こんにちは!総合商社マンです!上期の配当権利確定日が来週に迫ってきました!○○がデッドクロスしちまったぞ!?最新株価チャート動向を見てみよう!
オリックスの上期配当
オリックスの上期配当の権利確定日が近づいてきました。オリックスは3月末決算会社なのでこの9月末が上期配当確定日に当たります。
具体的には以下のスケジュールですね。
- 権利付最終日(株を保有しておく必要がある日):9月28日(月)
- 権利落ち日(株を売ってもよい日):9月29日(火)
来週の月曜日までに買い付けをして保有しておけば上期の配当をゲット出来ることになります。
さて、オリックスの今期配当を確認しておきましょう。
※オリックス決算説明会資料から抜粋
御覧の通り今期の上期配当は35円で公表しているものの、下期配当はこの記事を書いている時点で未定のままです。
ただし今期に限って配当性向を50%まで引き上げることを明言しています。これが何を意味するのかというと、1,900億円の利益を出せれば前年の配当を維持し減配にはならないということです。
ちなみにオリックスの1Q決算では500億円の利益を計上しています。今期の業績予想もまだ発表はされていませんが、過去の決算説明会で以下のことに言及していましたね。
- 第3四半期までに正常化した場合:純利益1,800億円~2,000億円
- 今期末まで問題が継続した場合:純利益800億円~1,200億円
正常化の定義が曖昧ではありますが、来週から第3四半期が始まります。現在の状況を正常化というにはほど遠い印象を受けますので、若干雲行きが怪しくなってきている、そんな感じでしょうか。
オリックスの最新株価指標
オリックスのチャート分析をする前に9/24の終値時点の最新株価指標を確認しておきたいと思います。オリックスの最新株価指標を確認しておきましょう。
こちらが9/24終値時点の日足チャートです。
株価(9/24終値):1,368円(前日比-15円/-1.08%)
年初来高値:1,958.5円(2020/2/6)
年初来安値:1,100.5円(2020/3/23)
PER:-倍(業績予想未定のため)
PBR:0.58倍
配当利回り:-%(下期配当予想未定のため)
信用倍率:8.98倍(9/24)
先週くらいまでは1,400円台突破してイケイケドンドンでしたが、足元は株価は弱含みしてきていますね。PBRの0.58倍はもうこの会社今すぐ解散して欲しいレベルです。笑
PERと配当利回りは今期業績予想及び配当予想を発表していないので数字がありませんが、配当利回りに関しては仮に前期と同じ配当額である76円を維持したとすると、配当利回りは5.55%になります。減配リスクは当然あり得ますので、その点は考慮しておく必要がありますね。
ちなみにオリックスの最新決算は以下記事に纏めてありますので御覧ください。
一応今期の年間業績予想発表時期については、過去の決算説明会の際に井上社長が「第2四半期決算をよく見てから」という発言をしていました。従い、おそらく第2四半期決算が発表される際に合わせて今期の業績予想を出してくるのかなと個人的に予想しています。
はい、ということで本題の最新株価チャートを見て分析してみましょう!
オリックスの最新株価チャート分析
オリックスの最新株価チャート分析です。前回オリックスの株価チャートを分析したのは9/11の終値ベースでしたね(以下記事)。
上記記事では雲の上に株価が上抜けて、さらなる上昇期待、というような内容の株価チャートでしたので、その時の比べてどう変化したのかも含めて見ていきたいと思います。
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):47.96(前回75.19)
- 25日の中期線(緑線):54.39(前回68.42)
前回と比べてだいぶRSIが下がってきましたね。14日線、25日線共に「だいたい中立」という水準です。前回はかなり過熱感ありましたが、そこからRSIは後退しているのが分かります。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。ここは前回と変わりありません。8/14に緑線が赤線を上に抜けるゴールデンクロスを達成し、今現在も上昇トレンドシグナルが出ている状況です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ここも変わりありません。ピンク線が26日前の株価よりも上に位置していますね。上昇トレンド示唆です。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。ここで前回雲を上抜けしていましたね。今回はというと、なんとかまだ雲の上値が下値ラインとなり踏ん張って耐えている状況です。なんとかこの雲の上値ラインで頑張って耐えてもらって再度の上昇を期待したいところ。
こんな感じ。最近株価下落していたものの、まだ雲の中に株価が落っこちるところまでいっていませんね。反転上昇を期待しましょう。笑
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらをご覧ください。
赤線がMACDであり、この線が黒のシグナル線です。赤線のMACDが上にあれば上昇トレンドですが、、、な、な、なんと、MACDがデッドクロスです。配当取り直前でデッドクロスすんなよ、って感じですね。苦笑 もちろんまだダマしの可能性もありますので今後数日の株価を見守ってみたいと思います。
まとめ:雲の上で踏ん張っているもMACDがデッドクロス!
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
- RSIは14日線は「買われ過ぎ水準」から「だいたい中立」に過熱感後退
- 一目均衡表はぎりぎり雲の上値で踏ん張っている状況
- MACDはデッドクロス!
こんな感じ。
一目均衡表では雲の上値で株価は耐えているものの、MACDがデッドクロスしてしまったので、スイングトレードの観点からはちょっと買いは待った方がいいかもしれませんね。
ま、私の場合は長期保有前提の銘柄なんで、しっかり上期配当を貰いつつ、10月末頃予定の第2四半期決算発表を気長に待ちたいと思います!
ちなみに、リース業界がざわついてますね。三菱UFJリースと日立リースの合併が発表されました。もちろん業界王者はこのオリックスですよ(売上高ベース)!
- オリックス:2兆2,803億円
- 三井住友リース:1兆5,137億円
- 三菱UFJリース+日立リース:1兆3,877億円←今回合併発表
- 東京センチュリー:1兆1,655億円
さー、競争が激しくなってきましたね~。業界が逆にこれで活気づいてさらなる成長を期待したいところです!!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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