こんにちは!総合商社マンです!総合商社各社の平均年収を最新の21年3月期の有価証券報告書で調べてランキングしてみたよ!
総合商社各社の株主総会終了
総合商社各社の定時株主総会が2021/6/25の三菱商事を最後に全て終了しました。
そして毎年この株主総会のタイミングで各社から有価証券報告書が発行されてホームページに掲載されるのですが、有価証券報告書には様々な情報が詰め込まれています。投資家にとってはいろいろな情報が読み取れて価値の高い資料なんです。
そんな有価証券報告書の中で、投資家とは直接はあまり関係ないかもしれませんが、面白い情報の一つに各社の年収情報があります。今回は高収入で知られる総合商社各社の平均年収事情を有価証券報告書から見てみたいと思います!
総合商社の平均年収ランキングまとめ(2021年)
総合商社の最新の平均年収ランキングをまとめてみましょう。有価証券報告書から各社の平均年収情報を取り、以下情報を見てみたいと思います。
- 2020年3月期の平均年収
- 2021年3月期の平均年収
- 増減額
- 増減率
この情報をテーブルにしたのがこちらです。
2021年3月期の平均年収が高い順番で並べています。
結構面白い結果になっていますよ。
- 1位には王者三菱商事。唯一1,678万円と圧倒的1位。
- 2位は伊藤忠商事。初の1,600万円台に到達。
- 3位は三井物産で1,483万円。前年からの伸び率は6%でトップ。
- 4位は住友商事の1,356万円で前年比6%減少。
- 5位は丸紅で前年比▲18%減少、金額ベースで261万円の大幅減少。
- 6位は豊田通商の1,100万円と前年比同額。双日を抜き去る。
- 7位は双日の1,096万円。豊田通商に追い抜かれる。
こんな感じです。
「あれあれ?三菱商事業績しんどいのに1位なんだね!」とか、「丸紅復活してるのに大幅に減少しちゃうんだ!」という声が聞こえてきそうですが、総合商社のボーナスは前年の業績に基づいて翌年のボーナスが決まる仕組みを取っている企業が多いからですね。つまり今回発表された平均年収は21年3月期のものなので、20年3月期の業績をベースにしたものとなっています。
ちなみにこちらが20年3月期と21年3月期の業績結果をまとめた表です。
※21年3月期の業績順に並べています。
御覧の通り、20年3月期は三菱商事は5,354億円で業界トップ、一方、丸紅は▲1,975億円の巨額赤字に転落していたことが分かりますね。
逆言うと、来年発行される有価証券報告書の平均年収は各社軒並み下落することも容易に想像出来ます。恐らく丸紅だけが前年比で平均年収大幅に増加ということになると思います。わたしを含めて総合商社勤務の人はどれくらい年収が今年下がるかは既に把握している状況だと思いますが、ここにきてコロナ禍のダメージが響きます。。尚、ワイ、めっちゃ減る模様。笑 総合商社勤務の人は来年に期待しましょう!笑笑
総合商社各社の最新業績はこちらに纏めていますので興味あれば御覧ください。
おまけに各社の従業員数、平均年齢、勤続年数も併せて有価証券報告書に記載されていましたので、こちらの表に纏めておきます。
三菱商事が従業員数5,725名で一番多く、次いで三井物産が5,587名、住友商事が5,240名と続いています。20年度に業界トップになった伊藤忠は4,215名と丸紅の4,389名よりも少ないことが分かりますね。
平均年齢は各社あまり変わらず42歳前後です。勤続年数は一番長いのが三菱商事の18年5ヵ月である一方、一番短いのが双日の15年5ヵ月です。特にこれで良い悪いということではないですが、結構各社開きがあるもんですね。
最後に:会社に左右され過ぎない人生を送りたい
今回総合商社の最新年収ランキングを見てきましたが、コロナ禍の影響もあり、会社の業績次第でボーナスが大きく上下していることが分かりました。恐らく総合商社に限らず様々な業界でボーナスが大きく減ったりと変動の大きい状況に直面していると思います。
今回のコロナ禍を通して個人的に改めて強く思ったのが、会社の給与にだけ頼っていると会社の業績に依存してしまい、下手をすると人生設計がおかしくなってしまうということです。
私は趣味が株式投資ですので、会社からの給与をせっせと株式投資に回して、可能な限り会社業績のリスクをミニマイズしていきながら資産形成に励んできたいという気持ちを強くしました。(←そんなこと言うんなら総合商社株に投資すんな。笑)
目指せ「FUCK YOU MONEY!!」
※この言葉の意味を知りたい方は以下記事をご覧ください。
最後に、その総合商社トップ3である三菱商事、伊藤忠商事、三井物産をポートフォリオのど真ん中に置いている私総合商社マンの最新投資ポートフォリオを以下記事で公開しているので興味あれば御覧ください。
上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。ビットコインに関しては最近は本当に話題が欠かないですね。年明けてからだけで以下の様な出来事が起きています。
- JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
- イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
- 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
- VISAも仮想通貨に参入
- 米コインベースがナスダックに上場
次のイベントは米フィデリティのビットコインETF承認が行われるかどうかですね。
足元は大きな調整局面が来ているので、これから仮想通貨投資を始めるには面白いかもしれません。ただ、下落する時はなかなかの下落幅になり得るので、ポートフォリオのほんの数パーセント組み込む程度に抑えたほういいですよ。
もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが良いと思います。数百円程度から投資可能なので、ポートフォリオに数パーセントだけ入れることが可能です。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。私個人的な仮想通貨投資の最大のメリットは株式と異なり、週末も取引出来るので暇つぶしになることです。笑笑
ということで、以上になります!
当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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