こんにちは!総合商社マンです!本日朝からサプライズニュース!あの著名投資家ウォーレンバフェットが5大商社株を取得していたことを発表です!!
ウォーレンバフェットが5大商社を青田買い
ウォーレンバフェットが5大商社を青田買い。こんなサプライズニュースがやってまいりました。日経新聞によると三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、豊田通商、丸紅の5大商社の株を5%超え取得したそうです。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは日本時間の31日、子会社を通じて伊藤忠商事や三菱商事など5大商社株の発行済み株式の5%超を取得したと発表した。バークシャーが日本市場に上場する個別株を大量保有するのは初とみられる。バフェット氏は声明で事業面での協業に期待感を示した。
バークシャーは同日、関東財務局に大量保有報告書を提出したことを明らかにした。発行済み株式数の約5%超の保有を公表したのは、伊藤忠や三菱商事に加え、三井物産、住友商事、丸紅の5社。過去12カ月間にわたって買っていたとしている。バークシャーは声明で最大9.9%まで持ち分を高める可能性があると述べた。投資先の取締役会の承認なしには、それ以上は買い増さないとも説明した。
※日経新聞ネット記事から抜粋
注目ポイントは
- 5大商社の株式を過去12か月に渡り購入し5%超えの保有。
- 対象となったのは三菱、伊藤忠、三井、住友、丸紅の5社。
- 今後最大9.9%まで高める可能性あり。
また上記記事には書かれていないものの、他の日経記事によるとウォーレンバフェット率いるバークシャーが日本の上場株を本格的に購入するのは初めてのことらしい。
いやはや、なんてこった。ほんとに朝からビックリです。笑
この結果、本日の終値は以下の通り総合商社株爆上げ祭りとなりました。
丸紅:639.6円(+9.48%)
住友商事:1,374.5円(+9.09%)
三菱商事:2,512.5円(+7.72%)
三井物産:1,914円(+7.35%)
伊藤忠商事:2,723.5円(4.19%)
※上昇率順
なんじゃこら、ですね。笑 お陰様でしばらく日の目を浴びなかったワイの保有株式もホクホクとなりました。笑 まだ私のポートフォリオを知らない方は以下記事をご参照ください。
地味に注目すべきは一番上昇率の低い伊藤忠商事で、実はさくっと年初来高値どころか、上場来最高値を更新しています。ちなみにこれまでの伊藤忠の最高値は2020年2月6日に付けた2,695.5円でした。
※総合商社各社の上場来最高値は以下記事に纏めています。
三菱商事の上場来最高値は2008年5月の3,950円だったり、三井物産は2007年10月の3,180円だったりと、総じて総合商社株の出遅れ感凄すぎるわけですが、今回のバフェット砲によって、「万年PBR1倍割れ、低PER」という情けない状態から脱却し、再び上場来高値を目指すことを期待したいところです!
バフェット氏の総合商社株保有比率
バフェット氏の総合商社各社の株式保有比率はどの程度なのでしょうか。一応だいたいの新聞記事では5%超えという表現となっていますが、具体的には以下の保有比率となっているようです。
- 三菱商事:5.04%
- 伊藤忠商事:5.02%
- 三井物産:5.03%
- 住友商事:5.04%
- 丸紅:5.06%
これを8/31付けの各社の時価総額から算出すると、バフェット氏の保有額(投資額ではない)は以下の通りになりますね。
ま、保有比率はほぼ5%と横並びなので、保有額という意味では単純に時価総額順の保有額となっています。
- 保有比率では丸紅の5.06%が一番高い。
- 保有額では時価総額が一番高い伊藤忠商事の2,167億円が一番高い。
とりあえず一律5%で5大商社を青田買いしたわけですが、気になるのは今後10%弱まで買い進める可能性があるということに言及している点です。買い増しをする際に各社一律なのか、個別に差をつけていくのか、この点が気になるところです。
総合商社各社の反応
今回のバークシャーの発表を受けて、総合商社各社の反応はどうなのでしょうか?引け後に総合商社各社のIRページを確認してみましたが、今のところ特にどこもIRを出していません。
なので、代わりに超適当に総合商社各社の心境を想像して呟いたのがこちら。笑
総合商社経営陣の現在の心境。
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) August 31, 2020
【三菱、伊藤忠、三井、住友、丸紅】
バフェット来ちゃったよ。まじか。下手な減損出せない。株主対策もせねば。
【豊田通商】
おい、丸紅入れるんなら俺達も買え。
【双日】
はっそうじつ!
マジ適当。笑 って思うでしょ?意外と的を得ているのではと個人的に思っています(下二つの部分はごめんなさい、クソツイです。笑)。というのも、正直今まで総合商社は毎年のように減損損失をさくっと発生していましたが、たいして株主から追及されることが無かったと思います。
ただ、物言う株主が一気に大株主としてやってきたわけで、経営陣は株価上昇の喜びなんかよりも、「今までに以上に緊張感をもって経営に当たらないといけないと戦々恐々としているのでは」と個人的には思っています。
しかも5大商社一律で今は買われていますが、今後将来「〇〇の株を手放した」なんてニュースが出たら逆に暴落は間違いないですからね。手放されないようにしっかりとした経営をしていく必要もあるでしょう。
ま、超個人的な意見ですけど。笑
最後に:ポートフォリオが困ったことに
さて、本日のサプライズニュースで総合商社株が爆上げしたわけで、これ自体は嬉しいことこの上ないのですが、最近私が宣言していたポートフォリオ改革が早速暗礁に乗り上げそうな予感です。笑
つい先日上記記事でポートフォリオ改革を宣言したわけですが、その内容は保有株は売却せずに、ひたすら投資信託買い増しで米国株比率を上げていくというもの。
何が困ったって、「保有株の総合商社株が上昇してしまったら、米国株保有比率上昇しない!!」っていう状況。笑
あれ?これはこれでいいのか?よく分からなくなってきましたが、毎月定期買付する米国株投資信託は粛々と進めていきます。
もう8月も終わるので明日以降に最新のポートフォリオ公開するのでお楽しみに!
ちなみに、Twitterで仲良くさせて頂いているたりたり社長が書いた以下本はおススメです。今ホットな総合商社の雄、三菱商事を例に挙げて企業分析方法をしていて良書です!
ということで今回は以上です!
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