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【総合商社】2020年度2Q決算概要まとめ!業績底打ち感あり!?

こんにちは!総合商社マンです!総合商社各社の2020年度2Q決算が出揃ったよ!!底打ち感強い結果多し!

 

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総合商社の2020年度2Qの決算まとめ

総合商社の2020年度2Qの決算まとめをしたいと思います。

総合商社各社の2Q決算発表は10/29の豊田通商に始まり、11/6の住友商事の発表で幕を閉じました。怒涛の決算ウイークで、私はちょっと疲れています。笑

さて、1Q時点ではコロナの影響を受けて全ての商社が前年比で減益という荒れ模様の状態が続いていました。果たして今回の2Q決算で回復の兆しが見えたのか、、各社の決算状況をランキング等で見ていきたいと思います。

 

今回の記事で見る項目は主に以下です。 

  • 上半期累計純利益ランキング
  • 四半期別利益推移
  • 年間業績予想&進捗率
  • 配当予想

個別企業の決算詳細はこの記事の最後に掲載していますので、そちらをご覧くださいね。それでは参りましょう!

 

上半期純利益ランキング

20年度上半期の純利益ランキングです。前年同期で比較しています。今年度上半期の純利益額が高い順に並べています。

 

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注目ポイントはこちら。

  •  伊藤忠商事が2位以下を大きく引き離す圧倒的な決算で2,525億円と1位。前年比▲13%の減益に留まる。
  • 2位には三井物産が1,100億円でランクイン。前年比▲53%と利益半減。
  • 3位には丸紅が1,017億円でランクイン。2位の三井物産に肉薄と健闘。7大商社の中で前年比減益幅が最も小さい▲9%。
  • 4位に三菱商事が867億円でランクイン。前年比▲64%というかなり厳しい決算で、2Q時点では三井物産、丸紅の後塵を拝す。
  • 5位には豊田通商417億円、6位には双日91億円がランクイン。
  • 最下位には住友商事が▲602億円と唯一の赤字決算でランクイン。

2Q時点では伊藤忠商事の堅調ぶりが凄まじいこと、そして丸紅が2位の三井物産に肉薄していること、さらに業界王者の三菱商事が4位になっているあたりがポイントですね。

ただし、各社利益が出るタイミングの案件、損が出るタイミングの案件は様々であったりするので、あくまでこれ自体は参考情報レベルで見たほうが良いと思います。

 

四半期別純利益推移

総合商社各社の四半期別純利益推移も見ておきましょう。これを見るとちょっとまた景色が変わります。先ほどのランキング順で並べていますよ。こちらです。

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1Qと2Qの比較です。ポイントを箇条書きします。

  • 1Qで底打ちをして2Qに1Q比で増益をしているのは伊藤忠、三菱商事、豊通、双日、住友商事。
  • 逆に減益となっているのは三井物産、丸紅。

1Qで底打ちをして2Qから回復傾向にあるのかないのかを見る参考情報です。ただ、これもあくまで参考情報として、個別の企業詳細はこの記事最後に掲載しているものを見てくださいね。

というのも、これはあくまで当期純利益で状況を見ていますが、1Qから2Qで回復しているかどうかは、実際は一過性の損益の含まれていない基礎収益で見たほうが良いからです。

例えば丸紅は1Qと2Qで比べると減益となっていますが、今回上方修正を発表していたりしますので。

 

通期業績予想&2Q進捗率

通期業績予想と、それに対する2Qの進捗率を見てみましょう。

まず通期業績予想ランキングからです。今期の業績予想が高い順に並べて、前年実績と比較しています。 

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気になるポイントを箇条書きします。

  • 全体のランキングには今回変更なし。
  • ただし、唯一丸紅が今回上方修正を発表(1,000億円⇒1,500億円)。 
  • 前年比減益率は赤字のある丸紅と住商を除くと、三菱商事の▲63%が最大。
  • 逆に減益幅が一番小さいのは伊藤忠商事の▲20%。

こんな感じです。続いて進捗率を見てみましょう。

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  • 進捗率が最も高いのは今回上方修正した丸紅の68%。
  • それに続いて伊藤忠63%、三井物産61%、豊通52%が続く。
  •  50%を下回るのは三菱商事43%と双日30%。

上方修正したにも関わらず進捗率が63%に達している丸紅、ここにきて気を吐いていますね。笑 三菱商事は50%を下回っていますが、下期に資産売却益を予定していたりと、各社事情は異なるので、これもあくまで参考情報としてくださいね。企業ごとの詳細は個別記事をご覧ください。

 

配当予想&配当性向

総合商社各社の配当予想と配当性向も纏めておきましょう。結論から言うと1Qからの変更点はここでも丸紅だけです。こちらをご覧ください。 

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対前年比での増配、維持、減配で色分けしています。

  • 増配グループは三菱商事、伊藤忠商事。さすが両者共に累進配当銘柄だけあってコロナ禍にあっても増配維持です。ただし、三菱商事の配当性向が98.9%に達している点は要注目。
  • 維持グループには三井物産、住友商事、豊田通商。住商は※印で説明していますが前年より10円減配ですが、これは記念配が含まれていたので実質配当維持です。物産は配当性向74.9%と高いものの、物産は配当性向はあまり気にしておらず、キャッシュフローベースの考え方なのと、今期からの中期経営計画の間は配当80円下限保証しているので安心感ありです。
  • 減配グループは丸紅、双日。丸紅が今回通期業績予想の上方修正と共に、15円から22円に増配を発表。ただ、前年比では減配継続。

 丸紅は増配を発表したけど、前年比では減配しているところは認識しておく必要ありますね。

 

 最後に:底打ち感見えてきた決算模様

今回の総合商社各社の2Q決算を見てきましたが、各社それぞれ色はあるものの、最悪期は脱して回復基調が見えてきたかなという印象を受けました。

今回利益予想と配当を上方修正をしたのは丸紅だけでしたが、三井物産も営業CFの上方修正をしていたり、基礎収益は1Qと比べて2Qは増益をしているところがほとんどでした。

正直株価は情けないほどに各社冴えない状況が続いていますが、今期は辛抱の時、その先に明るい未来が待っていると信じて、私が株式を握り続けます!

ぜひとも各社切磋琢磨しながら、今後の業績回復を期待しています!!

 

 

尚、総合商社各社の個別決算記事は以下から御覧ください!

 

三菱商事  

www.sogoshoshaman.com

  

伊藤忠商事  

www.sogoshoshaman.com

  

三井物産  

www.sogoshoshaman.com

  

住友商事  

www.sogoshoshaman.com

  

丸紅  

www.sogoshoshaman.com

 

豊田通商  

www.sogoshoshaman.com

 

双日  

www.sogoshoshaman.com

 

ということで総合商社決算ウイーク終了です!

尚、決算書の読み方を勉強したいと思われている方にはこちらの本がおススメです。

 

 

堅苦しくなく、決算書の読み方全然分かりません!という方から、かじったことはあるけど改めて理解したいという初心者~中級者の方向けの本です。私自身も今更ながら改めて読むと頭の整理に繋がって非常に良書でした!

中級者以上だとこちらの本が個人的におすすめかな。 

 

 

先に紹介した本よりはもう少し踏み込んでいて、尚且つ読みやすい良書です!

また、今回の記事で取り上げている総合商社の雄、三菱商事を例に挙げて企業分析方法を学べる現役銀行員のたりたり社長という方が書いた良書もありおススメですよ!

 

 

当ブログでは個別の銘柄について言及することがありますが、投資を推奨しているものではありません。投資は自己判断でお願いします。

今回も最後までお読み頂き有難うございました!

 

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