こんにちは！総合商社マンです！三菱商事の最新決算おさらいしながら、株価チャートを見てみましょう！
三菱商事の決算おさらい
眠れる獅子(笑)三菱商事ですが、株価は総合商社の中ではすこぶる大人しい状況が続いています。こちらは12/1を起点として、5大商社と日経平均の上昇率を比較したものです。
- 丸紅：16.10%
- 伊藤忠：10.60%
- 三井物産：10.30%
- 住友商事：9.50%
- 三菱商事：6.90%
- 日経平均：5.00%
あくまで12/1を起点としたものではありますが、日経平均よりは上回るものの、5大総合商社の中では最もパフォーマンスが劣後しているのが分かりますね。日経平均を少し上回っているのでパフォーマンス悪くないじゃんと思うかもしれませんが、あくまで12/1からを切り取っただけですので、年間で見たりすると劣後は甚だしいことはご留意を。笑
そんな三菱商事の最新決算である20年度2Q決算を簡単におさらいすると以下になります。
※三菱商事IR資料から抜粋
- 2Q累計実績は867億円と前年同期比▲64.2%減益（1Qは▲77.3％）。年間業績見通し2,000億円に対する進捗率は43%と50%を下回る水準。
- 通期業績予想は2,000億円から不変
- 年間配当も変更なしの134円（上期：67円、下期67円）で累進配当を継続
- 配当性向は99%まで上昇
確かに決算は芳しくなく、年間予算の2,000億円に対する進捗率は43%と低く、一方で累進配当で増配をしている結果配当性向は99%まで上昇しているという状況でしたね。
上記は簡単なおさらいですが、もっと詳しく見たいという方は以下記事をご覧ください。
次回の3Q決算発表日時はまだIRページに掲載されていない状況ですが、恐らく2月上旬あたりになるのではないかと思うので、非常に注目です！
三菱商事の最新株価指標
三菱商事の最新株価指標を確認しておきましょう。
こちらが1/8終値時点の週足チャートです。
株価(1/8終値)：2,628.0円(前日比+16円/+0.61%)
年初来高値：2,948円(2020/2/6)
年初来安値：2,094.5円(2020/4/6)
PER：19.41倍
PBR：0.74倍
配当利回り：5.10%
信用倍率：11.49倍（1/8）
まず上のチャートを見ると8月末に受けたバフェット砲の際の高値をいまだに更新出来ていないのが分かります。首位争いをしている伊藤忠商事は既にバフェット砲高値を更新し年初来高値どころか上場来高値更新に突き進んでいる状況下、なんとも情けない株価です。
三菱商事の年初来高値は2月に付けた2,948円ですので、遥か下ですね。配当利回りはも5.10%と総合商社の中で一番高い状況に放置されているのが分かります。
先日、総合商社各社の年初来高値を以下記事で整理しているので興味あれば御覧くださいね。
それでは三菱商事の株価チャートを見ていきましょう！
三菱商事の最新株価チャート分析
三菱商事の最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI＜30 ：売られ過ぎ
RSI 30～40 ：少し売られている
RSI 40～60 ：だいたい中立
RSI 60～70 ：少し買われている
70＜RSI ：買われ過ぎ
この数字を参照しながら三菱商事のRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線（紫線）：71.84
- 25日の中期線（緑線）：65.19
14日線では既に「買われ過ぎ」、25日線でも「少し買われている」という水準です。まだRSIは上昇トレンドなので、もう少しあがっても違和感はないかなという印象を受けますね。ただ、RSI的には割安感はあまりありません。
一目均衡表
続いて三菱商事株を一目均衡表で見てみます。 こちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「緑の転換線が濃い赤の基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。三菱商事株は11/13にゴールデンクロスを達成して以降、現在も上昇トレンドを維持していますね。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ピンク線が26日前の株価よりも上に大きく抜けています。上昇シグナルです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。現在の株価は雲の遥か上にありますね（雲は2,482円近辺に薄く存在している）。上昇トレンドシグナルです。
一目均衡表は形が崩れずに上昇トレンドシグナルを出していることが分かります。今後の株価上昇を期待したくなるところです。
ちなみに移動平均線で見ると以下の状況です。
25日、75日、200日全ての移動平均線よりも株価は上にあります。下落した場合は紫色の25日移動平均線が位置している2,545円あたりが下支えになるか注目です。
MACD（マックディー）
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
赤線がMACDで黒い路線がシグナル線と呼ばれるものです。ちょっと分かりにくいのですが、実は三菱商事のMACDは12/24にデッドクロスをしていたのですが、ちょうど1/8にこれがゴールデンクロスを達成しています。まだ二つの線が非常に近いのでダマしの可能性はありますが、ホルダーとしてはちょっと期待したいところです！笑
まとめ：MACDがゴールデンクロス。だましに注意
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは短期で「買われ過ぎ」水準で注意は必要
- 一目均衡表では上昇シグナル多め。
- MACDはゴールデンクロス達成！！
こんな感じ。
ずっと三菱商事の株価を追い続けていますが、チャートの雰囲気は良い感じですね。MACDのゴールデンクロスがダマしなのか、本物なのか、、、ここに個人的に注目しています。
だって、私のポートフォリオの主力銘柄ですからね。笑
最新の私のポートフォリオは以下記事に纏めていますので御覧ください。
少し話は変わりますが、上記記事でも公開している通り、私はポートフォリオの一部にビットコインも入れています。JPモルガンがビットコインの長期的見通しを14万6,000ドル（1,500万円程度）と発表するなど、個人的には上昇相場に乗れないことを意識してのことですね。
足元は大きな調整局面が来ているので、これから仮想通貨投資を始めるには面白いかもしれません。ただ、下落する時はなかなかの下落幅になり得るので、ポートフォリオのほんの数パーセント組み込む程度に抑えたほういいですよ。
もし仮想通貨を始めるなら業界大手のコインチェックが良いと思います。数百円程度から投資可能なので、ポートフォリオに数パーセントだけ入れることが可能です。口座開設は以下リンクから可能で、最短その日から取引出来るのでおススメです。株式と異なり、週末も取引出来るので暇つぶしにもなりますよ。笑笑
ということで今回は以上です！当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました！
面白い・有益だと思った方は、Twitterや『はてブ』↓↓↓ぽちっと拡散頂けるととても喜びます！！
