こんにちは!総合商社マンです!累進配当銘柄の代表格の三井住友FG。上期配当確定日直前で配当利回り驚異の6.14%!最新株価チャートを見てみましょう!
三井住友FGの上期配当
三井住友FGの上期配当の権利確定日がいよいよ月曜日に近づいてきました。三井住友FGは3月末決算会社なのでこの9月末が上期配当確定日に当たるのですね。
具体的には以下のスケジュールです。
- 権利付最終日(株を保有しておく必要がある日):9月28日(月)
- 権利落ち日(株を売ってもよい日):9月29日(火)
週明け月曜日に買い付けをして保有しておけば上期の配当をゲット出来ることになります。さて、三井住友FGの配当を確認しておきましょう。
※三井住友FG決算説明資料から抜粋
この表の折れ線グラフ部分が2008年以降の配当額推移です。見事に一度も減配することなく、累進配当となっていますね。※配当額を前年同額に維持する年はあるものの、減配をせずに増配を目指すという累進配当スタイルです。
今期の配当額は一番右側の190円ですね。こちらの決算短信のほうが見やすいでしょうか。
※三井住友FG決算短信から抜粋
- 昨年度:年間配当額190円(上期90円、下期100円)
- 今年度:年間配当額190円(上期95円、下期95円)
御覧の通り今期の上期配当は95円となりますね。
ちなみに、三井住友FGはコロナが発生している真っただ中の今年5/19に20年度の決算発表と共に中計経営計画を発表しています。この中期経営計画は21年3月期~23年3月期までの3ヵ年計画であり、その資料の中で資本政策にも力強く触れているんですよ。こちらのスライドの赤枠部分を見てみてください。
※三井住友FG中期経営計画資料から抜粋
- 配当は累進的とする
- 配当性向は中期経営計画期間中に40%を目指す
引き続き株主還元に力強くコミットをしている内容であることが分かりますね。ただし、今期に限っては業績悪化するものの配当額維持としたので配当性向は65.1%に達している点は注意必要です。ちなみに昨年度の配当性向は37%という水準でした。
三井住友FGの最新株価指標
三井住友FGの最新チャートを見る前に株価指標を確認しておきましょう。
こちらが9/25終値時点の日足チャートです。
株価(9/25終値):3,095円
年初来高値:4,056円(2020/1/9)
年初来安値:2,507.5円(2020/3/23)
PER:10.60倍
PBR:0.39倍
配当利回り:6.14%
信用倍率:2.44倍(9/25時点)
PER、PBR、配当利回りを見てみてると、如何に株式市場で評価されていないかが分かりますね。笑 ま、それもそのはずコロナ禍の中で資金繰りに困っている企業にガンガン貸し出しを行った結果、近い将来貸し倒れが多く発生するのでは?という懸念だったり、そもそもマイナス金利の状況下で将来の成長が見えないと捉えられているのですね。
そんな経営環境の中でも先ほど紹介した株主還元に引き続きコミットした中期経営計画を発表していることは評価に値する一方で、そのまま鵜呑みにするのも危険なので、四半期ごとに発表される業績動向を冷静に見ていく必要があるでしょうね。
尚、三井住友FGの最新決算は以下に纏めてあるので興味あれば御覧ください!
はい、ということで三井住友FGの株価動向を最新株価チャートを見て分析してみましょう!
三井住友FGの最新株価チャート分析
三井住友FGの最新株価チャート分析です。前回三井住友FGの株価チャートを見たのは9/10でしたね(以下記事)。
前回の記事ではMACDがデッドクロスしていましたが、そのあたりも含めて現在の動向を見ていきたいと思います。
今回も見る指標は前回同様以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。ですので長期投資ではなく、スイングトレードの観点です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら三井住友FGのRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):51.38(前回:36.12)
- 25日の中期線(緑線):52.10(前回:45.47)
今回は短期線の14日線、25日の中期線共に「だいたい中立」という水準ですね。特に過熱感もなく売り買い交錯というような感じでしょうか。
一目均衡表
続いて三井住友FG株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線(緑)が基準線(赤)を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。だいぶごちゃっとしていますが、8/14にゴールデンクロスして以降上昇トレンド継続していましたが、ここにきて僅かではありますがデッドクロスとなりました。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。薄いピンク線と26日前の株価がほぼ同じレベルとなってきています。ここでは中立という状況ですね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることで上昇下落トレンドだったり、株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になります。雲が非常に薄い状況ですね。雲の幅は2,992円~3,129円で、現在の株価はこの雲の中にあります。方向性が出るのを待っているという感じですね。
こんな感じ。
月曜日に権利確定日が到来し、火曜日は権利落ちとなります。仮に現在の株価からの配当落ちで計算すると、95円程度の下落となりますが、ギリギリ雲の中に踏み止まる水準ですね。明日明後日の株価の動きに注目です。
MACD
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしが少ないことでも有名です。こちらをご覧ください。
下のチャートがMACDチャートで、赤線が黒線の上にいれば上昇トレンド、その逆であれば下落トレンドを示唆します。
MACDは前回に引き続き二つの線が絡まり合っていて、正直今は参考にならないですね。笑
ここでもトレンドがなく横ばい推移です。結局前回のデッドクロスはダマしでしたし、こういう株価があまり動かない時はMACDはあまり参考にしないようが良さそうです。
まとめ:株価膠着!トレンドおらず材料待ちか。
今回も3つの指標を見ましたが、まとめると以下ですね。
- RSIはおおむね「中立」の水準であまり方向感無し
- 一目均衡表も中立シグナル多い。配当落ちでも雲の中維持か。
- MACDは絡まりあっていて参考にならず。
こんな感じ。
退屈な株価動向って感じですね。笑 次回決算発表時期の11月頃まで特段イベントもありませんし、コロナの状況だったりという外部要因で上昇下落を繰り返していくイメージかな?
高配当株なので株価維持なら「勝ち」ですので、こういう静かな動きで良いのかもしれません笑 私はポートフォリオに現在組み込んでいませんが、結構好きな銘柄で毎日チェックしてチャンスを伺っています。笑笑
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません。
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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