こんにちは!総合商社マンです!ガースー砲を乗り越えてKDDIの株価は絶好調です!
KDDIの株価が順調に上昇中
KDDIの株価が順調に上昇しています。KDDIは10/30に第2四半期の決算発表を行い、そこで2,000億円の自社株買い発表や、トヨタの追加出資発表が行われサプライズの多い決算となっていましたね。詳細は以下記事にまとめてありますので御覧ください!
前回1カ月前のKDDIの株価チャートを見た時も書きましたが、KDDIは9月のガースー砲による暴落相場で苦しみました。しかしここにきて株価は落ち着きを取り戻すどころか以下の通り、ガースー砲前の水準まで戻りそうな勢いとなっています。
競合のドコモがNTTドコモによるTOBで株価爆上げしていた中でKDDIホルダーはしばらく株価低迷に喘いでいる状況でしたが、先日の決算発表のサプライズと相場環境の好転から株価はいい感じに上昇している状況です。
KDDIの株価指標
チャート分析をする前に KDDIの最新株価指標を見ておきましょう。
こちらが11/17終値の日足チャートです。
株価(11/17終値):3,137円(前日比▲13円、▲0.41%)
年初来高値:3,451円(2020/2/12)
年初来安値:2,632円(2020/9/29)
PER:11.27倍
PBR:1.56倍
配当利回り:3.83%
優待込み利回り(100株3年未満の場合):4.78%
信用倍率:6.10倍(11/16時点)
9月の株価低迷からはだいぶ株価が戻っているので、配当利回りは3.83%という心地よい水準になってきています。それでも株主優待(3年未満100株保有で3,000円相当のカタログギフト)も含めた総合利回りは4.78%という高配当銘柄に変わりはありません。
はい、ということで、そんなKDDIのチャートを見ていきましょう!
KDDIの最新株価チャート分析
KDDIの最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
前回は1カ月前の10/15終値ベースで株価分析をしていたので(以下記事)、その時からの状況変化にも焦点を当ててみます。
この前回記事では「MACDゴールデンクロス継続中」という状況で、株価は底打ち感を見せていた状況でしたね!
さて、今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらKDDIのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):73.43(前回:52.54)
- 25日の中期線(緑線):70.43(前回:42.88)
1カ月前はどちらの線も「だいたい中立」という状況でしたが、その後株価は上昇していき現在は「買われ過ぎ」水準になっています。勢いよくここまで株価上昇をしていたのでちょっと一服感がありますね。 11月12日は14日線は一時88.44まで上昇していたので、少し過熱感を覚ます期間かもしれませんが、RSIが右肩下がりになってきたら注意は必要です。
一目均衡表
続いてKDDI株を一目均衡表で見てみましょう。この一目均衡表は一カ月前と様変わりしています。
ちなみに前回記事の一目均衡表がこちらです。
株価は遥か雲の下、全てにおいて下落トレンドの状況でした。そして今回の一目均衡表がこちらです。
景色が全然違いますね。以下で詳細を見ていきます。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。10/26にゴールデンクロスを達成した後、株価は見事に急上昇。そして今現在もこのチャートは崩れていないことが分かります。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。前回はピンク線が26日前の株価よりも遥か下にありましたが、現在は遥か上にあります。上昇トレンドを意味してますね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 株価は現在雲の上に抜けており、雲の上値は2,988円にあります。株価が下落となったらここが一つの下値抵抗線になります。
こんな感じ。
株価の上値ターゲットは一目均衡表では見えなかったので、移動平均線で見てみましょう。こちらをご覧ください。
既に移動平均線は200日線(3,118円)を超えてきています。そうすると次のターゲットはガースー砲受ける前の8月26日の終値3,329円を目指したいところです。
※その前に8月31日につけた3,150円~3,200円の窓を埋める必要あり(当たり前ですが)
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。
下の部分がMACDチャートです。赤線がMACD、黒線がシグナル線と言われるもので、端的に言うと、MACD線がシグナル線よりも上にあれば上昇トレンド、逆であれば下落トレンドといった具合です。
10月7日にMACDがゴールデンクロスして以降、今現在も綺麗に上昇トレンドシグナルを発信していますね。私自身はこの10月7日あたりにインして、幸いにも今回の上昇相場をエンジョイ出来ています。笑
まとめ:上昇トレンド継続中。RSIの動向に注意
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは「買われ過ぎ水準」。少し頭をもたげてきている点に注意。
- 一目均衡表は上昇トレンド一色。
- MACDも上昇トレンドシグナル発信中。
こんな感じ。
ガースー砲くらいまくっていた9月からは本当に状況が一変しているKDDIの株価チャートですね。もちろん日経平均がバブル後最高値を更新している相場の地合いも追い風になっていますので、日経の状況にも注意は必要ですが、久しぶりの上昇相場をどこまで見せつけてくれるのか、楽しみで仕方がありません!
既に決算発表を終えてしばらくイベントの無いKDDIですが、12月に入ると例年ボーナスや配当再投資の資金流入もあり、市場が活気づきます。ただ、今年はコロナ禍でボーナスが減る企業が続出しているので、そのあたりどういう相場になるのかも注目していきたいですね!
尚、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
尚、決算書の読み方を勉強したいと思われている方にはこちらの本がおススメです。
堅苦しくなく、決算書の読み方全然分かりません!という方から、かじったことはあるけど改めて理解したいという初心者~中級者の方向けの本です。私自身も今更ながら改めて読むと頭の整理に繋がって非常に良書でした!
加えて、FIREを目指している人は必読の本がこちらです。米国でFIREムーブメントを巻き起こした第一人者が書いた王道の書籍ですね。これもどのように資産形成を行い、どういった生活をすればFIREが実現するのかを事細かに書いてくれている非常に面白い書籍です。この書籍の中に出てくるは「4%ルール」は目から鱗が落ちます。笑
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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