こんにちは!総合商社マンです!久しぶりにみんな大好きJTの株価チャートを見てみましょう!
高配当株筆頭のJT
新年あけて、一発目の株価チャート分析記事はみんな大好きJTです。笑
JTは10/30に20年度第3四半期の決算を発表しましたが、配当は据え置いたものの、軒並み各指標の上方修正を発表していましたので、簡単におさらいしておきます。
具体的には以下の上方修正内容でした。
※JT決算説明会資料から抜粋
- 売上高は+600億円上方修正!
- 営業利益は+420億円上方修!
- 当期利益は+240億円上方修正!
- FCFは+650億円上方修正!
まさに上方修正のオンパレードで、たばこという嗜好品の強さを見せつけてくれる決算内容だったと思います。個人的に一番注目だったのはFCF、つまりフリーキャッシュフローの上方修正ですね。もちろん他の指標の上方修正も大事ですが、特にこのFCFに注目した理由は、これが大きく配当に影響し得るからです。
そんな前回決算好調だったJTの最新株価チャートを分析してみたいと思います!
JTの株価指標
株価チャートを見る前にJTの株価指標をチェックしておきましょう。
株価:2,046円(2021/1/8終値)
年初来高値:2,438円(2020/1/15)
年初来安値:1,796円(2020/7/31)
PER:11.71倍
PBR:1.49倍
配当利回り:7.53%
総合配当利回り(配当+優待):8.75%
信用倍率:1.73倍(2021/1/8)
相変わらずの高配当株ですね。配当利回り7.53%、100株保有前提での優待含めた総合配当利回りは驚異の8.75%という高さです。一方の株価はドスンと下がっていますが、これは12月末が年度末の配当権利日で、その配当落ちがあったものですが、実際は配当以上に株価が下落ちてしまっています。JTらしいといえばJTらしいかもしれません。笑
ちなみに私はノンホルですが、JT嫌いじゃありませんので悪しからず。笑笑
はい、そんな高配当銘柄JTの最新の株価チャートを分析してみましょう!
JT最新株価チャート分析
JT株の最新株価チャート分析をしてみましょう。
今回も見る指標は同じで以下の3つです。全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですので、この記事は長期投資ではなく、スイングトレードを前提とした視点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析するにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらJTのRSIを見てください。
このチャートの下部分の下がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):25.79
- 25日の中期線(緑線):32.51
御覧の通り、14日線では「売られ過ぎ」水準、25日線では「少し売られている」水準であることが分かります。短期的には配当落ちで株価が下がったのでRSI的には反発を期待したくなる水準です。
一目均衡表
続いてJT株を一目均衡表で見てみましょう。こちらのチャートをご覧ください。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。JTは10月にこれがゴールデンクロスして以降上昇トレンドを形成していましたが、配当落ちの下落で、3カ月ぶりにデッドクロス発生しているのが分かります。ここは下落トレンド示唆ですね。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。淡いピンク色の線が遅行スパンです。見事にピンク線が26日前の株価よりも下にぶち抜けていますね。下落トレンド示唆です。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。灰色に塗られた部分が雲です。10月末頃からずっと株価は雲の上にあり、上昇トレンドを描いてきましたが、配当落ちも相まって一気に雲の下まで下落してしまいました。その結果、濃いピンク色の雲の下値線である2,057円が上値抵抗線に切り替わってしまいました。
こんな感じ。イヤ~な雰囲気が出始めているチャートになっていますね。
そうなってくると気になる下値目途ですが、こちらのチャートをご覧ください。
これは移動平均線チャートです。既に紫の25日線、ピンクの75日線は下に割り込んでおり、緑色の200日移動平均線である2,034円が下支えになるかが来週の注目ポイントですね。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。またダマしが少ない指標として有名です。
こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD線、黒線がシグナル線と呼ばれるものです。
JTのMACDは11/27に既にデッドクロスしており、その後12/18に一瞬だけゴールデンクロスしたもののダマしとなり、一気に下落になっています。
まだMACDチャートは下降曲線を描いているので、これから参入する人はこのMACD線のゴールデンクロスをちょっと待った方が良いかもしれませんね。
まとめ:下落トレンド多め。2/5の決算発表待ちか
今回3つの指標を見ましたが、まとめると以下の感じ。
- RSIは売られ過ぎ水準に到達
- 一目均衡表では全ての点において下落トレンド
- MACDは綺麗な下落トレンド
こんな感じ。チャート上はちょっと手を出しにくいチャートの形状をしている状況ですね。
ただ、冒頭にも書いたように3Q決算は少なくとも好調と言える内容でしたので、次回2020年度通年の2/4の決算発表次第で相場が再びガラリと変わることを期待したいところですね(JTは1-12月決算会社です)。
高配当好きの私的には、今年こそ、どこかのタイミングでJT買い参入を果たしたいと思っています。笑笑
ちなみに最新の私のポートフォリオを昨日公開しているので、興味があればそちらをご覧ください。高配当株が既にたくさん入っています。笑笑
その記事でも触れていますが、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル(1,500万円程度)と発表するなど、個人的には上昇相場に乗れない事を意識してのことですね。
ただ、下落する時もなかなかの大きさなので、ほんの数パーセントを組み込んでいるだけですが。笑
もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが良いと思います。数百円程度から投資可能なので、ポートフォリオに数パーセントだけ入れても面白いかもしれませんね。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。株式と異なり、週末も取引出来るので暇つぶしにもなりますよ。笑笑
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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