こんにちは!総合商社マンです!ガースー政権誕生で携帯値下げ圧力から株価下落が続いていましたが、再度ガースー砲で大幅下落です!
KDDIがガースー砲再び被弾
KDDIが再びガースー砲を被弾しました。というかKDDIに限らず通信大手3社のKDDI、NTTドコモ、ソフトバンク3社全てですね。笑
何が起きたかというと菅政権で新たに就任した武田総務相が「1割とかいう程度では改革にならない」と述べたことが材料となったようです。
その結果9/18終値は以下の通りとなっています。
株価(9/18終値):2,743円(前日比▲117円 ▲4.09%)
年初来高値:3,451円(2020/2/12)
年初来安値:2,658円(2020/3/19)
PER:9.86倍
PBR:1.42倍
配当利回り:4.37%
国策恐るべし、といったようなチャートになっていますね。
上記の4.37%という配当利回りには株主優待分は含まれていません。100株保有すると3,000円のカタログギフトが貰えるので、その分も考慮すると配当利回りは驚異の5.47%になります(減配リスクは当然注意必要ですよ)。
尚、KDDI株は3年以上保有するとこの株主優待が5,000円のものにグレードアップするのでその場合は株主優待込みの配当利回りはさらに上昇し6.2%になります。ま、これまた数年後まで株主優待維持されていればの話ですが。
ということで、改めてKDDIの株価チャートがどのような状態になっているのかを見ていきたいと思います!
尚、最新のKDDIの業績を見たい方は以下記事に纏めていますので御覧ください。
KDDIの最新株価チャート分析
KDDIの最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
前回はつい先日9/13終値時点での株価分析をしていたので(以下記事)、その時からの状況変化にも焦点を当ててみます。
この前回記事では「下落トレンドだらけなので、しばらく様子見が吉」という個人的な結論を出していましたが、今のところ正解だった感じですね。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらKDDIのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):21.67(前回:19.61)
- 25日の中期線(緑線):24.34(前回:23.76)
前回に引き続き14日どちらの線も30を切っており、「売られ過ぎ」の状況を示しています。ただ、株価は大きく下落しているにも関わらずRSIは前回記事よりも過熱感が数値としては後退している点は注目です。
また9月2日の暴落時は14日線のRSIは10.59までいきましたが、それと比べてもまだRSIの過熱感はない点も注意ですね。
一目均衡表
続いてKDDI株を一目均衡表で見てみましょう。こちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。9/2に緑線が赤線を下に抜け落ちるデッドクロスして以降、右肩下がりです。綺麗な下落トレンドとなっています。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。これまた26日前の株価よりもピンク線が遥か下にありますね。ここでも見事に下落トレンドを示唆しています。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、前回と変化ありませんね。8/31に雲の下に株価が落ちて以降、ちょっと反発もありましたがほぼ一貫して下落が継続しています。ここでも下落トレンドを示唆しています。
正直雲の下に落っこちて200日移動平均線も下に落ちており、株価を下支えるものが見当たらないといったそんな感じです。。
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
下の部分がMACDチャートです。赤線がMACD、黒線がシグナル線と言われるもので、端的に言うと、MACD線がシグナル線よりも上にあれば上昇トレンド、逆であれば下落トレンドといった具合です。
現在は綺麗に赤いMACD線が下に位置して右肩下がりで下落していることが分かりますね。引き続きの下落トレンドを示唆しています。
結論:下落トレンド継続中。MACDの反転を待ちたい
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは足元の下落で「売られ過ぎ」水準だが、9月頭の下落時ほど売られ過ぎ度合いは弱い点は注意。
- 一目均衡表は3点において全て下落トレンド示唆。
- MACDも前回デッドクロスして以降下落トレンドを継続示唆。
こんな感じ。
引き続きの下落トレードオンパレード状況は変わらないですね。
ただ、一点良い点もあります。前回記事時点では信用倍率が9.78倍となっており、信用買いをしている人の方が圧倒的に多い状況で株価上昇するための需給環境は決して良くありませんでしたが、本日時点ではこれが2.28倍にまで下落しています。
まだ信用買いのほうが多いものの、今回の下落で信用買いしていた人がぶん投げまくった可能性が高いです。以下チャートの下部分が出来高ですが、かなり大きくなっていますからね。
信用倍率の推移にも今後要注視ですね。
ちなみに私は3,100円くらいの時に買って3,000円切る前に損切りしていたので現在ノンホルですが、個人的には今後5Gの成長等も期待出来るので、参入のタイミングは引き続き見計らいたいなーとは思っています!
尚、通信大手3社を色々な角度から比較した記事もあるので興味あれば御覧ください!
先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
面白い・有益だと思った方は、Twitterや『はてブ』↓↓↓ぽちっと拡散頂けるととても喜びます!!