こんにちは!総合商社マンです!オリックスの株主総会が終了したよ!オリックスの株価をチャート分析してみましょう。
オリックスが株主総会を開催
オリックスが本日2020年6月26日に株主総会を開催しました。以下がオリックスの株主総会の決議通知です。
御覧の通り報告事項として2019年度の事業報告が行われたうえで、取締役12名の選任決議が行われ、全て議案通りに可決されたようです。本日のプレスリリースではこの一枚ものの決議通知だけが掲載されていますが、株主総会の録画の公開は6/29(月)に行われるようなので、そこで改めて内容を記事にしたいと思います!
もしかしたらまだ未発表の今期業績についてもなんらかの言及がなされているかもしれませんからねー。
オリックスの今期業績予想
オリックスの今期業績予想について簡単に触れておきましょう。当ブログで以下記事でオリックスの決算説明会について書きました。
オリックスはオフィシャルには今期業績予想を出していませんが、決算説明会では以下の通り今期業績予想についてヒントを与えてくれています。
- 第3四半期までに正常化した場合:純利益1,800億円~2,000億円
- 今期末まで問題が継続した場合:純利益800億円~1,200億円
正常化が何を指すのかが難しいところではありますが、可能な限り配当を維持したいという考えもこの決算説明会で社長自ら言及しているので、株主さん達はどうしても期待しちゃいますよね。詳細は先ほど掲載した記事に書いているのでそちらをご覧くださいね。
さて、そんなオリックスですが、現在の株価が買いなのか、売りなのか、という点を株価チャートから読み取ってみましょう。
オリックスの株は買いか?売りか?
オリックスの株は買いか?売りか?これは非常に気になるところです。オリックスは株主優待も充実しているので個人からも非常に人気な銘柄ですので、「売り」とか言ったら「そんなわけないだろ!」「買いに決まってんだろ!」という声が聞こえてきそうです。笑
今回はあくまでチャート的にどうなっているのかを冷静に見てみるという試みですので、その点はご了承ください。笑笑 なお、先に言っておくと私は現在ノンホルです。
では早速株価を分析してみましょう。今回見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分の緑色線の部分がRSIの推移です。現在オリックスのRSIは41.43となっており、「少し売られている」寄りの「だいたい中立」というポジショニングであることが分かりますね。
また過去に目を向けると3月の暴落時はRSIが25を割る水準まで行った後徐々に値を戻し、5,6月に「買われ過ぎ」水準の70を超えると下落に転じいますので、結構使える指標かもしれませんな。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。残念ながら直近で転換線が下に抜けてしまっているので「売りのサインが出ています」。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンで、これに関してはほぼ同じ価格になっていますので、この点においえては中立ですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、オリックスの株価は現在この雲の中ですね。雲の上値は1,431円、下値は1,264円になっています。オリックスは1,377円で引けていますので、上値はやや限られている一方、下値のほうへいくリスクが高いように見えます。
こんな感じ。若干売りサイン傾向のように見て取れますね。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標では上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDで、赤線がMACD、灰色線がシグナル線と呼ばれるものです。見えにくいのですが赤と緑の棒線グラフのところに0ラインという基準線が隠れています。
オリックス株はこの基準線よりも上でMACDがシグナル線を下に抜けるデッドクロスが発生してしまっています。4月末頃から6月10日頃まではMACDが上抜けて上昇トレンドとなっていましたが、現在は下降トレンドに突入していることが分かりますね。
結論:オリックス株は短期的には「売り」
今回3つの指標を見ましたが、あくまでチャート分析的には「売り」サインが出ているようです。ただ、一目均衡表でも触れたように現在雲の中にいるのと、 RSIでも売られ過ぎよりの中立という状況なので、下値も限られているように個人的には感じますね。先ほどの雲で言うと1,264円が下値目途です。
もう一度言いますが、これはあくまで業績を無視したチャート上のシグナルから見た結果です。オリックスはまだ今期の業績を発表していませんし、その数字次第ではチャート分析なんか関係なく上にも下にも行く可能性を秘めていますので、その点にはご注意くださいね!
先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!