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【豊田通商】上方修正&増配!!21年度第2四半期(22年3月期)決算概要まとめ!

こんにちは!総合商社マンです!豊田通商が総合商社トップバッターで21年度第2四半期(22年3月期)の決算発表したよ!上方修正&増配です!

 

豊田通商ロゴ

   

 

豊田通商が21年度第2四半期(22年3月期)の決算を発表 

豊田通商が2021/10/29の引け後16:00に2021年度第2四半期(22年3月期)の決算発表を行いました。総合商社の中ではトップバッターの決算発表になります。

豊田通商の今期業績予想は1,500億円(前年実績:1,346億円)と増益予想としており、配当金も112円から120円への増配予想としています。1Q決算での上方修正はありませんでしたが、進捗率は38%と好調な滑り出しをしていましたね。

そして今回結論から言うと、上方修正&増配発表していますよ!

 

さて、上半期決算内容がどうだったのか、豊田通商が発表した決算説明資料から見て行きたいと思います!

※当記事に掲載されているスライドは豊田通商の決算発表資料の抜粋です。

 

21年度第2四半期(22年3月期)決算概要

豊田通商決算2021q2-1

 

豊田通商の21年度第2四半期決算を早速見てみましょう。こちらの概要スライドをご覧ください。

豊田通商決算2021q2-2



ポイントを箇条書きします。

  1. 営業利益は前年比108%増益の1,494億円(1Q時点は+297%)。
  2. 当期利益は前年比+206%増益の1,275億円(1Q時点は+323%)。
  3. 期初予想の1,500億円に対する進捗率は85%に到達。

1Q時点の前年比増益率に比べると減少していますが、それでも引き続き絶好調と言える数字が並んでいることが分かります。期初予算の1,500億円に対する進捗率も既に85%となっており、後ほど詳細は見てみますが、今回上方修正もしています!

この好調な決算を前年比要因別に分けたスライドがありますので、そちらを見てみましょう。こちらです。

豊田通商決算2021q2-3

このスライドは当期利益の前年との比較を要因別に行っているものです。ポイントだけ箇条書きします。

  1. 当期利益は前年416億円に対し今期は1,275億円(+859億円)。
  2. 主な増益要因は、車載部品・金属・食糧等需要増加で+430億円、自動車販売+230億円、金属市況で+114億円、為替影響で+22億円。

昨年持分法投資損益で▲21億円の減損が発生していましたが、今期は海外電力事業収益良化で+117億円の利益も出ていたりしていますね。とはいえ、やはり豊田通商は自動車の利益が大きく伸びたことが大きそうです。

減損に触れましたので、一過性損益についても見ておきましょう。こちらのスライドです。

豊田通商決算2021q2-3

今回の2Qでの一過性損益は+215億円発生していることが分かります。内訳は金属で+150億円、機エネで+90億円、その他で▲25億円という内訳です。昨年は▲50億円の一過性損失が出ていましたので、これだけで前年比+215億円の利益が上昇要因です。

 

キャッシュフロー

豊田通商のキャッシュフローも見ておきましょう。こちらのスライドをご覧ください。

豊田通商決算2021q2-4

ポイントを箇条書きします。

  • 営業CFは前年1,394億円だったのに対し、今期は318億円と大きく減少。
  • 投資CFは前年▲432億円だったのに対し、今期は大きく増えて▲905億円。
  • 結果、配当後FCFは前年786億円の黒字に対し▲805億円と大きく赤字。

利益は大幅に増加したものの営業CFが大きく減少している点は気になります。運転資金が1,000億円近く増えていることが最大要因のようですが。

あくまで2Q時点ですので浮き沈みあると思われ、個人的には年間でどう着地するのか注目したいと思います。

 

21度年間業績・配当予想

豊田通商の21年度業績配当予想について見てみましょう。冒頭でも触れましたが、今回上方修正&増配を発表していますよ!こちらのスライドをご覧ください。 

豊田通商決算2021q2-5

  • 営業利益は+290億円(期初予想比+9%)増益の2,530億円。
  • 当期利益は+400億円(期初予想比+27%)増益の1,900億円。
  • 2Q時点の進捗率は67%に到達。

今回1,900億円に上方修正をしましたが、それでも進捗率は67%と高い水準になっています。更なる上方修正もあり得る状況で、2,000億円が見えてきましたね!

そして配当金予想スライドがこちらです。

豊田通商決算2021q2-6

  • 当初予想の120円/年から今回+20円増配の140円/年に引き上げ。
  • 中間配当及び期末配当それぞれを+10円ずつ引き上げ。
  • その結果、配当性向は25.9%という水準。

素晴らしいですね~。今回140円の配当に引き上げましたが、それでも最近の配当性向と比べると下落しており、全然無理をしていない水準であることが分かります。

 

最後に:2,000億円の大台が見えてきた

今回豊田通商の21年度2Q決算を見てみましたが、上方修正&増配を発表し、また上方修正後の1,900億円に対する進捗率も67%という高水準という絶好調な決算となりました。自動車の半導体不足がニュース記事になっていたり等、懸念材料もあるようですが、言進捗率の高さから、大台の2,000億円が見えてきたような状況ですね!

 

ということで毎度総合商社トップバッターで決算発表する豊田通商の業績を見てきましたが、他の総合商社がどの程度の増益を発表してくるのか今から楽しみです!

 

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上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。ビットコインに関しては最近は本当に話題が欠かないですね。年明けてからだけで以下の様な出来事が起きています。

 

  • JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
  • イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
  • 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
  • VISAも仮想通貨に参入
  • 米国で2021年10月ビットコインETF承認

 

今後もビットコインETF承認が控えており、機関投資家の資金流入期待が高まります!ただ、下落する時もなかなかの大きさなので、ほんの数パーセントを組み込んでいるだけですが。笑

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ということで、以上になります!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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