こんにちは!総合商社マンです!三井住友FGの株主総会が終了したよ!三井住友FGの株価をチャート分析してみましょう。
三井住友FGが株主総会を開催
三井住友FGが2020年6月26日に株主総会を開催しました。以下が三井住友FGの株主総会の決議通知です。
御覧の通り報告事項として2019年度の事業報告が行われたうえで、剰余金の処分(配当)、取締役15名の選任決議が行われ、全て議案通りに可決されたようです。
また、三井住友FGの株主総会ページに株主からの質問に対する回答が以下の通り掲載されています。
特に業績に踏み込んだ質問ではないので、もっと他の意見あるだろうにと思いますが(笑)、一応三井住友FGとして石炭火力発電への融資はESGの観点から行わない方針だそうです。
三井住友FGの今期業績予想
三井住友FGの今期業績予想について簡単に触れておきましょう。当ブログで以下記事で2019年度決算及び今期予想について書きました。
詳しくは上記記事を見て頂ければと思いますが、簡単に今期業績予想をおさらいすると以下ですね。
※三井住友FGホームぺージ資料から抜粋。
赤枠は私が付け足したものですが当期純利益の予想は前年比▲43.2%減益の4,000億円となっています。コロナの影響でかなり厳しい業績予想となっています。
また、配当についても既に発表済で以下の通りです。
これまた赤枠は私が付け足したものですが、今期の配当見通しは2019年度同様の190円となっています。三井住友FGは減配しない「累進配当的政策」を掲げていますので、この点は頼もしいですね!
累進配当を掲げている日本企業の記事は以下をご覧ください。
さて、そんな三井住友FGですが、現在の株価が買いなのか、売りなのか、という点を株価チャートから読み取ってみましょう!
三井住友FGの株は買いか?売りか?
三井住友FGの株は買いか?売りか?これは非常に気になるところです。先ほど言ったように三井住友FGは日本では数少ない累進配当を掲げている企業なので個人株主からも結構人気のある銘柄ですからね。
私は現在ノンホルですが、ちょっと前まで保有していましたので、今も買い時を探って毎日株価チェックしています。笑
では早速株価を分析してみましょう。今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見ていきます。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら三井住友FGのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分のチャートがRSIの推移です。現在三井住友FGのRSIは短期14日(紫線)で39.13で「少し売られている」、それよりも少しスパンの長い24日(緑線)で45.22と「だいたい中立」という水準です。
RSIでは概ね中立という状況で、ここからはなんとも判断がしづらい状況ですね。
一目均衡表
続いて三井住友FG株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。6/25に「転換線が基準線を下に抜けるデッドクロスが発生」しており、下落トレンドになっている可能性があります。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンで、これに関してはほぼ同じ価格になっていますので、この点においては中立ですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、三井住友FGの株価は現在雲の上にあるので、これだけ見ると上昇トレンドに見えますが、雲がどんどん薄くなってきていることから下落トレンドへ転換する可能性が高くなってきていますね。
こんな感じ。中立のシグナルがあったりするものの、下落トレンドサインが多く出ている印象です。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDで、赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。
三井住友株はこの基準線よりも上でMACDがシグナル線を下に抜けるデッドクロスが6/12に発生してしまっています。ここでも下落トレンドのサインが出てしまっていますね。
結論:三井住友FG株は短期的には「売り」か
今回3つの指標を見ましたが、あくまでチャート分析的には「売り」サインが結構出ているようです。特に一目均衡表の雲がどんどん薄くなっているところが非常に気になります。雲が薄くなるとトレンドが転換する可能性が高くなりますので。また株価も売られ過ぎ水準になってはいないので、その点もまだ下値を探っていく可能性があるので注意が必要ですね。
三井住友FGは言わずもがな金融セクターなのでコロナ第二波懸念が発生すると貸し倒れ懸念が高まり株も売られるという分かり易い構図です。一方で累進配当を掲げている企業なので、ホルダーさんはガチホでしょうかね。
個人的には値下がりしたところで仕込んでいきたい銘柄です!
念のため言いますが、これはあくまで業績を無視したチャート上のシグナルから見た結果です。全くもって業績を考慮したものではないので、その点はご注意くださいね。
先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なので、非常に読みやすくお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
面白い・有益だと思った方は、Twitterや『はてブ』↓↓↓ぽちっと拡散頂けるととても喜びます!!