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【KDDI】配当利回り3.76%!買って大丈夫?最新株価チャート分析してみた

こんにちは!総合商社マンです!KDDIの最新新株価をチャート分析してみましょう。

 

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KDDIの業績おさらい

 株価を見る前にKDDIの業績を簡単におさらいしておきましょう。KDDIは3月決算会社なので5月14日に決算発表を行っています。詳しくは以下記事にまとめています。

 

www.sogoshoshaman.com

 

簡単におさらいすると以下です。

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  • 売上高は前年同期比で3.1%増収
  • 営業利益は前年同期比で+1.1%増益(19年連続最高益)
  • 当期純利益は+3.6%の6,398億円(8年連続最高益)

 超絶好調な業績が継続していますね。そして21年3月期もコロナ禍の中で6,400億円と19年度と同じ水準で業績予想を出しています。この業績予想は19年度業績予想を発表した5月に公表されたものなので、コロナの状況をしっかり踏まえて出されているものと思われます。かなり業績に自信がある表れでしょうね。配当も増配予定でこれまたなんと19年連続の増配です。

いやーー、すごい。笑

 

さて、そんなKDDIですが、現在の株価が買いなのか、売りなのか、という点を株価チャートから読み取ってみましょう!

 

KDDIの株は買って大丈夫?

KDDIの株は買って大丈夫か?非常に気になりますね。業績を見る限り、絶好調ですが、今回行うのはチャート分析ですので完全業績無視でやります。笑

まずこの記事を書いている7/3時点の株価の状況を見ておきましょう。

kddi-chart

コロナで暴落したKDDI株は一時2,658円まで暴落した後、結構早い段階で落ち着きを取り戻し3,000円台を回復、現在は3,192円という水準です。配当利回りは3.76%となっています。

では早速株価を分析してみましょう。今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見ていきます。日足ベースですので、スイングトレードを想定した「売り」か「買い」かという視点です。

  1. RSI
  2. 一目均衡表
  3. MACD

また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。

 

 

RSI

RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。

RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。

RSI<30  :売られ過ぎ

RSI 30~40  :少し売られている

RSI 40~60  :だいたい中立

RSI 60~70  :少し買われている

70<RSI    :買われ過ぎ

この数字を参照しながらKDDIのRSIを見てみましょう。

 

kddi-rsi

このチャートの下部分のチャートがRSIの推移です。現在KDDIのRSIは短期14日(紫線)は55.63で「だいたい中立」、それよりも少しスパンの長い25日(緑線)は52.98でこちらも「だいたい中立」という水準です。

最近はRSIは50の水準を挟んで比較的安定して推移しているように見えますね。RSIからは買いなのか、売りなのか、判断が難しいようです。

 

一目均衡表

続いてKDDI株を一目均衡表で見てみましょう。

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一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。

  1. 緑色の線が転換線で、ピンクの線が基準線です。6月前半に転換線(緑)が基準線(ピンク)を超えてゴールデンクロスが発生しているのが分かります。上昇トレンドのサインですね。一方足元に目を向けると基準線とピンク線が近づいて来ていますのでデッドクロスには注意が必要です。
  2. 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。青線が遅行スパンです。遅行線のほうが26日前の株価を上回っているのでここでも上昇トレンドのシグナルが出ています。
  3. 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 薄く塗られた部分が雲ですが、足元の株価は雲の上にあり、また下にある雲が分厚くなっているのが分かります。この雲の上を支えとして株価が推移しているので上昇トレンドの可能性が高そうです。

こんな感じ。雲が分厚く下にあるので結構頼もしい株価チャートを描いているように見えますね。

 

MACD

最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。

kddi-macd

下のチャート部分がMACDで、紫線がMACD、緑線がシグナル線と呼ばれるものです。0のラインが基準線です。

MACDもシグナル線もほぼ同じ値となっており、あまりシグナルが見えませんが、MACDが上に抜けると上昇トレンドを示唆、下に抜けると売りシグナルを示唆するので、MACDが下にあるのがちょっと気になります。 

 

結論:KDDI株は短期投資には向かない。笑

今回3つの指標を見ましたが、チャート分析的にはどっちかというと「上昇トレンド」のサインのほうが多く出ているようです。一目均衡表の分厚い雲が下にある点はチャート的には安心感がありますが、ボラが小さい状態になっているので、これを言ったら元も子もないですが、スイングトレードにはそもそも向いていないかも。笑

業績好調、株主優待もあり、累進配当中という銘柄なので長期投資向き銘柄かもという結論に至りました。笑笑

 

 KDDIの次回イベントは7/31の第1四半期決算発表です!コロナの影響が一番出たであろうこの第1四半期の決算がどうなるのか、今から楽しみです!

 

ということで今回は以上です!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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