こんにちは!総合商社マンです!KDDIがドコモ、ソフトバンクに続いて格安プラン発表!株式市場は好感です!決算おさらいしながら、最新株価チャートを見ていきましょう!
KDDIが格安プランを発表
KDDIがドコモに続いて格安プランを発表しました。
簡単に3社の料金プランを比較すると以下のようになっていますよ。
✅ドコモ(ahamo): 20GB、2980円
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) January 13, 2021
✅ソフトバンク:20GB、2980円
✅KDDI(povo):20GB、2480円
一見KDDIが安いように見えるけど、通話5分かけ放題オプションつけるとKDDIも2980円になる。ahamoには5分かけ放題込み。
こーいうことすっからわかりにくくなってくるけど、ライン電話で済む人はKDDIってことか
ドコモ、ソフトバンクは2,980円で横並びですね。ソフトバンクは正確に言うとLINEで使用するGB数は20GBに含めないというちょっとしたおまけが付いています。
そして今回発表したKDDIの料金プランが「Povo」という名前で2,480円と2社と比較して安く設定されていますね。これは実は5分間通話無料がオプションになっていて、それを付けるとドコモ、ソフトバンクと同じ2,980円になるという仕組みです。
最近は家族や友人とはLINE電話で済ませる人が大半だと思うので、その観点から言うとKDDIの料金プランが一つ上手な状況かもしれません。
それもあってか、株式市場は好感して反応しています(後述)。
KDDIの決算おさらい
株価チャートを見る前にKDDIの最新決算をおさらいしておきます。KDDIの最新決算は昨年10/30に発表された第2四半期決算ですので、その際の決算スライドを少しだけお見せします。
※KDDI決算資料から抜粋
決算サマリーのスライドですね。ポイントを箇条書きします。
※このスライドに掲載されていない数字も書いておきます。
- 売上は前年比▲1.1%減収の2.53兆円(1Q時点は▲0.3%減収)。
- 営業利益は前年比+6.4%増益の5,888億円(1Q時点は13.7%増益)。
- 当期利益は前年比+7.3%増益の3,729億円(1Q時点は12.2%増益)。
- 当期純利益の対予算進捗率は58%に到達。
当期純利益の進捗率は58%に達しており、コロナ禍にあっても至って順調な決算となっていることが分かります。
そして業績予想と配当予想がこちらです。
※KDDI決算短信から抜粋
- 当期利益は前年同額の6,400億円(EPSは278.27円)。
- 配当は年間120円(上期60円、下期60円)。
- 配当性向は43%。
2019年度の115円から120円へ増配を堅持していますね。配当性向も43%と高すぎず低すぎずというところです。ただし、今回の通信会社3社の値下げは当然業績面には向かい風になります。今期の業績への影響は限定的かもしれませんが、来期以降の業績がどうなるのかについては注意が必要ですよ。
KDDIの株価指標
最新の株価をチェックしていきましょう。チャート分析をする前に KDDIの最新株価指標を見ておきます。
こちらが1/13終値の週足チャートです。
株価(1/13終値):3,252円(前日比+46円、+1.43%)
年初来高値:3,451円(2020/2/12)
年初来安値:2,632円(2020/9/29)
PER:11.69倍
PBR:1.62倍
配当利回り:3.69%
優待込み利回り(100株3年未満の場合):4.61%
信用倍率:2.22倍(1/12時点)
株価はガースー砲をくらいまくっていた20年9月頃に大きく下げたものの、その後落ち着きを取り戻して、まさにV字回復を辿っているのが分かりますね。
配当利回りはこの水準でもまだ3.69%あり、優待込みの場合は4.61%と高配当株になっていることが分かります。
個人的に気になっているのは来期の業績動向です。PER11.69倍と非常に割安な水準になっていますが、これはあくまで今期の業績ベースでの計算です。今回の値下げ発表によって来期急に決算厳しくなるとこのPERは上昇してしまいますので、このPERをそのまま鵜呑みはしないようにしましょう。
続いて株価チャート分析です。
KDDIの最新株価チャート分析
KDDIの最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらKDDIのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):83.30
- 25日の中期線(緑線):75.61
御覧の通り、いずれの線も「買われ過ぎ」水準に達しています。RSIチャートは右肩上がりで綺麗ですが、少し過熱感を冷やして横ばいか下落が必要かもしれないですね。
一目均衡表
続いてKDDI株を一目均衡表で見てみましょう。今回の一目均衡表がこちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。12/29にゴールデンクロスを達成しており、綺麗な上昇トレンドを描いているのが分かりますね。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ピンク線が26日前の株価よりも圧倒的に上ですね。上昇トレンドシグナルです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 株価は現在雲の遥か上に位置していますね、上昇トレンドです。雲は2,986円あたりに広がっていますので、仮に下落に転じた場合はそのあたりが一つの目安になるかも。
こんな感じ。
正直一目均衡表的にはとても綺麗な上昇トレンドシグナルが見て取れますね。9月のガースー砲時代が嘘のようなチャートです。笑笑
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。
下の部分がMACDチャートです。赤線がMACD、黒線がシグナル線と言われるもので、端的に言うと、MACD線がシグナル線よりも上にあれば上昇トレンド、逆であれば下落トレンドといった具合です。
KDDIは12/21にこのMACDがゴールデンクロスをして以降、綺麗な右肩上がり曲線を描いていますね。なかなかお見事なMACDの的中率といえるチャートです。うーん、素晴らしい。
まとめ:上昇シグナル祭り!ただし過熱感には注意
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは「買われ過ぎ」。チャートの形状は悪くない。
- 一目均衡表は上昇トレンド一色。
- MACDは綺麗な上昇トレンド示唆。
こんな感じ。
正直、チャートだけ見ている限りは少し過熱感はあるものの、上昇トレンドシグナルばかりが出ている内容です。お見事ですね。
ただ、個人的には冒頭にも触れたように来期の決算影響が気になるところです。
そんなKDDIの次回第3四半期決算発表は1/29(金)に予定されていますよ!
その決算発表でこの値下げプランの影響がどの程度なのかに言及があるのか、、、注目です!
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ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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