こんにちは!総合商社マンです!累進配当銘柄の伊藤忠商事!上期の配当確定日は来週月曜日!最新株価チャートを見てみましょう!
伊藤忠商事の上期配当
伊藤忠商事の上期配当の権利確定日が近づいてきました。伊藤忠商事は3月末決算会社なのでこの9月末が上期配当確定日に当たります。
具体的には以下のスケジュールですね。
- 権利付最終日(株を保有しておく必要がある日):9月28日(月)
- 権利落ち日(株を売ってもよい日):9月29日(火)
来週の月曜日までに買い付けをして保有しておけば上期の配当をゲット出来ることになります。
さて、伊藤忠商事の上期配当を確認しておきましょう。
※伊藤忠商事HPから抜粋
一番右側が今期の配当予想です。年間配当予想額は88円、そして上期の配当額はこの半分の44円になります。配当性向は32.8%ですね。
御覧の通り伊藤忠商事は2015年度以降毎期増配をする「累進配当」を継続していることが分かります。配当性向も健全な状況なので、特段問題は無さそうですね!
伊藤忠商事の最新株価指標
伊藤忠商事商事の最新株価指標を確認しておきましょう。
こちらが9/25終値時点の日足チャートです。
株価(9/25終値):2,760.5円
年初来高値:2,861.5円(2020/9/3)←上場来最高値
年初来安値:1,911円(2020/3/17)
PER:10.29倍
PBR:1.33倍
配当利回り:3.19%
信用倍率:1.28倍(9/24時点)
8月31日に発表されたバフェット砲でさくっと年初来高値どころか上場来高値を更新し、その後若干反落したという流れですね。それでもまだPER10.29倍という 割安感を示す数字も転がっています。
配当利回りは3.19%と総合商社の中では割と低めですね。
🔥総合商社配当利回りランキング🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) September 25, 2020
1️⃣住友商事 5.35%
2️⃣三菱商事 5.11%
3️⃣三井物産 4.23%
4️⃣双日 4.08%
5️⃣豊田通商 3.64%
6️⃣伊藤忠 3.19%
7️⃣丸紅 2.40%
※9/25終値ベース
来週月曜は上期配当権利確定です💪
7大商社の内、下から2番目に位置しています。ま、上場来高値を最近唯一更新しているのが伊藤忠商事株なので、この配当利回りの低さは逆に株価においては他商社よりも評価されていることの裏返しと言えますね。
尚、各社の上場来高値は以下記事に纏めてありますので、興味あれば御覧ください。
はい、ということで、今回はその伊藤忠商事の最新株価チャートにフォーカスを当てて、上期配当直前の株式チャートの状況を見てみたいと思います!
伊藤忠商事の最新株価チャート分析
伊藤忠商事の最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
前回伊藤忠商事の株価チャートを見たのはバフェット砲を受けた直後の9/3でした(以下記事)。その時と比べてどうなったのかについてもフォーカスしてみます。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら伊藤忠商事のRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):59.20(前回:88.20)
- 25日の中期線(緑線):62.16(前回:82.87)
前回はバフェット砲の爆上げ直後ということもあり、RSIは「買われ過ぎ」水準に達していましたが、現在は14日線は「だいたい中立」、25日線は「少し買われている」水準となっており、過熱感が後退しましたね。
一目均衡表
続いて伊藤忠商事株を一目均衡表で見てみましょう。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。大きくは前回と変わっていません。5/11に転換線が上に抜けるゴールデンクロスをした後、6月後半に若干弱含んだもののほぼ一貫して上昇トレンドを継続しています。足元は急速に赤線が緑線に近づいてきているので、ここがデッドクロスとならないかどうかは要注意です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ここも前回と変わらず、26日前の株価よりもピンク線が上にあります。上昇トレンドを示唆していますね。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。 灰色に塗られた部分が雲になりますが、上昇トレンド過ぎて雲が遥か下の2,400円台近辺にうすーく広がっています。
雲の少し先の動きに目を向けてみましょう。こちらをご覧ください。
御覧の通り雲の上値も10月後半までは右肩で上昇しており、株価の下値目途が切りあがっていっていることが分かります。上昇トレンド継続を感じさせる一目均衡表ですかね。
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
下のチャート部分がMACDです。赤線がMACD線、黒線がシグナル線で、簡単に言うと赤線が黒線よりも上にあれば上昇トレンド、逆なら下落トレンドです。
これを見ると、 9/10には既に赤線が黒線の下に落ちMACDはデッドクロスをしています。ま、足元高値更新後下落してましたからね。
ここから再度反発してMACDのゴールデンクロスを期待したいところですが、来週月曜日は配当確定日、火曜は権利落ち日で株価下落が想定されるので、MACDのゴールデンクロスは少しお預けになるかなー、という印象です。
まとめ:上昇トレンドシグナルあるもMACDはデッドクロス済
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは過熱感後退し「中立~少し買われている」の水準。
- 一目均衡表は3点において上昇トレンド示唆。ただし転換線・基準線のデッドクロスには注意。
- MACDは下落トレンドを示唆。
こんな感じ。来週火曜の配当権利落ち日に株価は下落すると思われますが、そこで転換線・基準線がデッドクロスとなるのか、耐えて再度の上昇に繋がっていくのか、このあたりに個人的に注目しています。
ま、伊藤忠に限った話ではないですが、バフェット砲を受けた後の総合商社株は反落はしているものの、今のところ底堅く推移していますので、再度の高値更新を目指す方向に行ってくれることを個人的に期待したいと思います!
そしてもう一つ、伊藤忠商事の特有の注目点は現在行われている自社株買いの動向です。というのも、総合商社の中で現在自社株買い枠を設定しているのは伊藤忠商事のみで、バフェット砲により株価が史上最高値近辺で推移していることから、再び発動せずに温存していくのではないかと思われるからです。
毎月最初の営業日に伊藤忠商事は自社株買いの進捗状況をIRで発表しているので、次回10月1日に発表される進捗内容に、これまた個人的に注目しています!
伊藤忠商事の自社株買いに関する詳細は以下記事に纏めてありますので御覧くださいね。
尚、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。このリンクから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれませんよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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