こんにちは！総合商社マンです！JTの配当利回り7.9%まで上昇！最新の株価チャートを見てみよう！
JT株配当落ち後軟調推移中
JTの株価が6/29の配当落ち後に2,000円を割りこんで以降、一瞬2,000円回復する場面あるもいまだに2,000円台を奪回出来ずに軟調に推移しています。
10日前にJT株の記事を書いた時(以下記事)の株価は1,977.5円でしたので、そこからさらに下落し1,948.5円という状況です。
株価が下がったので現在の配当利回りは前回より上昇し7.9%ともう8%直前です。1,925円まで下がると配当利回りが8%に達する計算です。常時Twitter界隈で話題となっているJTですが、この高配当利回りを見ちゃうと気になってしまうのが人の性なのでしょうか。私もずっと気にしてウオッチしています。笑
ということで、今後JT株がどう動くのかを最新株価チャートから考察してみたいと思います！
JT株に上昇トレンドシグナル出そう！？
JT株のチャート分析をしてみましょう。結論を先に言うと上昇トレンド出るかも？というチャートになっています。
今回も見る指標は同じで以下の3つです。全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですので、この記事は長期投資ではなく、スイングトレードを前提とした視点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析するにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI＜30 ：売られ過ぎ
RSI 30～40 ：少し売られている
RSI 40～60 ：だいたい中立
RSI 60～70 ：少し買われている
70＜RSI ：買われ過ぎ
この数字を参照しながらJTのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分の下がRSIの推移です。短期の14日と少し長期の25日の二つの線を出しました。紫色の線が14日ですが34.04(前回29.87)と「少し売られている」、緑色の25日線は35.53（前回34.61）でこちらも「少し売られている」という水準です。
前回記事では14日線は29.87と売られ過ぎ水準でしたが、そこから水準が変わっているのがきになります。また前々回記事（以下）は14日線は17.91（株価は1,987円）でしたので、株価は下がっているのにRSIは中立のほうに向けて動き始めているのが分かります。株価は下がってもRSIでの割安感は後退してきている状況ですね。
一目均衡表
続いてJT株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。残念ながら6/29に転換線が基準線を下に抜けるデッドクロスが発生して以降、下落トレンドを継続中です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。淡いピンク色の線が遅行スパンで、現在の株価が26日前の株価よりもかなり下にあります。ここでも「下落トレンド」が出ています。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になります。配当落ちで雲の下に落っこちた後、ずっと雲の下で推移していますね。「下落トレンド」を示唆しています。ただ雲の下値は切り上げてきており、現在雲の下値は2,065円となっています。上昇するとこのあたりが一旦の目途ですね。
一目均衡表では3つの点全てにおいて「下落トレンド」のサインが出ているという状況です。前回記事から変わらず下落トレンドを強く示唆しています。「おいおい、タイトル記事と全然違うじゃねーか」と思われたかもしれませんが、判断するのは時期尚早、次の指標を見てみましょう。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドか下落トレンドかをみることができます。またダマしが少ない指標として有名です。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDの部分です。赤線がMACD、黒線がシグナル線と呼ばれるものです。
JT株は基準線（0ライン）よりも上で6/12頃にMACD線がシグナル線を下に抜けるデッドクロスが発生して以降、ずっと下落トレンドを示唆してきました。がしかし、ここにきてMACD線とシグナル線が急速に近づいて来ているのが分かります。数日後にこれがゴールデンクロスとなれば、上昇トレンド転換への期待が高まるというわけです！もちろんMACDにもダマしはありますので、その点はご注意くださいね。
結論：MACDの推移に注目！決算発表には注意！
今回3つの指標を見ましたが、まとめると以下の感じ。
- RSIは割安感後退中。
- 一目均衡表は下落トレンドサイン一色。
- MACDはゴールデンクロス期待高まる。
今後数日はMACDの動向に注目ですね。これがゴールデンクロスとなると期待が高まります。ただし、まだサインが出ると決まったわけではなく、加えてこれはチャートの観点での考察です。
注意すべきなのはJTの第2四半期決算発表が7/31(金)15：00に控えています。その内容次第ではチャートの動きを無視した動きになり得ますので、決算発表前後の取引には十分にご注意くださいね。前回第1四半期決算の内容は以下記事に纏めていますので御覧ください。
上記記事を御覧頂くと分かりますが、前回決算発表時には業績下方修正をせず、配当も維持しましたが、業績については今後の見直しに含みを持たせています。今回の決算は4月～6月という世界的にもコロナ蔓延を最も受けた四半期の可能性が高いです。嗜好品であるタバコがコロナショックの影響をどの程度受けるのか、という点に注目が集まります！！
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ！
ということで今回は以上です！当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました！
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