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【KDDI】20年度第1四半期決算速報!進捗率28.5%で絶好調!?

こんにちは!総合商社マンです!KDDIが21年3月期の第1四半期決算を発表したよ!お、これは業績好調なのか!?

 

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KDDIが20年度第1四半期決算を発表

KDDIが本日7/31に20年度第1四半期決算を発表しました。KDDIが発表した決算説明会資料を眺めながら、決算状況を見て行きましょう。

ちなみに本題に入る前にちょっとアイスブレイクですが(以前KDDI記事読んだ方はすっ飛ばしてください。笑)、このKDDIというアルファベットの文字の意味知ってますか?ヒントはKDDIは2000年に以下の3社が合併出来た会社です。

  • 国際電信電話(KDD)
  • 第二電電(DDI)
  • 日本移動体通信(IDO)

もうお分かりかもしれませんが、これらの企業のアルファベット名も合体させたのですね。前回2019年度決算概要を書いた時にもこれ書きましたが、知らない人も中にはいると思うのでもう一回書いたことお許しを。笑

はい、どうでもいいですね、本題に入ります!笑

 

20年度第1四半期決算概要

 

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KDDIの20年度第1四半期の決算概要を早速見て行きましょう。定量面を中心に見て行きます。まずこちらのスライドをご覧ください。

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決算サマリーのスライドですね。ポイントを箇条書きします。

  1. 売上は前年比僅か▲0.3%減収の1.24兆円。
  2. 営業利益は前年比+13.7%増益の2,907億円。
  3. 当期利益は前年比+12.2%増益の1,823億円。進捗率は28.5%と絶好調。

「あれ?KDDIさん、コロナ禍って知ってますか?」と思ってしまうレベルの決算を叩き出してきました。笑 なんでこんなに絶好調なのか、もう少し詳しく見てみましょう。こちらのスライドをご覧ください。

 

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このスライドは前年同期比との差を要因別に分けて見せたものですね。ポイントを箇条書きしてみます。

  1. まず成長領域(ライフデザイン及びビジネスセグメント)で+206億円増益。※ライフデザインというのは例えばau電気等。
  2. 次に端末販売コストで+241億円増益。この点ですごいのは右側に表示されているように端末の販売台数自体は195万台→150万台に減少しているにも関わらずコスト削減で増益を達成していること。

こんな感じ。一見素晴らしい決算のようですが、2番目の増益要因となっている端末販売コスト削減による増益というのは諸刃の剣のようで、4Gから5Gへの移行が上手くいってない要因になっている模様で、安易に喜べる状況にはないようです。見た感じ絶好調の業績ですが、KDDIの経営陣は現在の状況に焦りを感じているとのことなので、今後の端末販売の状況は要注視ですね。

  

20年度年間業績及び配当予想

KDDIの20年度年間業績予想と配当予想に動きがあったか見てみましょう。まず年間業績についてはこちらの決算短信抜粋をご覧ください。

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御覧の通り「修正無し」です。

  1. 売上高は前年比0.2%増収の5.25兆円。
  2. 営業利益は前年比0.5%増益の1.03兆円。
  3. 当期利益は前年同額の6,400億円。

このコロナ禍の状況であっても減益せず、業績を維持させる予想を据え置きました。ただし、この決算短信の下にわざわざ以下の記載がありますね。

新型コロナウイルス感染症による影響は現時点で把握可能な情報に基づいて、上記の業績予想に当該影響を反映しておりますが、今後の状況の変化によって業績予想の修正が必要になった場合、速やかに開示いたします。

今後コロナの影響がさらに悪化するようなことがあれば業績修正を行うことに含みを持たせていますので、KDDIとはいえ油断は禁物かもしれません。

続いて配当予想はこちらです。

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配当予想も直近の予想から「修正無し」ですね。このコロナ禍にあっても前期よりも増配する形で上期60円、下期60円の年間120円(前年は110円)を予想しています。うん、素晴らしい。笑

 

最後に:ノンホルだけど素直に応援したい

KDDIの20年度第1四半期の業績を見てきましたが、一見業績好調に見えるものの、KDDIであってしてもコロナ禍の影響は免れず、経営陣は相当な危機感を持っているようです。

尚、そんなKDDIですが、今回の決算発表に合わせて「働き方改革」に関するリリースも出しました。その名も「新働き方宣言」。ちょっとこちらのスライドをご覧ください。

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特に面白いなと思ったのが「成果・チャレンジ」を評価する制度。詳しくはKDDIのHPを見てもらえればと思いますが、要は「働いた時間ではなく成果や挑戦及び能力を評価・称賛し、処遇へ反映する制度」だそうです。

これ、一歩間違えるとブラックになりかねないので気を付けないといけませんが、「仕事が出来て残業せずに早く終わらせられる人」よりも「仕事が遅くて残業している人」のほうが報酬が高い謎の制度をぶった切る、ということであれば私は面白い施策だなと感じました。ただ、これ運用するのって本当に難しそうで、どう浸透させていくのか個人的に非常に注目しています。

ま、色々面白い施策をやっているKDDI、見ていて面白いですね!

最近株式市場で減配・無配の嵐が吹き荒れていますので、是非KDDIにはこの期初の配当予想を好業績と共に成し遂げてもらいたいですね!私はノンホルですが素直に応援したい笑

 

頑張れKDDI!!

 

ということで以上です!

 

尚、決算書の読み方を勉強したいと思われている方にはこちらの本がおススメです。

 

 

堅苦しくなく、決算書の読み方全然分かりません!という方から、かじったことはあるけど改めて理解したいという初心者~中級者の方向けの本です。私自身も今更ながら改めて読むと頭の整理に繋がって非常に良書でした!

中級者以上だとこちらの本が個人的におすすめかな。 

 

 

先に紹介した本よりはもう少し踏み込んでいて、尚且つ読みやすい良書です!

  

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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