」することを累進配当と呼ぶこともあれば、「減配はせずにある一定期間を見て増配していく」ことも累進配当と呼んだりもするので、後者の意味では40%近い減益予算の中で減配をしなかった三井住友FGは累進配当政策を守ったともいえます。その結果、配当性向は2019年37%だったものが、2020年は一気に上がり65%に達しています。

尚、自己株取得についてはコロナの影響で今回は見送りと記載がありますが、この今回というのが2020年度中はやらないと言っているのか、今回の決算発表のタイミングではやらないと言っているのか、そこが気になりますね。コロナの状況が回復してきたら2020年度中に行う可能性には含みを残したということかな。(希望的観測。笑)

 

三井住友FGが中期経営計画を発表。配当政策は?

三井住友FGが今回の決算発表に合わせて中期経営計画を発表しました。この中計は2020年度から3カ年なので2023年3月期までのものになります。税後利益の定量目標は見当たりませんでしたが、気になる資本政策については触れられていましたので、こちらのスライドをご覧ください。

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この赤枠部分がこの中計における資本政策です。出ました!!「累進配当政策」継続です!!さすが三井住友FG。そして自己株所得も機動的に対応するということなので、コロナが落ち着けば発動される可能性は高そうですね。

2020年度の配当予想は2019年と同額でしたが、三井住友FGは「累進配当と言っているので、今回の発表で毎期増額するほうの「累進配当」ではなく、「減配はしないという累進配当政策」を取っていることが分かりましたね。ま、どちらの政策も素晴らしいことには変わりありません。

 

三井住友FGの株価の動向は?

三井住友FGの株価の動向はどうでしょうか?これが日足のチャートになります。

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コロナが本格化する前の2月ころは4,000円台で推移していた株価がコロナショックで3月に年初来安値となる2,508円を付けた後、少し反発して5月15日の終値時点で2,709.5円で引けています。まだ、大きく反発していない状況なので、投資をするにはいいタイミングな気がしなくもありませんが、コロナの状況次第ですね~。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。銀行業界もコロナの影響を大きく受けていることが分かりましたが、やっぱり財務力に基づいた「累進配当政策」を掲げている企業は安心感がありますね。先ほど少し触れた同じく累進配当政策を掲げている三菱商事や伊藤忠商事もこのコロナの状況下でも前年比増額のまさに累進配当政策を実行してくれました。

配当好きの投資家さんは三井住友FGもポートフォリオに入れ込んでも面白いかもしれませんね!(なお、私はまだ未保有。てか、この間売っちゃった。笑)

 

ということで、今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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