こんにちは!総合商社マンです!オリックスの底値が堅そうな動きです!最新株価チャートを見てみましょう!
オリックスの決算発表は11/2
オリックスの決算発表が半月後に迫ってきました。オリックスの上期決算発表は11/2(月)に予定されていますよ。今回の決算発表の注目ポイントは
- 年間業績予想を出すのか?出すならいくらなのか?
- そして下期配当を維持するのか?減配するのか?
です。
配当は今期に限って配当性向を50%まで引き上げることを明言していますが、前期並みの配当を維持するには1,900億円の利益を出す必要があります。ちなみに1Q決算は既に500億円の利益計上をしていますので順調といえば順調ですが、コロナ禍の影響が顕著に出てくるのは恐らく今回の2Qである7月~9月決算だと思われます。ここをどのレベルの利益で着地してくるのか、非常に楽しみな決算となりますね。
ちなみに、これは毎度オリックス記事で書いていますが、今期の業績予想はまだ未定に据え置いているものの、過去の決算説明会で以下のように今期業績に関してコメントしています。
- 第3四半期までに正常化した場合:純利益1,800億円~2,000億円
- 今期末まで問題が継続した場合:純利益800億円~1,200億円
既に第3四半期は始まっている一方、全くもって世界的にコロナ収束と言える状態にはなっていないので、この非公式の業績予想にそのまま当てはめると前期並みの配当維持となる目安の1,900億円は到底無理ということになります。
という状況なので、オリックスをずっと追いかけている私としては今からワクワクが止まらないわけです。笑
オリックスの最新株価指標
オリックスのチャート分析をする前に10/12終値時点の最新株価指標を確認しておきたいと思います。こちらが10/2終値時点の日足チャート&株価指標です。
株価(10/12終値):1,375.5円(前日比▲12円/▲0.86%)
年初来高値:1,958.5円(2020/2/6)
年初来安値:1,100.5円(2020/3/23)
PER:-倍(業績予想未定のため)
PBR:0.58倍
配当利回り:-%(下期配当予想未定のため)
信用倍率:9.96倍(10/9)
業績予想も配当予想も出ていない状況なので、なんとも言えませんがPBRは相変わらずの0.58倍と今すぐに解散してもらったほうがいいような株価に放置されています。ま、実際はこのPBRだけ見ても割安かどうかは判断しづらいですが。
配当は仮に前期並みの配当(76円)を維持したとすると5.5%の高配当になり、株主優待含めた総合利回りでみると9%超え、長期保有者だと10%超えの水準です。笑
もちろん先ほど言ったように減配リスクが高まりつつあるともいえる状況なので、その点は差し引いて考えたほうが良いですね。
尚、オリックスの最新決算は以下記事に纏めてありますので御覧ください。
はい、ということで本題の最新株価チャートを見て分析してみます!
オリックスの最新株価チャート分析
オリックスの最新株価チャート分析です。前回オリックスの株価チャートを分析したのは10/2の終値ベースでしたね(以下記事)。
上記記事の際の株価は1,311円で、下落方向へのトレンド転換可能性高まるというまとめをしましたが、その後株価は反発しています。ダマしシグナル多めだったということなのか、その点も含めて見ていきたいと思います。
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながらオリックスのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):52.67(前回34.55)
- 25日の中期線(緑線):53.68(前回42.75)
前回よりもRSIは上昇していますね。14日線、25日線ともに「だいたい中立」という水準です。RSIは上昇傾向にあり、もう少し株価上昇の可能性あるかもしれませんが、足元は少しRSIチャートが垂れているのが気になります。
一目均衡表
続いてオリックス株を一目均衡表で見てみましょう。
前回はこの一目均衡表でデッドクロスが発生し、且つ、株価が雲の中に落っこちてしまっていましたね。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。前回発生したデッドクロスはその後も状況変わっていませんが、赤線と緑線はそこまで大きく離れていません。デッドクロス後に株価が上昇したのでこれがダマしなのかどうかはもう少し様子を見たほうが良さそうですね。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。前回ピンク線と26日前の株価にぶつかりトレンド転換となるかと思いましたが、再び株価上昇し、ピンク線のほうが上にあります。下値は限られていて、底堅い状況であることが分かりました。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。前回記事で雲の中に株価が落っこちましたが、そこから再び急浮上、雲の上に這い上がりました。ここでも下がった時の買い圧力が強いことが分かります。
こんな感じ。前回のいやーなシグナルを跳ねのけて、強い株価推移となったことが分かります。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらをご覧ください。
赤線がMACDであり、この線が黒のシグナル線です。赤線のMACDが上にあれば上昇トレンドです。9/24頃にMACDがデッドクロスとなり、今現在も続いていますが、ここにきてMACD線、シグナル線がクロスしそうなほど近づいています。
足元の底堅い株価が継続して株価上昇に繋がればMACDのゴールデンクロスも近いかもしれませんね!
まとめ:オリックスの底値は堅かった。MACDゴールデンクロスに期待。
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
正直前回記事のトレンド転換懸念は少なくとも現在までは杞憂に終わったという感じですね。オリックスの株価の強さが光った期間だったと思います。
改めて、オリックスの次回上半期決算発表は11/2(月)に予定されています。オリックスは株主優待もあり、個人投資家に人気の銘柄ですので、オリックス決算発表当日はまたTwitter上のタイムラインがオリックス一色になるのかな?笑 オリックスの決算発表が待ちきれませんね!
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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