こんにちは!総合商社マンです!配当権利確定日直前の三菱商事の最新株価チャートを見てみましょう!○○がデッドクロスしています。
三菱商事の上期配当
三菱商事の上期配当の権利確定日が近づいてきました。三菱商事は3月末決算会社なのでこの9月末が上期配当確定日に当たるのですね。
具体的には以下のスケジュールですね。
- 権利付最終日(株を保有しておく必要がある日):9月28日(月)
- 権利落ち日(株を売ってもよい日):9月29日(火)
来週の月曜日までに買い付けをして保有しておけば上期の配当をゲット出来ることになります。
さて、三菱商事の上期配当を確認しておきましょう。
※三菱商事HPから抜粋
御覧の通り今期の年間配当は134円、そして上期配当はその半分に当たる67円を見込んでいます。今期の業績は厳しい見通しですが、累進配当を継続していますね。素晴らしい。
さて、三菱商事の配当利回りは9/23終値時点で以下の通りとなっています。
🔥総合商社配当利回りランキング🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) September 23, 2020
1️⃣住友商事 5.32%
2️⃣三菱商事 5.11%
3️⃣三井物産 4.24%
4️⃣双日 4.02%
5️⃣豊田通商 3.62%
6️⃣伊藤忠 3.19%
7️⃣丸紅 2.37%
※9/23終値で計算
総合商社の中では2番目の配当利回りの高さで5.11%となっていますね。バフェット砲で9月以降株価が急上昇したのに、それでも5%を超える配当利回り、なんとも言えません。笑
仮に現在の株価である2,621.5円のまま配当落ちを迎えた場合、配当落ちの下落は約▲2.6%程度が想定されますので、▲70円程度下落するイメージですね。
尚、投資の神様ウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイ社が日本の5大総合商社に出資をしたバフェット砲については以下記事に纏めているので御覧ください。
三菱商事の最新株価指標
三菱商事の最新株価指標を確認しておきましょう。
こちらが9/23終値時点の日足チャートです。
株価(9/23終値):2,621.5円
年初来高値:2,948円(2020/2/6)
年初来安値:2,094.5円(2020/4/6)
PER:19.38倍
PBR:0.74倍
配当利回り:5.11%
信用倍率:1.87倍(9/18)
9月頭の大きな窓を開けて急上昇したところがバフェット砲を受けたところでしたね。その後は材料無く、若干右肩下がりとなってきていましたが、ここにきて再び元気さを取り戻りし始めています。
9/18時点のデータではありますが、信用倍率もバフェット砲直後は8倍超えていたのが、1.87倍まで改善している点も需給的には良しですね。ただ、今日の株価上昇は出来高はそこまで大きくなかったので、個人的には不思議な上昇でした。笑
はい、ということで、そんな三菱商事の最新株価チャートをチェックしてみたいと思います!
三菱商事の最新株価チャート分析
三菱商事の最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。 前回三菱商事の株価チャートを記事にしたのは9/2の終値時点でした(以下記事)。
その時との変化も含めて見ていきます。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら三菱商事のRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):78.09(前回 89.71)
- 25日の中期線(緑線):74.18(前回 81.64)
70を超えて「買われ過ぎ」水準は前回と変わりませんが、前回のバフェット砲を受けた直後からは過熱感が後退しました。再びRSIのチャートも右肩に上がり始めたので、もう一押しくらいの株価上昇を期待したいところですね。
一目均衡表
続いて三菱商事株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。前回と変わらず綺麗な上昇トレンドですね。三菱商事株はバフェット砲の前の8/14にゴールデンクロスしており、それが現在も継続している状況です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これも前回と変わらず26日前の株価よりもピンク線が遥か上にありますね。強い上昇トレンドを示唆しています。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、現在の株価は雲の遥か上にあり、ここでも強い上昇トレンドを示唆していますね。
ほんとバフェット砲を受けた後の三菱商事株のチャートは見ていて気持ちが良いですね。笑
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
え、MACDデッドクロスしてるんかい!笑
実は三菱商事のMACDは9/16にデッドクロスしていました。。
ただ、まだほぼ二つの線が重なり合っている状況なので、ダマしの可能性もありますので、個人的にはそっちに期待したいところです。笑
結論:強い上昇トレンド示唆だが、MACDのデッドクロスには注意
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは「買われ過ぎ」だが、バフェット砲直後よりは過熱感後退。
- 一目均衡表は3点において上昇トレンド示唆。
- MACDは残念ながらデッドクロスし、下落トレンド示唆。
こんな感じ。
株価は比較的好調で一目均衡表では上昇トレンドシグナル多いですが、MACDがここにきてデッドクロスしてしまった点は要注意ですね。
ちなみに、これおまけ情報、というか個人的には超注目なんですが、先ほど掲載したこの日足チャートをもう一度見てください。
チャートの形がいわゆる「ヘッドアンドショルダーボトム」を形成しています。何そのストツーの技みたいな名前って思った方もいると思いますが、日本語で言うと「逆三尊」ってやつです。もっとわからんわ!って声が聞こえそうなので(笑)、簡単に説明すると
- 下落トレンドで最初の谷を形成した後小反発
- 小反発するもののサイド売られて安値を更新
- 安値をつけた後、出来高が増えて少し反発
- 再度下落するも2の安値を割る前に下落の勢いが弱まり上昇に転じる。
- ネックラインを上に抜けることで下落トレンドが終わり、買いサインとなる
※引用元:7日でマスター 株チャートがおもしろいくらいわかる本(先ほど紹介した本です)
こういう流れです。下に向かって山がいくつか出来てますよね。ここでいうネックラインというのは2,350円あたりの二つの小さな山の高値部分になります。このネックラインを超えた部分あたりが買いサインだったわけですが、そこって、、、、バフェット砲で急上昇した部分やないか!ってのがオチです。笑
冒頭にも書きましたが、上期の配当取りが近づいてきていますので、配当取りをしようとする投資家と、それを焼こうとする売り手側の攻防が今後数日は続きそうな感じですね。ま、既にMACDがデッドクロスしているので、スイングトレード目的ではちょっと注意が必要かなと思います。
いやー、ほんとに面白くなってきました!
尚、三菱商事の最新決算状況を見たい方は以下記事から御覧ください。
また、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。ここから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません!
また、企業の財務分析を勉強したい方は、三菱商事を例に挙げて企業分析方法を学べる現役銀行員のたりたり社長という方が書いた良書がおススメですよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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