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【伊藤忠商事】上方修正&増配で過去最高益へ!21年度第2四半期(22年3月期)決算概要!

こんにちは!総合商社マンです!伊藤忠商事が21年度第2四半期の決算を発表したよ!上方修正、増配、そして過去最高益更新です!

 

伊藤忠商事ロゴ

 

 

伊藤忠商事が21年度第2四半期決算を発表

伊藤忠商事が11/5の場中に2021年度第2四半期の決算発表を行いました。

伊藤忠商事は前期の20年度実績が4,014億円となり、業界の雄、三菱商事をおさえて業界1位となっていましたね。そして今期業績予想を5,500億円と発表しており、この予算段階では総合商社トップを維持する予想でしたが、三井物産が1Qで4,600億円から6,400億円、2Qで6,400億円⇒7,200億円に上方修正をし、早くもトップ陥落の危機となっていました。

1Q決算で2,675億円、進捗率49%となっており、2Qでの上方修正宣言もしていた伊藤忠商事、今回どんな決算だったのか、伊藤忠商事が発表した決算資料から見ていきたいと思います。それでは参りましょう!

結論を先に言うと、上方修正、増配発表です!

 ※当記事内掲載のスライドは全て伊藤忠商事の決算公表資料の抜粋です。 

  

21年度第2四半期(22年3月期)決算概要

伊藤忠商事決算2021q2-1

 

伊藤忠商事の21年度第2四半期(22年3月期)の決算概要を、伊藤忠商事が公表した決算資料から見ていきたいと思います。決算概要スライドがこちらです。 

伊藤忠商事決算2021q2-2

ポイントを箇条書きします。

  1. 上期の当期純利益は過去最高の5,006億円となり、前年比+98%と約2倍。
  2. 一過性を除いた基礎収益は3,785億円となり、上半期として過去最高。
  3. 実質営業CFは4,000億円となり、上半期として過去最高。
  4. 通期見通しを5,500億円⇒7,500億円に上方修正、配当も94円⇒110円に増配。

これまた1Qに続いてとんでもない利益を叩き出してきました。過去の四半期利益で「過去最高」、上半期利益も「過去最高」、基礎収益も「過去最高」、実質フリーキャッシュフローも「過去最高」と、過去最高のオンパレードです。やはり伊藤忠は過去最高を強調するのが好きですね。笑

利益面についてもう少し詳しく見ていきます。

こちらのスライドはセグメント別の前年比較です 

伊藤忠商事決算2021q2-3

 

細々としているのでポイントを箇条書きします。

  1. 上半期実績の当期利益5,006億円の内、非資源は3,751億円、資源1,305億円。非資源比率は前年同期比で81%から74%に下落。資源の追い風を感じさせる。
  2. 伊藤忠は全部で8セグメントあり、全セグメントにおいて前年比増益。赤字セグメントは無し。
  3. 絶対額として前年比で利益を大きくけん引したのは金属(前年比+875億円)及び住生活(前年比+544億円)。

各セグメントにおいて濃淡はあるものの、全セグメントで前年比増益と好調な決算で推移しているようです。セグメント別の通期見通しも記載あるので見てみましょう。

伊藤忠商事決算2021q2-4

ポイントを箇条書きします。

  • 当期利益は期初予想の5,500億円から7,500億円へ+2,000億円上方修正。
  • 全8セグメント中、上方修正したのは「繊維」・「食料」を除く6セグメント。
  • 上方修正額が大きいのは「金属」の+620億円、「情報金融」の+300億円。
  • 懸念されているCITICの取り込みはむしろ増加し、ここでもその他で+310億円増益。

伊藤忠の強みである鉄鉱石の上昇を追い風に資源セクターの「金属」が伸びていますね。中国景気後退懸念ありましたが、CITICがむしろ増益になっているようです。

一過性利益についても見ておきましょう。こちらのスライドです。

伊藤忠商事決算2021q2-5

ポイントを箇条書きしてみます。

  • 上期の一過性損益は+1,220億円(1Q時点では+875億円の一過性利益)
  • 2Qで利益が積み増しされたのは「情報金融」のPaidy売却益+305億円が大きい。
  • 大きな減損は特に無し。

先ほど年間上方修正をセグメント別に見た際に大きく伸びていた「情報金融」はこのPaidyの売却益が関係しているようですね。

 

21年度(22年3月期)年間業績&配当予想

伊藤忠商事の21年度年間業績予想及び配当予想も見ておきましょう。結論から言うと、上方修正&増配です。こちらのスライドをご覧ください。

伊藤忠商事決算2021q2-6

ポイントを箇条書きします。

  • 21年度業績予想は5,500億円⇒7,500億円に上方修正。前年比+86.8%増益。
  • 配当は期初予想94円⇒110円に大幅に増配。が、配当性向は21.78%と低水準。
  • 新配当方針を掲げ、2022年120円、2023年130円を下限に設定。
  • 2023年までに配当性向30%に引き上げる方針。

大幅な上方修正&増配になりましたが、配当性向で見ると僅か21.78%しかないことが分かりますね。2023年までの配当下限額を公表した点は面白いかもしれません。

 

最後に:新たな配当方針を発表

今回伊藤忠商事の21年度上半期決算を見てきましたが、上半期利益は過去最高の5,000億円台に到達、業績予想を7,500億円に引き上げました。トップ争いが熾烈になっており、こんな感じです。

  • 伊藤忠商事:7,500億円
  • 三菱商事:7,400億円
  • 三井物産:7,200億円

三菱商事の7,400億円、三井物産を超えて上期時点で1位予想になっています。

この好業績もあってか、従来の累進配当方針に加えて、具体的な金額を公表する配当下限を設定してきたのは株主にとっては安心感ある一方、配当性向の低さが気になりますね。また途中で止めてしまった自社株買いの再開も是非お願いしたいところです。

三井物産は実は得意の鉄鉱石部分では上方修正していなかり、三菱商事は一過性利益は上期時点でほとんど無い状況だったので、まだ下期で熾烈な争いが三菱商事、三井物産、伊藤忠商事で繰り広げられる予感で、今後も楽しみですね!

 

さてさて、非常に面白くなってきました!!私はこの3社ともに株式保有しているので、このデッドヒートを株価の上昇と共に楽しみたいと思っています。笑

 

最後に、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産の総合商社株を含んだ私の最新投資ポートフォリオを以下記事で公開しているので興味あれば御覧ください。日本株、米国株、仮想通貨が並んでいます。

 

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上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。ビットコインに関しては最近は本当に話題が欠かないですね。年明けてからだけで以下の様な出来事が起きています。

 

  • JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表。
  • イーロンマスク率いるテスラがビットコイン購入。
  • 米国金融大手のBANK OF NEWYORK メロンが仮想通貨資産管理サービス導入
  • VISAも仮想通貨に参入
  • 米国で2021年10月ビットコインETF承認

 

今後もビットコインETF承認が控えており、機関投資家の資金流入期待が高まります!ただ、下落する時もなかなかの大きさなので、ほんの数パーセントを組み込んでいるだけですが。笑

もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが良いと思います。数百円程度から投資可能で、足元大きく価格が下落しているのでポートフォリオに数パーセントだけ入れても面白いかもしれませんね。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。

 

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ということで、以上になります!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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