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WTI原油&連動型ETF(1671)の動向観察日記:ポートフォリオ変化アリ(6/10)

こんにちは!総合商社マンです!WTI原油&連動型ETF1671観察日記です!ポートフォリオに変化あったよ!

 

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WTI原油連動型ETF(1671)のポートフォリオ動向は?

WTI原油連動型ETF(1671)のポートフォリオをシンプレクス社が発表している「日々の開示事項」で連日追いかけていますが、本日の発表内容をみてみましょう。

 ※そもそも、まだ原油ETFの仕組み分かってないよ!という方はここに纏めているので御覧ください!

 

www.sogoshoshaman.com

 

ということで、早速本日の1671の状況を見てみましょう。

 

シンプレクス社のプレスリリースの内容は?

 

シンプレクス社の本日のプレスリリースはこちらです。 

1671-etf-portfolio-20200610

※参照元:シンプレクス社プレスリリース

このリリースだけ見ても変化が分からないと思いますので、以下の表で見てください。 

1671-etf-portfolio-20200610

※シンプレクス社発表情報に基づき、筆者作成

一番右の赤枠が本日のポートフォリオです。本日9月限月だけ買い建て玉が少し増加していますね。新たな資金流入があったことが分かります。昨日この観察日記を書きませんでしたが昨日は特に動きありませんでした。

その結果、1671ETFのポートフォリオは以下となりました。

  • 8月限:33.0%
  • 9月限:35.6%
  • 12月限:31.3%

6月も半ばに差し掛かりつつありますが、今後のロールオーバー動向に注目です。

  

WTI原油の動きは?

WTI原油の動きを見てみましょう。週末にOPECプラス会合や米国失業率発表があったりとイベント目白押しでしたが、以下が本記事を執筆している時点のWTI原油状況です。 

wti-price

※参照元:CME社ホームぺージ

赤枠が記事執筆時点の各限月毎の原油価格です。月曜日に40ドル突破した後下落し、現在は38ドル台で推移ですね。

そして先日バックワーデーションが発生していましたが、本日の状況はどうでしょうか。以下で各限月のスプレッドを見てみましょう!

wti-spread-20200610

赤枠部分が本日の原油価格及びスプレッドの状況です。全ての限月においてコンタンゴとなっています。黄色セルが月曜時点でバックワーデーションとなっていた部分ですが、現在はそこもコンタンゴに戻っていますね。

今日の原油のポイントを挙げると

  • 原油価格は下落(対月曜比)。
  • スプレッドは前日比でほぼ全てで拡大傾向。
  • スプレッドは0.2%~0.6%と引き続き低水準。
  • 全ての限月においてコンタンゴ。

コンタンゴの状態ですが、引き続きスプレッドは非常に小さいままです。前回も書きましたが、これはマーケットはこれ以上の値上がりは無いと考えていることの裏返しでもあります。

そしてこちらが6/4頃からの直近限月の1時間足WTI原油チャートです。

 wti-chart

OPEC+の開催された6/6に向けて期待から上昇し、OPEC+後の月曜日にさらに買い進まれて40ドルを回復、その後サウジが自主減産を止めるといったニュースがあり下落に転じたという構図で、現在38ドル台で推移です。

 

  • 6/2:米国内暴動発生も原油価格に影響与えず
  • 6/3:OPECプラスでの減産継続期待登場
  • 6/4:OPECプラス開催不透明という情報流れる
  • 6/5:ロシア・サウジ減産継続、週末OPECプラス開催見込みという情報あり
  • 6/8:OPECプラスを無事に乗り越え7月末で減産規模継続決定
  • 6/9:サウジ自主減産終了←NEW

こんな感じの流れです。ま、40ドル前後が多面的に見ても心地よい水準ということで、この価格をキープしていくようにOPEC+は今後も動いていくのではないでしょうか。

   

1671ETFの株価動向は?

1671ETFの株価の動向はどうでしょうか。こちら週足チャートになります。  

1671-chart-20200610

前日比続伸で▲10円(▲1.18%)下落の834円で本日は引けています。

もう1,000円になる日は来ないのかしら、、、って思ってしまうチャートですね。笑

そしてドル円の1時間足チャートはこちらです。 

usd-jpy-chart

やっぱり円高方向に動いてきましたね。米国株、日経平均も下がり若干リスクオフの流れですかね。月曜日は109円台でしたので、そこから一気に107円台まで落ちてきました。為替の動向にも注意が必要です。

 

最後に:サウジ自主減産終了

週末のOPECプラスで、減産規模ほぼ維持で安堵感が伝わり、週明け月曜日に40ドル突破したWTI原油でしたが、その後サウジがOPECプラスの合意内容とは別に自主的に行っていた減産を停止するというニュースが流れ昨日に続き下落となりました。サウジ以外にもクウエートやUAEも自主減産を行っており、サウジ同様に終了する模様で、投資家心理に悪影響を与えたようです。

ま、既に40ドルまで到達していたので、利益確定売りも少なからずあったのでしょうね。先ほども言った通り、マーケットはこれ以上の値上がりを想定していない状況で、それがスプレッドに表れています。

今後さらなる原油価格上昇の種は以下二つですかね。

  1. 中東地域での有事
  2. コロナワクチン開発(=経済回復期待)

 この二つ以外にさらなる原油価格要素が思いつかないな。既に40ドルなのでここからの上値追いは追加材料が必要でしょうね。

 

 引き続き原油価格と共に、OPECプラスの動向や、1671運用会社シンプレクス社のリリース情報デイリーで追いかけてみますので、また動きがあれば随時お知らせします!!

ということで、今回は以上になります。投資は自己責任でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!!

 

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