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【総合商社株】上場来高値(史上最高値)株価まとめ

こんにちは!総合商社マンです!総合商社各社の上場来高値(史上最高値)と、それがいつだったのかを見てみましょう!

 

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総合商社の経営環境

総合商社の経営環境は現在厳しい逆風にさらされています。コロナの世界的な蔓延とそれに伴う原油価格暴落、その他資源価格も暴落しており、加えて非資源分野においても世界的な経済収縮の影響を大きく受けていることによるものです。ま、どこの業界も似たりよったりでしょう。笑 

また一部商社においてはコロナとは関係なく、過去に買収した案件で巨額減損を引き当てたりする事象も発生していたりしますね。

総合商社の株価は基本的に常にPBR1倍割れであったり、PERも7倍程度だったり、配当利回りが高かったりと安値で放置されていることが多いですよね。その理由は聞いたことがある人もいるかもですが「コングロマリットディスカウント」によるものと言われています。要は市場から「おたくさん、色々なビジネスをやり過ぎていてリスクがどこにあるのか見えにくいねん!」と認識され、積極的な買いに繋がっていないという状況です。

そんな割安で放置されている総合商社ですが、過去にどこまで株価が上昇したことがあるのか、各社の上場来高値を今回見て行きたいと思います!

 

※追記

投資の神様バフェット氏が2020年8月31日に総合商社への投資を行っていることを発表し、一時お祭りとなりました。詳しくは以下記事をどうぞ。

 

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総合商社各社の上場来高値(史上最高値)

総合商社各社の上場来高値(史上最高値)を見てみましょう。今回以下4つを合わせてみてみます。

  • 上場来高値
  • 上場来高値を付けた日
  • 2020/12/3終値
  • 上場来高値からの乖離率

まず最初の二つ、「上場来高値」と「高値を付けた日」をこちらの表に一覧で纏めてみました。 

総合商社過去最高値

※SBI証券サイト情報から筆者作成

高値を付けた時期は各社ばらばらですね。ポイントを箇条書きします。

  • 一番多いのが2007年~2008年頃で2007年が3社(三井物産、住友商事、丸紅)、そして翌年の2008年に1社(三菱商事)。
  • この時期はリーマンショック直前で好景気を謳歌していた頃、そして原油価格が史上最高値である147ドルを付けたのも2008年7月でした。まさに資源バブルの様相を呈していた頃です。
  • 一方、伊藤忠商事、豊田通商、双日はバラバラ。
  • 伊藤忠商事は20年8月31日に発表された投資の神様バフェットによる総合商社への投資発表であっさり上場来高値を更新した後、20年12月3日再度高値を更新しています。
  • 豊通はトヨタの業績を追い風に2018年に高値を付けています。
  • 双日は2003年以降高値更新は出来ていませんね。

伊藤忠強し。。。

さて、各社の上場来高値と2020年12月3日時点の終値との乖離率を見てみましょう。こちらの表をご覧ください。乖離率が高い順に並べてみました。

総合商社過去最高値乖離率

※筆者作成

  • 双日がダントツで上場来高値から約70%の乖離率。
  • 続いて丸紅住友商事三井物産が40%台の乖離率。
  • そして三菱商事が30%台の乖離率。
  • 豊田通商は20%台の乖離率。
  • 伊藤忠は上場来高値更新中

バフェット砲を浴びて株価爆上げだー!って騒いでいたものの、上場来高値から見ると総合商社株はまだまだですね。笑 唯一伊藤忠の株価のパフォーマンスが凄すぎです。

同じ総合商社という業界でも、株価に置いても結構各社様々な状況です。

 

最後に:上場来高値をリファレンスポイントにすると危ない

今回総合商社各社の「上場来高値」と「現在の株価からの乖離率」を見ましたが、それを見てきた上でこれを言うのもなんですが、「お、乖離率大きいからチャンス!」と考えるのは非常に危険です。

あくまで上場来高値は過去の最高値を付けた時の市場の評価であって、現在とはガラリと経済環境も経営環境も変わっています。ですので、その高値を再び目指していくとは必ずしも限りませんからね。

特に2007年頃は先ほども言ったように資源バブルで総合商社株もバブルでした。147ドルの原油価格を付けてもまだ上がるのではという声も多数あったくらいです。実際、リーマン後に倒産したJALは当時120ドル程度の原油価格で数年分の燃料代をヘッジしたという記事をどこかで見かけたくらいです。笑

というわけで、この「上場来高値」をリファレンスポイント(参照点)にするのではなく、あくまで現在の企業の業績や財務状況・企業を取り巻く環境を勘案してその株を購入するか判断すべきということですね。

ま、とはいえ、株主にとっては過去の上場来高値を更新してくれるに越したことはありません。笑 最近は伊藤忠商事だけが高値更新をしている状況ですが、他の商社でも(特に三菱。笑)上場来高値更新がいつか来てくれることを期待します!

 

最後にこれはおまけ情報ですが、三菱商事が上場来高値を付けた頃の2007年度(2008年3月期)の当期純利益は4,628億円でした。一方、2019年度(2020年3月期)の三菱商事の当期純利益はというと5,353億円、当時よりも利益は多いですね。でも株価はというと、、、、2,000円台前半で推移しています。いやー、株価って面白い。笑笑

※2020年度は三菱商事の利益は2,000億円予想。 

 

尚、今回上場来高値を見てきましたが、総合商社各社の史上最高益がいくらでいつだったのかについても以下記事で纏めていますので、興味あれば御覧ください!

 

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総合商社各社の最新業績動向はこちらにまとめてあります。

 

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ということで今回は以上です!

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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