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総合商社総資産ランキング!【2019年12月末】

こんにちは!総合商社マンです!今日は総合商社各社の総資産を見てみよう!

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さて、本日は総合商社分析シリーズです!先日のブログで各総合商社の時価総額について焦点を当てて規模を見てみましたが、本日は総資産にフォーカスして各社の状況を見てみましょう。 

 

 総資産とは?

 

まず総資産と言われても何?と思う方もいるかもしれません。前回の記事では時価総額について見てみましたが(前回記事は以下ご参照)、総資産が何なのか、また時価総額と何が違うのかを見てみましょう。

 

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総資産

その名前の通りその会社が持っている資産(現金や在庫、売掛金といった流動資産や、建物や特許等の固定資産)を全て合計した金額ですね。バランスシートの左側(借方ってやつですね)の合計値がこれにあたります。 

時価総額

その会社が発行している株価×本日時点の株価=時価総額になります。言い換えるならば投資家がその会社をいくらで評価しているのか、とも言えるかと思います。 

もちろん色々複雑な指標を見て会社の価値は判断していきますが、総資産が大きくても時価総額の小さな企業がいたり、総資産は小さくても時価総額が大きな企業がいたりもしますので、会社の価値という観点においては時価総額を見るべきですね。 

では総資産からは何が分かるか、、、これを言ったら元も子もないですが、正直総資産額だけ単純に見ても得られる情報は少ないです。総資産の中身が良質なものなのか、不良なものなのか見る必要があるからです。

一方で、もちろん利益は資産から生まれます。つまり総資産が大きければ産み出す利益も大きくなるのです(裏を返せば反対に損をする金額も大きくなり得ます)。この総資産は一朝一夕に増やせるものではありませんので、総合商社各社の総資産規模を見ることでも、その会社の規模間、実力というのが垣間見えると思います。

一朝一夕で増やせないといってもピンとこないかもしれませんが、資産を増やすにはそれなりの会社の信用力が必要です。優良案件がそこら中にあるわけでもありませんし、あったとしてもしっかりDue Deligenceを行い、良い案件と踏めば銀行から借り入れを行って投資をしていく(=資産を買っていく)ものなのです。そう考えると1を10、100にしていくのに時間と信用が必要になっていくのは想像に難くないですよね。

 そういった観点を踏まえた上で以下で各社の総資産規模を見てみましょう!

 総合商社各社の総資産 

 

 

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これは2019年12月末時点の各社の決算短信から引っ張た来た数字になります。つまり現時点(2020年4月時点)で各社が発表している最新の数字になります。

いかがでしょうか。この数字を見ると圧倒的に三菱商事の総資産が大きく、6兆円近くの差で次に三井物産、さらに1兆円の差で伊藤忠商事と続きます。 

総資産においては三菱商事の圧勝です。さすが総合商社の雄と言われるだけのことはありますね。これだけ見ても三菱商事が業界の雄と言われることが納得出来ると思います。他商社がこの規模の総資産を一朝一夕で築けませんからね。

でも皆さん何か気づきませんか?

 そう、先日の時価総額のランキングと比べると面白いことが見えてきます。

次のスライドは先日のブログで掲載した各社の時価総額です(2020年2月時点)。

 

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時価総額記事を見たい方はこちらかどうぞ。

 

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 時価総額ランキングでは伊藤忠と三井が逆転して伊藤忠が2位になっています(それ以外は同じ)。加えて、総資産では三菱の18.2兆円に対し伊藤忠の総資産は11.4兆円と38%の差がある一方で、時価総額(2月時点)では三菱の4.51兆円に対し伊藤忠は4.12兆円とわずか9%の差しかありません。

なぜか?その答えは簡単明瞭。この総資産を持ってして、いくら利益を稼いでいるのかを投資家は評価するからですね。今回のテーマは総資産ですので各社の利益規模の詳細については次回のブログに譲りますが、小さな資産で大きな利益を稼いだほうが当然効率が良いわけです(ROAってやつですね)。三菱商事は18兆円の資産で、伊藤忠は11兆円の資産で同レベルの税後利益5,000億円程度で競っているので、現在は伊藤忠のほうが効率良く稼いでいると言えます。 

まとめ

如何でしたでしょうか?最後のほうは効率の話を少ししてしまいましたが、とはいえ、資産を持たなければ利益が出ないのも事実なのです。資産規模を見ることで非常に断片的ではありますがその会社の規模間というものを時価総額とは別の観点から見ることが出来るかと思います。大きな資産を持って効率を上げればそれに勝るものはありません!(個人的には総資産の大きな三菱商事のほうが伸びしろ大きいかなと期待しています。笑)

就職活動生は売上高や税後利益、年収あたりに着目をすることが多いと思いますが、こうやってあまりフォーカスされない数字で各社を見比べてみても各社の特色が見えてきて面白いかと思います。

 

今回も最後までお読みいただき有難うございました!