こんにちは!総合商社マンです!バリュー株への資金流入で三菱商事株戻し始めたぞ。果たして日経平均バブル後最高値更新の波に乗れるのか!?最新のチャートを見てみましょう!
三菱商事株にも資金流入
ファイザー・BNTX連合のコロナワクチンニュースで市況が活気づき、日経平均もバブル後最高値を更新しています。そうした中で今まで売られていた総合商社株、そして今回の記事の主役の三菱商事にも資金が流入してきている状況です。
ただ、それでも総合商社株のパフォーマンスは非常に残念な状況が続いている事、ご存じでしょうか。
こちらのチャートをご覧ください。
このチャートはバフェット砲を受ける直前の8/28を起点として5大商社と日経平均の株価パフォーマンスを比べてみたものです。御覧の通り、5大商社の株価は見事に全て日経平均のパフォーマンスをアンダーパフォームしているのが分かりますね。
- 日経平均:11.50%
- 三菱商事:7.60%
- 丸紅 :4.20%
- 伊藤忠 :3.60%
- 住友商事:2.20%
- 三井物産:1.60%
バフェット砲受けて一時もて囃されたにも関わらずです。笑 いやーこれはひどい。誰か以下のツイートをしていた時の私を往復ビンタしてください。
おはようございます。
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) August 31, 2020
大変長らくお待たせいたしました。
控えめに言って
/
ワイの時代到来‼️笑
\
てか、総合商社株ホルダーでコロナ爆上げ相場に乗れていなかった皆さん、遂に我々もマウント取れる時がやって参りました笑笑
俺もアカウント名にバフェット付けようかな😂 pic.twitter.com/ie8aTqGvwr
これはバフェット砲を受けた日の私の初ツイートです。1,000いいねもらってこの株価の有様です。穴があれば入りたい、そんな心境でございます。笑
その中でもバフェット砲前に売り込まれていたという背景もありますが、三菱商事の株価が8/28を起点とするのであれば、一番持ち堪えているという状況ですね。
三菱商事の最新株価指標
三菱商事の最新株価指標を確認しておきましょう。
こちらが11/12終値時点の日足チャートです。
株価(11/12終値):2,590.5円(前日比▲38円/▲1.49%)
年初来高値:2,948円(2020/2/6)
年初来安値:2,094.5円(2020/4/6)
PER:18.54倍
PBR:0.71倍
配当利回り:5.34%
信用倍率:14.56倍(11/11)
相変わらず安値放置が続いていますね。笑 配当利回りは5.34%という高さ、PBRも1倍割れ、PERは今期業績低迷で18.54倍と高め、こんな感じです。ちなみに配当利回りは総合商社の中では2番目の高さです。
🔥総合商社配当利回りランキング🔥
— 総合商社マン (@sogoshoshaman) November 12, 2020
1️⃣住友商事 5.43%
2️⃣三菱商事 5.34%
3️⃣三井物産 4.42%
4️⃣双日 4.17%
5️⃣丸紅 3.61%
6️⃣豊田通商 3.28%
7️⃣伊藤忠 3.25%
※11/12終値で計算
丸紅増配で4位に上昇。
そんな高配当利回りで放置されている三菱商事ですが、三菱商事は累進配当を宣言しています。ただ注意すべきは今期の配当性向で、驚異の99%です。笑 利益全部配当に吐き出しているという意味です。
大丈夫かいな、って思うかもしれませんが、私は特に心配していません。キャッシュフロー的に問題ないのと、今期が業績の底だと思っているからです。詳しくは以下記事に最新の決算纏めていますので、興味あれば御覧ください
はい、ということで、そんな三菱商事の最新株価チャートをチェックしてみたいと思います!
