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【丸紅】上方修正&増配!21年度第2四半期(22年3月期)決算概要!過去最高益へ!

こんにちは!総合商社マンです!丸紅が21年度第2四半期(22年3月期)の決算発表したよ!上方修正&増配で過去最高益へ!!

 

丸紅ロゴ

   

 

丸紅が21年度第2四半期決算を発表

丸紅が11/2の場中に2021年度第2四半期(2022年3月期)の決算発表を行いました。丸紅は2019年度に総合商社の中で唯一赤字転落、しかも▲1,975億円という巨額赤字を計上するといった厳しい決算でしたが、20年度は見事にV字回復し2,253億円という結果でしたね。そして今期業績予想2,300億円に対して、1Q決算は1,121億円、進捗率は48.7%に到達していましたね。

さて1Qの好調さを維持出来たのか、2Q決算を丸紅の決算資料から見ていきたいと思います。結論を先に言うと爆益です。笑 それでは参りましょう! 

※当記事内のスライドは全て丸紅が公表した決算資料の抜粋です。

 

21年度第2四半期(22年3月期)決算概要

丸紅決算2021q2-1

 

丸紅の21年度第2四半期(22年3月期)決算の概要を、丸紅が公表した決算資料から見て行きたいと思います。まず業績サマリーにフォーカスします。こちらのふたつのスライドをご覧ください。

丸紅決算2021q2-3

丸紅決算2021q2-2

 

 ポイントを箇条書きします。

  1. 当期純利益は2,058億円となり、前年比+102%の1,041億円。過去最高益。1Q時点は前年比+93%だったので更に続伸。
  2. 実態利益(所謂、基礎利益)は前年比+108%の2,180億円。過去最高益。1Q時点は前年比+93%だったので、こちらも続伸。
  3. 一過性損失は▲130億円発生。
  4. 基礎営業キャッシュフローは+2,522億円と前年比+696億円。
  5. 年間業績予想を2,300億円⇒3,500億円に上方修正。配当金も34円⇒51円に大増配。

どえらいことになっていますね。過去最高益で通期予想も引き上げて、配当金も引き上げています。やばいです。笑

そして今回個人的に注目したのは二つ目のスライドで「自己株式の取得を検討する」という文言です。丸紅は現在の中期経営計画の期間中は「自社株買いはしない」と明言していましたので、それを撤回したということになります。絶好調さが伺えますね!

 

決算内容についてもう少し詳しく見てみましょう。純利益と実態純利益の過去からの推移をまとめたスライドです。。

丸紅決算2021q2-4

上段が純利益の推移、下段が実態純利益の推移ですね。上段には一過性の減損が含まれているため、2019年度に大きな赤字となっています。一方下段はそれを除いているので、実力値としての利益の推移が見えるようになっています。

このスライドでは2019年に赤字に陥ったものの、実態純利益はしっかり稼げていますよ、ということを示したいのだと思います。ということで下段の実態純利益の推移を見てみますが、今期の実態純利益が3,700億円が2016年以降突出しているのが分かります。また灰色部分が非資源分野、ピンクが資源分野の利益なので、比較的バランスよく稼げているということも言えるかもしれませんね。

 

セグメント別でも見てみましょう。こちらのスライドです。上段が純利益、下段が実態純利益です。

丸紅決算2021q2-5

上段の純利益にフォーカスしてポイントを箇条書きします。灰色部分が前年2Q累計、赤色部分が今期の2Q累計実績です。

  • 丸紅は大きく分けて全部で6セグメント。この6セグメントの中で更に15セクターに分かれている。このうち、赤字となっているセクターは「電力」及び「次世代事業開発」のみでそれ以外は全て黒字。
  • 利益の絶対額として大きいのがアグリ事業(前年比2倍の332億円)及び金属(前年比4.7倍の+871億円)。この2事業だけで2Q利益の半分以上(58%)を稼ぎ出す。
  • 前年同期比で利益が減少しているのは「電力」「インフラプロジェクト」セクターのみ。

金属が特にやばい状況であることが分かります。笑 ものすごい利益を叩き出していますね。そしてアグリ事業も伸びが凄く、また概ね全体的に好調に推移しています。

電力が▲88億円の赤字に陥っているのが気になりますので、21年度2Qの一過性損益についても見ておきましょう。こちらのスライドです。

丸紅決算2021q2-6

ポイントを箇条書きします。

  • 21年度2Qの一過性損益はネットで▲130億円。
  • 内、一番大きい減損は「電力」の▲190億円で株式の評価損や海外案件損失等が発生。

やっぱり「電力」で一過性の損失が発生していることが分かりました。全体の利益からすると軽微な額とも言えるので、今回の過去最高益、上方修正に繋がっていますね。

 

21年度(22年3月期)年間業績予想&配当予想

丸紅の21年度(22年3月期)年間業績予想を見てみます。前段で既に上方修正と増配に触れましたが、改めて決算短信から数字を引っ張ります。

丸紅決算短信2021q2-1

丸紅決算短信2021q2-2

業績予想

  • 通期利益は2,300億円⇒3,500億円に上方修正。前年比+56.8%増益。
  • 上方修正後の3,500億円に対する2Q進捗率は58.8%。
  • 配当金は17円増配の34円⇒51円(上期25.5円、下期25.5円)に増配。
  • 上方修正&増配後の配当性向は25.5%。

 

上方修正後の利益に対する2Q進捗率も58.8%に達しており、まだ後半戦の上方修正もあり得そうな雰囲気が出ていますね。配当性向も25%台と余力ありますが、上で匂わせていた自社株買い発動の可能性が一番高いかもしれません。

 

最後に:過去最高益でお祭り状態

今回丸紅の21年度2Q決算発表を見てみましたが、2019年に大赤字に陥っていたのが嘘かと思うくらい絶好調な決算であることが分かりました。上方修正、増配、そしてやらないと宣言していた自社株買いの再開を示唆と、株主にとっては最高の結果となったのではないでしょうか。

世界中でインフレ懸念がスタグフレーション懸念等もあり、油断は出来ませんが、過去最高益更新に向けて、このまま突っ走って欲しいですね!

 

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上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。ビットコインに関しては最近は本当に話題が欠かないですね。年明けてからだけで以下の様な出来事が起きています。

 

  • JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
  • イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
  • 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
  • VISAも仮想通貨に参入
  • 米国で2021年10月ビットコインETF承認

 

今後もビットコインETF承認が控えており、機関投資家の資金流入期待が高まります!ただ、下落する時もなかなかの大きさなので、ほんの数パーセントを組み込んでいるだけですが。笑

もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが良いと思います。数百円程度から投資可能で、足元大きく価格が下落しているのでポートフォリオに数パーセントだけ入れても面白いかもしれませんね。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。

 

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ということで、以上になります!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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