こんにちは!総合商社マンです!MACDがゴールデンクロス達成でトレンド転換期待高まる!?チャートの状況を見てみましょう!
KDDIの株価が底打ちか
KDDI株価に底打ちの可能性が出てきました。KDDI株は8月末の安倍首相退任劇から始まり、以下の流れで株価の下落が続いていましたね。
8月末:安倍首相退任発表
9月中:ガースー砲何発も被弾
9月末:NTTがドコモのTOB発表
正直KDDI株主にとってはこの9月は悪夢のような一カ月だっと思います。それもそのはず、これを見てください。8月末から現在までのKDDIと日経平均のパフォーマンスを比較したものです。
8月28日終値を1としたときに、日経平均が2.4%上昇している一方、KDDIは▲15.2%の下落です。
もう一つ言うと、安倍首相退任が発表される前の8/28終値時点のKDDI株価はは3,231円でした。そして年初来安値をつけた9月末は2,632円と、僅か一カ月で実に▲18%の下落です。
まさに悪夢の一カ月と言えるでしょうね。
KDDIの株価指標
チャート分析をする前に KDDIの最新株価指標を見ておきましょう。
こちらが10/7終値の日足チャートです。
株価(10/7終値):2,738.5円(前日比+40円、 +1.48%)
年初来高値:3,451円(2020/2/12)
年初来安値:2,632円(2020/9/29)
PER:9.84倍
PBR:1.42倍
配当利回り:4.38%
優待込み利回り(100株3年未満の場合):5.48%
信用倍率:9.22倍(10/6時点)
引き続きの高配当利回り銘柄となっています。
一点、注目は信用倍率です。実はKDDIの10/2時点の信用倍率は2.67倍程度でしたが、ここにきて一気に9.22倍に膨れ上がりました。KDDI株がこれから上昇すると考えている人が多いという現れですね。ま、信用倍率上がり過ぎると需給的には悪化するんですけど。笑
さて、そんなKDDIのチャートを見ていきましょう!
KDDIの最新株価チャート分析
KDDIの最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
前回はつい先日の10/5日終値ベースで株価分析をしていたので(以下記事)、その時からの状況変化にも焦点を当ててみます。
この前回記事では「下落トレンド継続中、MACDを要ウオッチ」というまとめをしていました。
さて、今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらKDDIのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):46.35(前回:26.09)
- 25日の中期線(緑線):38.44(前回:26.58)
足元株価が反発しRSIは前回の「売られ過ぎ」水準から「だいたい中立」に変化しました。RSIチャートも上向き始めたので、トレンド転換した可能性ありです。
一目均衡表
続いてKDDI株を一目均衡表で見てみましょう。こちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。ここは現時点でデッドクスロス状態継続ですが、株価が緑色の転換線を上抜けてきました。トレンド転換の可能性ありです。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ここでも変わらず、ピンク線が26日前の株価よりも大きく下にありますので、現時点では下落トレンドを示唆しています。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 雲の下値(ピンク線)は現時点で3,240円程度と遥か上ですが、将来の雲の動きに目を向けるとちょっと景色が変わります(以下)。
御覧の通り、雲が右肩下がりで下落してきています。10月後半には雲の上値が2,800円台にまで落ちてくるので、雲の中突入の難易度は今よりも下がってきますね。10月の相場はちょっと面白くなりそうです。
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名で、ここ最近は個人的にはこのMACDにずっと注目していました。
まず前回記事の時のMACDチャートは以下でした。
下の部分がMACDチャートです。赤線がMACD、黒線がシグナル線と言われるもので、端的に言うと、MACD線がシグナル線よりも上にあれば上昇トレンド、逆であれば下落トレンドといった具合です。
前回記事時点ではぎりぎりMACDがシグナル線よりも下にありデッドクロス寸前という状況でしたね。
そして本日のMACDチャートがこちらになります。
遂にやってくれました!ゴールデンクロス発生です!
8月末からずっとこのMACD線がデッドクロス状態継続して下落トレンドシグナル発信し続けていましたが、1カ月ぶりにMACDがゴールデンクロスとなりました。
まとめ:MACDゴールデンクロスでトレンド転換か?だましには注意。
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは「売られ過ぎ」水準から「だいたい中立」に変化。チャートは右肩上がり。
- 一目均衡表は基本下落トレンドシグナルだが株価が転換線超え達成。
- MACDが遂にゴールデンクロス達成!
こんな感じ。
ずっとKDDI追いかけてきましたが、私自身は手を出すのを我慢して我慢してMACDがゴールデンクロスしたこのタイミングで本日インしてみました。笑
ただ、もちろんダマしの可能性もあるのと、今後新たにガースー砲発動されたりすると再び大きく下落する可能性はもちろん孕んでいるので、その点は注意しながらいきたいと思います。
さて、KDDIの次回イベントは上期決算発表となる10月30日(金)です!
少なくとも第1四半期決算は比較的堅調に推移していましたね。詳細は以下記事に纏めてありますので御覧ください。
個人的には携帯値下げインパクトは既にKDDIの株価に織り込まれたのかなと思うのと、5G以降の成長も描ける銘柄なのかなと期待しており、長期保有銘柄に組み込もうかなと思っています。
ただ、11月には米国大統領選挙も控えており、それまではKDDIに限らずですが波乱相場となる可能性が高いので、現金ポジ管理もしっかり行いつつ、投資を楽しんでいきたいと思います!
尚、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
尚、決算書の読み方を勉強したいと思われている方にはこちらの本がおススメです。
堅苦しくなく、決算書の読み方全然分かりません!という方から、かじったことはあるけど改めて理解したいという初心者~中級者の方向けの本です。私自身も今更ながら改めて読むと頭の整理に繋がって非常に良書でした!
また、三菱商事を例に挙げて企業分析方法を学べる現役銀行員のたりたり社長という方が書いた良書もありおススメです!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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