三菱商事の最新株価チャート分析
三菱商事の最新株価チャートを分析して、現在の株価がチャート的に割高なのか、割安なのか、上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかを見てみたいと思います。
前回三菱商事の株価チャートを記事にしたのは10/22の終値時点でした(以下記事)。
この記事の時の株価は2,435円で、下落トレンドシグナル連発で75日移動平均線の2,400円を割るかどうかがポイント!というまとめをしていました。
その記事の時点からどう変化が生じているのかについても見ていきたいと思います。
今回も見る指標は以下の3つで、全て日足ベースで見て行きます。日足ベースですのでスイングトレードを前提としたチャート分析です。
- RSI
- 一目均衡表
- MACD
また今回チャート分析にするにあたり参考にした図書はこちらです。
RSI
RSIは株価が「買われ過ぎ」もしくは「売られ過ぎ」かを見る指標です。
RSIの数値のおおまかな使い方は以下の通り。
RSI<30 :売られ過ぎ
RSI 30~40 :少し売られている
RSI 40~60 :だいたい中立
RSI 60~70 :少し買われている
70<RSI :買われ過ぎ
この数字を参照しながら三菱商事のRSIを見てみましょう。
このチャートの下部分がRSIの推移です。
- 14日の短期線(紫線):63.11(前回 27.16)
- 25日の中期線(緑線):57.17(前回 36.22)
14日線は「少し買われている」水準、25日線では「だいたい中立」という水準ですね。足元の急上昇で一気に上昇曲線を描いたRSIですが、本日は株価下落しRSIも頭を下にもたげています。
このまま下落に向かうのか、再度頭を上に向けるのか、明日以降の株価に注目です。
一目均衡表
続いて三菱商事株を一目均衡表で見てみます。
前回株価は雲の中にありましたが、その後の動きを見てみましょう。こちらです。
一目均衡表の詳細説明は本記事の趣旨とはずれるのでしませんが、簡単に3つのことが分かります。
- 緑色の線が転換線で、濃い赤色の線が基準線です。「転換線が基準線を上に抜けたら買い」、その逆で「転換線が基準線を下に抜けたら売り」です。三菱商事株は10/9にデッドクロスして以降ずっと下落トレンドとなっていましたが、ここにきて緑色の転換線が赤色の基準線に急接近してきています。近々ゴールデンクロスが期待できそう状況です。
- 遅行スパンと26日前の株価の関係で買いか売りかが見れます。薄いピンクの線が遅行スパンです。ここはしばらく26日前の株価よりも遅行線が下にあったので下落トレンドでしたが、ここにきて株価とぶつかりました。上に抜ければトレンド転換シグナルです。
- 現在の株価と雲の関係を見ることでこれまた上昇下落トレンドや、株価の上値目途や下値目途が見れます。ここが今回の注目ポイントです。 御覧の通り、昨日株価が雲の上に抜けたものの、今日は下落し、再度雲の中に突入です。現在三菱商事の株価はこの雲の上値抵抗線2,531円の攻防になっているのが分かりますね。明確に上に突き抜ければ2,531円が下値抵抗線となり、下に下落であれば雲の下値である2,385円あたりが下落目途という感じです。
トレンド転換しそうなシグナルが出てきていますね。今後数日の内に一目均衡表でゴールデンクロスが見られるかもしれません。
MACD(マックディー)
最後にMACDを見ておきます。この指標でも上昇トレンドが下落トレンドかをみることができます。MACDは比較的ダマしの少ない指標としても有名です。最新のMACDチャートはどうなっているでしょうか。こちらをご覧ください。
赤線がMACDで黒い路線がシグナル線と呼ばれるものです。端的にいうと赤線が上にあれば上昇トレンド、黒線が下にあれば下落トレンドといった具合です。
現在の状況はというと、、、、MACDが9/11にデッドクロスしてから約2カ月ぶりにゴールデンクロス達成です!これは更なる株価上昇への期待が高まります。
まとめ:MACDゴールデンクロス達成。更なる上昇に期待
今回3つの指標を見ましたが、纏めると以下です。
- RSIは14線「少し買われている」、25日線は「だいたい中立」。過熱感なし。
- 一目均衡表ではゴールデンクロス近そう。雲の上抜け攻防線中。
- MACDは2カ月ぶりのゴールデンクロス達成!
こんな感じ。足元の株価急上昇による過熱感はあまり見られない中で、MACDがゴールデンクロス達成し、一目均衡表でもトレンド転換が近そうなチャートの形状をしている点に注目です。
今まで辛酸舐め続けてきた総合商社株ですが、さすがに今回の日経平均バブル後最高値更新の波に乗って、さらなる株価上昇を期待したいところですね!
ちなみに三菱商事は9月末に個人投資家向けセミナーを開催し、株主還元にも踏み込んで話をしています。それについては以下記事に纏めてありますので是非御覧ください。
最後に、先ほども紹介しましたが、今回チャート分析をするにあたり参考にした書籍は以下の「株チャートがおもしろいくらいわかる本」というやつです。
初心者にも分かり易く記載された本なのでチャート初心者の私にはすっと入ってくるところがあり、非常に読みやすかったのでお勧めですよ。ここから簡単に目次だけでも読めますので一度見てみても面白いかもしれません!
また、企業の財務分析を勉強したい方は、三菱商事を例に挙げて企業分析方法を学べる現役銀行員のたりたり社長という方が書いた良書がおススメですよ!
ということで今回は以上です!当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。
今回も最後までお読み頂き有難うございました!
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